見出し画像

「非営利活動」です。と言われるたびに思う。─説明してくれれば無償でも協力するのに。

動画素材を使いたいです。「営利目的ではありません」で終わるメール

先日、とある民間団体からメールが届いた。
行政の防災案内で利用するので「営利目的ではありません」と。

……正直、その一文を見た瞬間、違和感があった。

普通なら「動画制作で素材を使いたい」と書けば済む話。
でもそこに“非営利”という言葉をわざわざ添えてくる。

それってつまり、
「お金の話は出さないでね」「無償で協力してね」
という空気を最初から仕込んでるように見えてしまう。

そもそも、それなら行政直接や外郭団体から相談がくるならまだ分かる。
あなた、一般の営利民間企業じゃないですか!!!!!


■ “営利目的ではありません”という言葉の使い方がずるい

実際に話を聞くと、目的は確かに非営利でしょうよ。
でも、あなた「それ行政からの委託動画制作」でしょうよ。
それ、ボランティアで制作しているのか?
行政の委託事業でちゃんと予算ついてるでしょうよ!
自身のHPに委託事業バリバリ受けてるって書いてるでしょう!

つまり、本質は普通の制作会社が請け負っている“有償の仕事”
それなのに「非営利」という言葉だけを先に出して、
善意を装いながら、他人の労力をタダで使おうとする。

……そういう意図が見え隠れ構造が、どうしても許せない。
(意図の有無に関係なく)
ストレートに問い合わせしてきた方もいたけどその方が気持ち良い。


■ 「無償で協力しない人=冷たい人」に見せる仕組み

“非営利”とか“教育目的”とか“地域貢献”って、
言葉としては美しい。

でも、その言葉を利用して、
相手が断りにくい空気をつくるのは卑怯だ。

しかも言葉がやわらかいから、
余計にモヤモヤする。
丁寧さで誤魔化して、相手の良心に乗っかるような感じ。


■ ちゃんと説明してくれれば、協力するのに

別に、私は全部にお金を取るつもりなんてない。

地域のためとか、子どもの教育のためとか、
ちゃんと筋の通った話なら、
無償で映像を提供することもあるし、
気持ち程度の謝礼で喜んで協力することもある。

でも、“説明もなく”「非営利だから無償で」って言われると、
もうその時点で誠意が感じられない。


■ 「非営利」を言い訳にしないでほしい

非営利という言葉を出す前に、
まずは“あなたが何者で、どう使いたいのか”を説明してほしい。

それだけでこちらの対応は変わる。

言葉のきれいさでごまかすより、
不器用でもいいから、誠実に話してほしい。


■ 善意は、お願いする側も示すもの

「非営利だから」じゃなく、
「非営利だけど、少しでもお礼をお渡しします」
そんな一言があるだけで、
こちらの受け取り方はまったく違う。

善意を求めるなら、まず自分から誠実さを見せてほしい。


■ さいごに

私は“非営利”という言葉そのものに怒っているんじゃない。
それを都合よく使う姿勢に怒っている。

人の善意を前提にした言葉の使い方は、
もうやめにしよう。


#非営利の誤用 #誠実な依頼 #クリエイターの尊厳 #善意の搾取 #制作には対価を

いいなと思ったら応援しよう!