伊丹十三[マルタイのビー(女)]台本紹介

マルタイのBとはビワコのビーだ
◯タイとは
マルタイの女』(マルタイのおんな)は、1997年9月27日公開の日本映画。 伊丹十三監督の遺作となった。 「マルタイ」とは警察用語で捜査対象者や警護対象者を指し、本作では警護対象者を指す
監督としての第10作目だったが、映画が公開された後の97年12月20日に突然の飛び降り自殺をしてこの世を去ったため、同時に遺作ともなった。実は映画「タンポポ」の時、大友柳太朗は1985年(昭和60年)9月27日、東京都港区の自宅マンション屋上から飛び降り自殺[1]。73歳没。この日の午前8時30分、大犮は管理人に鍵を貰って地下の個別の倉庫へ入ったが、様子がおかしいと妻が管理人を呼び2人がかりで大犮を部屋へ連れ戻した。しかし、妻と管理人が大犮を病院へ連れて行くかどうか相談している隙をついて部屋を抜けだし、屋上から飛び降りた。
タンポポが撮影中だつたので死の前日には大犮さんは自ら伊丹監督に電話をかけ、自分の出番がすべて撮影済みであることを確認している。
台本

ジャーナリストでもあり、役者でもあり、映画監督として時代に切り込んだ男が「十三」さん。伊丹さんである。宮本信子さんの夫である。今回の台本紹介はマルタイの女。通常ありえない。真っ赤な裏地に監督の名前です。こんな台本見たことない。
伊丹組スタッフ

配役表
繊細な配役伊丹監督の真骨頂である。それも登場順である


とにかく細かい。画面に出てくる全ての人に役名を「チョコレートの男」など
ストーリー
殺人事件を目撃した女優が、カルト教団(オームのよな真理の羊)から命を狙われながらも、身辺警護(マルタイ)の刑事に守られ、裁判で証言するまでを描いた伊丹十三監督の社会派コメディです。女優ビワコ(宮本信子)が、教団の妨害や脅迫に苦しみながらも、護衛する刑事(西村雅彦、村田雄浩)との交流を通じて成長し、法廷に立つ姿を描いている。
伊丹さんは、無意識に敵を多くつくつてしまつたのかもしれない。
宗教団体のマイナス的な面を突いている。2年前に地下鉄サリン事件が、発生してる。
台本の最初に出てこなくてはいけない、お断り。「この映画はフィクションです。実在のいかなるじんぶつ、団体とも関係ありません」があがつてくるのである。
これも伊丹監督の真骨頂(アイロニー)なのかもしれない。
食事のシーンは見事です。ヨダレでちゃいます。映画ない映画も見事な演出です。宮本信子の魅力が満載です。
田んぼの逮捕劇は喜劇なのかシリアスなのか。でも役者は大変だ。
オームを意識した映画であることは間違いない。コレをオームが見たら激怒するだろ。
クレオパトラは、コレが見せたかったのだろうかと思うぐらい。白熱して芝居になっている。つまり宮本信子がする芝居を見たかったのかもしれないし、やりたいことをやつている様です。そこに刺客現れる。刺客ではなくファンの乱入にすぎなかったのだ。
相手弁護士の恐喝と誘惑と買収に屈しないビワコ。
真行寺との不倫が発覚するビワコ。閑散とした舞台。
伊丹監督の映画はNetflixの様な30話とかの長いシリーズに向いている様な気がする。ビワコは証言をやめると言い出す。失踪するビワコ。立花撃たれる。

#シーン132
車の中。
車をとばす立花。ビワコ、なんだか嬉しい。
立花「何を笑ってるんです」
ビワコ「嬉しいの・・・嬉しいのよ」
恐い顔で車をとばす立花。
ビワコ「ありがと・・・守ってくれて」
立花「仕事です・・・二度とこういう真似はしないと約束
してください」
ビワコ「約束するわ・・・ねえ、どうして助けてくれたの」
立花「自分は、やるべき事やっただけです」
ビワコ「だって、死ぬとこだったわよ、あなた」
立花「自分は世の中のおかげでやりたいことが出来てる。
だからやるべき事はやるんです。当たり前でしょう」
ビワコ「立花さんって、怒るとかっこいいわね」
立花「また。やめてくださいよ」
ビワコ、わけの分からぬ嬉しさがこみあげてくる。クレオ
バトラの扮装のままシートの上に立ち上がると、天井の窓
から上半身を乗り出す。
衣装が風にはためく。
ビワコ「(風に向かって叫ぶ) 私は生きてる!」
運転している立花。
ビワコの夢
グルと赤い糸のイニシエーションの実行犯の中村
マイクロバスにのつて証言に向かうビワコ
中村達はバイクで襲撃するがは失敗する。
炎に包まれる立花を救うビワコ
証言に向かうビワコ
「やらなきゃいけないことをやるだけです。コレがわたしの運命なら」
階段を上がるビワコ
エンドタイトル
どうしても解せない。こんな映画を作る人が自宅の屋上から飛び降りるなんて、、、、。日本映画は大事な人を失ったのだ。
