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kotoki_
当たり前の食卓
子供の頃、夜になると親父とお袋と兄と四人で食卓を囲むことが、当たり前のように繰り返されていた。
いつも四人。
いつの間にか兄が結婚して、四人が三人になった。
いつの間にか・・・
今度は三人で嘱託を囲むことが、当たり前になった。
しかし、ぼくが就職して家を出て行いった。
親父とお袋が、どんな顔をして夕食を食べていたのだろうか。
あの頃は想像なんてできなかった。
しばらくしてぼくにも新しい家族ができた。
子供の頃と同じように、メンバーは違えど、また四人になった。
小さかった子供たちが、家の中を走り回っている光景を見ることが、当たり前になった。
いつも四人で食卓を囲んでいた。
いつの間にか、二人とも就職してしまって、今は妻と二人になった。
いつの間にか・・・
今は、二人で食卓を囲むことが当たり前になった。
いつかはどちらかが、一人で食事をすることが当たり前になる日が来るのだろう。
世の中に当たり前のことなんてないんだろうな。
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