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『Tシャツが乾くまで』が話題だが、俺のTシャツだけはいつも乾かない

俺のTシャツはびしょびしょだ


最近の記事の伸びが悪ぃ。

おかしいな。
俺の文章力が急に落ちたわけでもないだろうし、noteのアルゴリズムが俺を嫌ってるとしか思えない。

ということで、また世間の話題に乗っかってPVを強奪しようと考えた。

とはいえ、俺は深刻な世間ズレを起こしている。
世間擦れではない。
世間ズレだ。
同じ音なのに真逆の意味を有している。
片方は社会に染まりすぎた人間、もう片方は社会からドロップアウトした人間。
俺は完全に後者側の人間で、しかも自覚があるからこそタチが悪い。


若者のテレビ離れうんぬんかんぬん言われ出して一体どれくらい経ったろうか。
俺も30歳といういいおっさんで、もう若者ではない。
そんな俺が若者であった10代の頃から、テレビ離れなんて言葉は大流行していた。
この言葉の裏には、他の媒体の普及がある。
テレビは見なくなっても、みんなネットニュースや動画配信サイトは見ている。
だが、俺はそれすら見ていない。
もう「離れ」を超えて「絶縁」の域だ。

じゃあどこで情報入手してんの?????

わからん。
自分でもわからん。
もしかして俺は情報を空気中から浮遊摂取してるタイプの生命体なのかもしれない。
それでも最低限の情報は持っているので、情報の溢れる社会というのは凄まじいものだと思う。
何もしてないのに知ってる、って一番怖い状態だぞこれ。

ちなみに、テレビは大学生の頃はまだサブスクも充実していなかったので、金ローや深夜の謎映画を録画して見ていた。

録画て。

もうα世代には録画も通じないんじゃないか?
なんせTVerもないから。

Perfumeが初主演!とか謳っていた「パンセ」というドラマがあったのだが、これを見逃すともう見る手段がない。
ということで実家から約75kmの距離を背負って持ってきて録画なんかをしていた。
今思えば重すぎる録画機器を担いで75km移動する大学生、完全にホラー映画の導入だ。
今じゃ録画機器なんて持ってないし、テレビで見るのはマジで乃木坂工事中だけだ。
大人としてどうなの?


ということで、何も見てないゆえに世間で何が話題なのか全くわからない。
非国民且つ陰キャの極みなのでワールドカップなんて見る気もしない。

今回出てる選手で知ってるメンツもメッシとクリロナしかいない。

やっぱこいつらおかしいわ。
何年活躍してるんだよ、俺のこの世間ズレより歴が長いんじゃないか。

なので、前回のリズム天国にあやかり、今回もnoteの急上昇キーワード(笑)から話題を強奪することに決めた。

1位、ワールドカップ決勝

はいはい、興味無い興味無い。

2位、Kimi K3

あー、はいはい。
中国製AIね。
すごいらしいね。
AI使いの一員として興味はあるよ。
でも俺は2026以降のAIには愛想を尽かしてるんだよ。
俺との相性が悪すぎる。
あいつらはChatGPTの4oをピークにして、LLMとしてのアイデンティティを放棄し、人の話を聞かなくなった。
試す気もねぇし話せねぇ。
もう新しいAIが出るたびに「はいはいどうせ俺とは合わない」って先に諦めてる、恋愛経験ゼロの中学生みたいなメンタルになってる自覚はある。

3位、Sentimental Period

なんだこれは。
見てもわかんねぇよ。
UNISON SQUARE GARDENのなんからしいことはわかった。
というかUNISON SQUARE GARDENがまだ活動してたことの方が驚きだわ。
俺が高校生の頃、仲良かった奴2人が好きだった覚えがある。
SCHOOL OF LOCK!とかにも出てたか?
30歳のおっさんの青春の記号が今出てきてもな。
タイムカプセル掘り起こされた気分だよ、しかも中身が湿気ってる。

4位、Tシャツが乾くまで

なんだこれ。
UNISON SQUARE GARDENよりもなんだこれだよ。
記事一覧開いてもよくわかんねぇよ。
ドラマか?
ドラマっぽいけどわかんねぇわ。
でもこれなら多分語れるわ。
これにするか。



俺のTシャツはびしょびしょだ。

もう「濡れている」なんて生易しい表現じゃない、水没している。
プールから今上がってきたと言われても誰も疑わないレベルだ。

デブは汗をかきやすい、というのは共通認識だと思う。

俺はデブだ。

ただ、デブだから、と断じるには言葉が足りない。
世の中のデブへの偏見に俺という規格外のサンプルを持ち込むのは正直申し訳ないと思っている。
あいつらの何倍も汗をかいている自覚があるからだ。

俺の汗のかきっぷりは異常で、冬でもちょっと歩くと汗だくになる。
凍えるほど寒い日に、なぜか俺だけTシャツ一枚で顔を真っ赤にしてびしょびしょになっている光景、周りから見たら完全に頭のおかしい奴だ。

今よりかなり痩せていて、運動部に所属していた若い頃も汗の量は異常だった。
つまり体型のせいではなく、俺という個体そのものが欠陥品なのだ。
Tシャツを絞ったらマジで雑巾レベルで汗がだばーっとなるくらいだ。
本当に誇張はない。
バケツを用意しろと言いたいくらいだ。

なんなら医者に「代謝が異常」と言われた経験がある。
医者に「異常」と言われる人生、どういう気分だと思う?
それに加え、持病の薬の影響で、水分を体外に出しやすくなっている。
もう体が二重で俺を裏切っている状態だ。

フィットボクシングなんてやった日には床が本物のトレーニング後のボクサーみたいになってるし、そもそも飛び散った汗で画面がびしょ濡れになっている。
Switchが壊れないか本気で心配になるレベルだ。

こうなってくるともはや人間というより歩く湧水と言った方が正確かもしれない。
誰か俺の体からペットボトルの水を売るビジネスを立ち上げてくれ、SDGs的にも需要があるはずだ。

「Tシャツが乾くまで」なんていうが、俺のTシャツには乾く暇が存在していない。
この地球上において、乾く暇が存在していないのは俺のTシャツかモテ男のおちんちんだけだ。
そんな稀有さでやっている。

ちなみに後者側の経験は一切ない、これは完全に人から聞いた話だ、念のため強調しておく。

そもそも、Tシャツというものは「涼しいでござい」みたいな面をして、夏といえば俺だぜとでも言いたげにしている割に、濡れに弱い。

もちろん、汗前提のスポーツウェアTシャツも存在している。
存在しているが、我々が普通に目にするのはユニクロやライブの物販で売っているあの素材のあのTシャツだ。

なんなんだあれは。
暑さに弱いやつの服がなぜ汗の対策を怠っている。刃物は危険だから銃を持ちますと言ってるようなもんだぞ。
もう本末転倒選手権の優勝候補だ。

ある時、俺は本当にこの不快さに耐えられなくなり、ユニクロのエアリズム素材のシャツやEXドライの服に切り替えた。
普通のTシャツより大分マシだ。

しかし、それはあくまで“マシ”に過ぎない。
もはや汗腺という根源を絶たなければ何も解決しない域に達している。
これらの素材も、ある一定のキャパシティを超過すると、涼しさや乾燥のしやすさなど皆無になる。
Tシャツ以外も乾くまでの間が存在しなくなるのだ。

これが通年である。
ユニクロも俺一人のために特殊素材を開発してくれないだろうか。
「湧水対応・特濃デブ仕様」とかで。

さて、これほどまでに汗をかく人物というのはなかなか存在しないと思う。
なので、この状態が続くとどうなるのか想像もつかないだろう。
あるいは、理科的知識がある人なら簡単に想像がつくかもしれない。

結論から言うと、激寒になる。
あんなに体が火照って火照って仕方なく汗をかいていた体が、大量の汗の気化熱により、極寒にぶち込まれる。

だが、ここまでは想像の範疇だ。
ここから先は生物的に、物理的に、科学的になぜそうなるのか俺の浅はかな知識の前では理解できていない。

寒いにも関わらず、汗が止まらなくなる。
もしかしたら湿気が高い日、汗が蒸発しにくい関係上肌がびしょびしょになり続けるというものに似てるのかもしれない。
もしくは本当の意味での「冷や汗」なのか。

とにかく寒ぃと思っているのに汗は止まらない、汗は出続けるので熱は奪われ続ける、寒いので汗が出る、この死のサイクルが完成する。

noteのアホどもがTシャツが乾くまでについて論じている間に、Tシャツが乾かない俺の命の灯火が消えかかっている。

それこそ、頭のいい人はとにかくこの格好を直射日光や風に晒して乾かすのが1番の解決策だと思うだろう。
しかし、俺が実践で得た知見は違う。
この状態に陥ってしまった際の解決法は1つ。
周りの気温は無視してアウターを羽織ることだ。
これで自身の体温を取り戻し、体温調節機能を正常に近づける。
汗がさっきより引く。

なんなんだこの矛盾は。
矛盾脱衣の逆じゃねぇか。
俺みたいな体質の人がもっと多くいれば、八甲田山の犠牲者はもっと少なかったと思う。
もちろんこの発言でもう俺は歴史の重みを軽視する不謹慎野郎として石を投げられる準備をしておく。


世のnoteユーザーどもは、「Tシャツが乾くまで」というお題に対して、エモい青春の1ページや、甘酸っぱい恋の思い出、あるいは丁寧な暮らしに基づいたライフハックでも書いているのだろう。

「洗濯物が乾くまでの、少しだけ特別な時間……」

「彼のTシャツが乾くまで、私たちは言葉を交わさなかった……」

やかましい。

乾かないんだよ、こっちは。

乾くまでの「間」なんて優雅なものは存在せず、あるのは死か真夏のアウター着用の二択だけだ。
これがリアルな「Tシャツが乾かない男」の絶叫だ。

というわけで、この記事を読んだ良識派noterの皆さん。
次に「Tシャツが乾くまで」で記事を書くときは、末尾に「ただし湧水体質のデブを除く」と注記を入れておいてください。
俺という例外を野放しにしたまま美しい話を続けるのは、はっきり言って詐欺だ。




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