櫻の園
台本紹介
「櫻の園」1990年
監督 中原俊


スタッフ

キャスト

キャスト


志水由布子(3年) ドゥニャーシャ
小間使い 中島ひろ子
杉山紀子(3年)ヤーシャ
若い従僕 つみきみほ
倉田知世子(3年)ラネフスカヤ
女地主 白鳥靖代
久保田麻紀(3年)ロパーヒン
商人 梶原阿貴
大町真由美(3年)トロフィーモフ
大学生 三野輪有紀
平井和代(3年)ガーエフ
女地主の兄
地主 白石美樹
戸田麗子(3年)シャルロッタ・イヴァーノヴァ家庭教師 後藤宙美
河合 喜美子(3年)シメオーノフ・ピシーチク
地主 いせり 樹恵
井上志摩子(3年)ヴァーリヤ
養女 金剛寺美樹
中野敦子(3年) アーニャ
女地主の娘 菅原香世
シーン1 黒地にー
スタッフ・キャストクレジット。
メインタイトルが静かに――
『桜の園』
シーン2 私立桜華学園・演劇部部室
部室と言っても、普通教室を二つブチ抜いたくらいの広さがあ る。普段この部屋の半分は『桜の園』用の装置や、幕、照明機 材などの物置になっているが、創立記念日の前後は講堂にそれ が全部移動するために、いつもの倍の広さのガランとした空間 になる。この教室は一階にあり片側が中庭に面し、片側は廊下 になっていて、少なくとも出口は三つある。廊下側に二つ、中 庭へのドアが一つ。劇の練習もここで行なうためか、全体的に 黒っぽい部屋である。それから正面には黒板があり、廊下側の 壁の一部は等身大以上の鏡張りになっている。この鏡にはカーテンが下がっていてふつうは手のダークグレーと、薄いレースの二重になっている。 黒く塗られている)。普段はそれが閉まっているが(映画の)演出上必要であれば適当に開け閉めする。それから部の予定が書き込まれたホワイトボード。部屋の隅にスチール棚
あとは小道具の旅行用の包み、鞄、そして、衣装。シーツのような布が掛けられたまま、ここに残されている。舞台で使うソファや古いベンチなどは後で運び込まなければならない。古いワンドアの冷蔵庫。窓のカーテンは厚く込まれたホワイトボード。部屋の隅に小さなスチル戸棚(これも 上必要であれば適当に開け閉めする。それから部の予定が書き こまれている
ズラットブラ下がったハンガーがある。
F・Iするとこの空間。
一緒にボソボソと喋り声も聞こえてくる。
男と女の声。女は城丸香織(二年)男は香織のボーイフレンド、
近所の大学一年生、島田祐介。
香織「え・・・・・何、知らないよ・・・・・そんな・・・・・・」
祐介「あれ・・・・・会ったことないっけ?」
香織「ないよ・・・・・・」
と言った感じで台本は書かれている。舞台装置が事細かく書かれているこのような書き方は映画が舞台劇ということになるのだろう。櫻の園といえばチエホフだ。ラネーフスカヤは女地主、愛称リューバ とアーニャその娘ワーリャその養女を女子高生が演じるという映画である。櫻の園である。
ストーリー
女子高演劇部の人間模様を描いた吉田秋生の原作マンガを基に、「ボクの女に手を出すな」の中原俊が、チェーホフの"桜の園"の開演直前の2時間に凝縮して思春期の少女たちの揺れる心の内面を瑞々しく映像化した珠玉の一篇。桜の咲く季節。私立櫻華学園高校演劇部。創立記念日恒例のチェーホフの"桜の園"上演のある朝、しっかり者の部長・由布子はいきなりパーマをかけてきた。さらに、前日、部員の紀子がタバコを吸って補導されたというニュースに動揺する部員たち......。興行収入的にいうと「コケた」ことになるのだろうが。そんな事は作品になんお関係もないのである。おにやんこや。AKB48に影響を受けたと思うのは私だけだろうか。計算されつくした緻密なカメラワーク、リアルな会話と役者の初々しい演技、そして目が眩むような満開の桜の映像美が、この映画の世界観を形作っています。大きな出来事はなにも起きないのに、不思議と引き込まれてしまう作品なんです。是非リメークを期待してます。
