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「今日も何もできなかった」と思った夜に。

朝からずっと、子どもの泣き声が聞こえていた。

起こして、
着替えさせて、
ご飯を食べさせて。

「早くして」
「危ないよ」
「ちょっと待って」

気づけば、今日も何回言ったか分からない。

お昼寝している間に家事をしようと思っていたのに、
一緒に寝落ちした。

目が覚めたら夕方。

散らかった部屋を見て、
ため息が出た。

ご飯もちゃんと作れなかった。

子どもに優しくできなかった。

自分のことなんて何もできなかった。

「今日、私なにしてたんだろう」

そんなことを思いながら、
夜になって子どもの寝顔を見た。

すると、小さな手が
私の服をぎゅっと掴んでいた。

寝ているのに、
離さない。

その瞬間、思った。

この子にとっては、
今日もちゃんと一日だったんだ。

美味しいご飯を作れたかなんて、
部屋が綺麗だったかなんて、
そんなことは関係ない。

泣いたときに抱っこしてくれたこと。

怖いときにそばにいてくれたこと。

眠るまで一緒にいてくれたこと。

きっと子どもが覚えているのは、
そんな小さなことなのかもしれない。

私たちは毎日、
「もっとできたはず」
って自分を責める。

でも本当は、

できなかったことより、
今日もしてあげたことの方が
ずっとたくさんある。

今日もご飯を食べさせた。

今日も着替えさせた。

今日も泣いたら抱きしめた。

今日も一緒に笑った。

そして何より、

今日もこの子を守った。

それだけで十分。

100点じゃなくていい。

60点の日があっても、
30点の日があってもいい。

育児に毎日100点を出せる人なんていない。

だから今日、

「何もできなかった」

と思っているあなたへ。

本当は何もできなかったんじゃない。

あなたは今日も、
ひとりの小さな命を守っていた。


それって、
ものすごいことだよ。

明日は明日の自分に任せよう。

今日はもう、
「私、よく頑張った」
って言ってあげよう。

子どもが眠ったら、
あなたも少し休んでいい。

今日も一日、お疲れさま。

明日も完璧じゃなくていい。

一緒に、ぼちぼちいこう。

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