【企画参加|短編ホラー小説】夢の対価は、目覚め。―ドリーム・サブスク【REM】―/アカリウム創作大賞
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
錆木蒼です。
本日の投稿は、あかりさんが館長をされている【アカリウム】主催の創作大賞への企画参加作品です。
またまた素敵な企画をありがとうございます!
アカリウムに参加されていなくても応募は出来るので、皆様是非参加してみてください。
そして私は何を書くかと申しますと…タイトル通りです、はい。
こういう時くらい楽しいお話の方がいいのでは?と思いつつ、あかりさんもホラーでもOKって言っていただいてるし…うん、良しとしよう。
以下、本編です。よろしければお楽しみください。
※計7,315文字/途中挿絵2枚有
原田愛美は、なかなか寝付けなかった。
スマホのブルーライトを顔に浴びながら、深い深い溜め息を洩らす。
ほんの小さなミスだった。エクセルの数式が間違っていたせいで、夜遅くまで残業する羽目になってしまった。しかも愛美のミスではなかったのに、上司の一声でその部署全員に責任を押し付けられた。きっと残業代は出ないだろう。楽しみのはずの給与明細が、今ではただ『自分がどれだけ安く買い叩かれたか』を突きつけられるだけの、最も億劫な通知に変わっていた。
「はあ…ちょっと前なら、正人が慰めてくれてたのになあ…」
正人とは、一ヵ月ほど前まで付き合っていた男性…所謂元カレである。一年半ほど付き合っていたのだが、突如として別れを告げられたのだ。愛美は泣いて縋ったものの、正人は聞く耳を持たず、愛美の元を去っていった。三日三晩泣き明かし、真っ赤に腫れた目を見て友人に心配されたほどの失恋であった。
典型的なブラック企業での労働、失恋での傷心…なにもかもが上手くいかない。ダブルの絶望に打ちひしがれていた愛美は、無気力状態でタイムラインを追っていた。
「……なんだろ、これ」
ふと、妙な広告が目に入った。虹色の空にふわふわの雲が浮かび、星が瞬くファンシーな広告。ペガサスのマスコットに吹き出しがつけられ、可愛いらしいフォントでこう書かれていた。
『ドリーム・サブスクリプション【REM】―幸せな夢、いかがですか―』
「サブスク…?しかも夢?」
夢のサブスク、見たことも聞いたこともない言葉だ。普段なら広告は開かない愛美だったが、気になってしまいその広告をクリックする。変な詐欺広告だったらどうしようかと一瞬後悔したが、表示されたページは広告と同じファンシーな世界観で作られていた。
『【REM】では、あなたの睡眠時間を素敵なものにするために、『夢』を提供しています。家族、恋人、ペット、推し…あなたが求める人がいる夢の世界へ、私たちがお連れします。まずは無料でお試ししませんか。』
一般的な感覚の人間であれば、まずこんな文言は信用しないであろう、甘く現実味のない言葉ばかりが並ぶ。だが、愛美は目を離さずにいられなかった。
「……恋人……」
愛美の脳裏に、大好きな正人の姿が浮かぶ。現実の正人が振り向いてくれないのなら、せめて夢の中だけでも会いたい…そんな気持ちが、愛美に芽生えていた。
「……無料なら、いいよね。試すだけだし」
独り言で自分に言い聞かせながら、ダウンロードのボタンをタップした。あっという間にそれは始まり、『完了しました』とメッセージが表示された。早速開いてみると、名前を入力する画面に移行した。『原田愛美』と打ち込んで、OKボタンを押下する。
『原田愛美さん、ようこそ【REM】へ。まずは無料でお楽しみいただけます。どのような夢を見たいですか?』
愛美は少し考えて、『彼氏と過ごす優しい夢』と入力した。恐る恐る送信ボタンをタップすると、数秒ロードした後に『承りました。良い夢を――』とメッセージが返ってきた。
「ホントに夢見れるのかな?…ま、無料だし、期待しない方がいいよね」
そう呟き、大きな欠伸を洩らす。ようやく睡魔がやってきてくれたようだ。愛美はスマホを伏せ、目を閉じる。睡眠に誘われるまではあっという間だった。
『愛美』
自分を呼ぶ声がする。そっと目を開けると、そこには豊かな日差しが注ぐダイニングキッチンの光景が広がっていた。そよ風でカーテンが揺れ、コーヒーの香ばしい匂いが漂っている。
『愛美、おはよう』
もう一度声がして、そっと後ろから抱きしめられた。ふわりと包み込むような、優しくあたたかな腕の感触。ここ一ヵ月、愛美がずっと求めていた、愛しい人の温もりであった。
愛美は胸が締め付けられるような幸せを感じずにはいられなかった。自分を抱きしめているその人の顔を確かめようと、ゆっくりと首をひねる。
そこにいたのは―――
ピピピ、ピピピ。
無機質な電子音が響き渡り、愛美は夢の世界から強制的に引き戻された。まぶたを持ち上げると、見えたのは嫌でも見慣れた自室のアパートの天井だった。
だが、寝起きの状態はいつもとまるで異なっていた。就寝前までのけだるさや疲れは嘘のように消え、すっきりと目が覚めている。身体を起こすのも苦痛ではなく、いつもなら何度もスヌーズしてしまうアラームもしっかりと止めることが出来た。
「なにこれ…すごい。もしかして、夢のおかげ?」
まるで実際に体験したように、夢の記憶は愛美の脳裏にしっかりと焼き付いていた。ありふれてはいたが、とてつもなく幸せな空間だった。あの時自分を抱きしめてくれたのは、確かに愛美の恋人という存在に他ならなかった。
「…でも、あれって本当に正人だったのかな」
愛美は呟いて、首を傾げる。振り向いた先にいたのは男性だったが、その顔ははっきりと見えなかったのだ。輪郭や顔つきがぼやけ、正人だとは断定できない。確かに幸せな夢ではあったが、愛美が本当に求めている夢ではなかった。
ピロン、とスマホがメッセージの受信を知らせた。【REM】からのメッセージである。
『無料プランはいかがでしたか?【REM】では更に幸せな睡眠時間をお届けできるよう、有料プランもご用意しております。』
幸せな夢で乗り切れると思っていたのが、甘かった。
ただの誤字の言い訳すら出来ず、ひたすらに頭を下げることしかできなかった。あれほど軽かった身体は、帰宅することには鉛のように重くなっていた。気分は最悪で、お風呂に入っても洗い流すことは出来ずにいた。
「……あの夢じゃ、きっと足りない」
愛美は届いたメッセージを思い出し、暗い部屋の中でスマホを握りしめる。【REM】を起動し、有料プランのページを開いた。
『【REM】では、さらに解像度の高い睡眠時間をお届けできるよう、有料プランをご用意しております。有料プランなら、実在する特定個人の容姿や記憶を、あなたの夢に完全に同期させることが可能です。さあ、現実の時間をほんの少しだけ『決済』して、あの人の元へ帰りましょう――』
「現実の時間って、どういうことだろう…円じゃなくて秒になってるし」
愛美は疑問に思うものの、それよりも気になったのは『特定個人』という言葉だった。当然ながら、正人の姿を思い浮かべる。天秤にかけたところで、どちらを手に取るかは既に決まっているようなものであった。
(600秒って、10分だよね。それくらい、正人に会えると思えば…)
迷ったのは一瞬だけ、すぐに愛美は日額600秒プランの申請を行った。やはり呆気なく契約は完了し『ありがとうございます。』というメッセージが送られてくる。
「これで、正人に会えるんだ」
愛美はスマホを胸に当ててから、ベッドへと潜り込む。昨日と同じく、横になってからすぐに寝息を立て始めた。
サイドボードに置いていたスマートウォッチが、ピピ、と小さな音を立てる。
『決済完了。覚醒時間マイナス600秒』
一瞬だけ表示されたデジタルカウンターは、奇妙な青白い光を放っていた。
気付くと、愛美は再びリビングに立っていた。昨日と異なるのは、背後ではなく、自分の目の前に誰かが立っているということだった。自分に微笑みかけるその顔を見て、愛美は歓喜の声を上げた。
『正人!』
『愛美、おはよう』
愛美が駆け寄ると、正人はそっと抱きしめてくれた。鼓膜を震わせる声も、自分を見つめる瞳も、間違いなく正人のものであった。泣きたいほどの幸せを感じ、正人の胸に顔を埋める。
『正人…会いたかった』
ぎゅっと服を握りしめる愛美の頭を、正人が優しく撫でてくれる。何気ないことではあったが、愛美にとっては永遠に続いてほしいと思うほどの幸福であった。
それから愛美は、毎日正人と夢で過ごせるようになっていた。
リビングでコーヒーを飲み、公園に出かけ、一緒に映画を観て――まるで現実世界でも同棲しているかのような感覚に、まさに愛美は夢見心地の真っただ中であった。夢が終わってしまうのが恨めしく、余計に就業時間が地獄のように思えてしまう。早く時間が過ぎるよう祈りながら、理不尽な叱責と仕事量に耐えるしかなかった。
自身の変化に気付き始めたのは、それからしばらくのことであった。
このところ、妙に時間が過ぎるのが早く感じる瞬間があった。昼休みに仮眠のつもりで目を閉じると、気付けば夕方になっていた。テレビを眺めながら瞬きをすると、何故か見ていた番組が終了していた。
それだけではない。職場で「原田さん、さっきから1時間くらい、生気のない顔で壁を凝視してたよ」と同僚に気味悪そうに言われた。愛美にはその1時間の記憶が丸ごとない。まるで、起きている時間だけを何かにスプーンで掬い取られたかのように――
(一体何なの…?もしかして、支払いのせい?)
そう訝しむ愛美だったが、契約を終了しようという考えは微塵も浮かばなかった。むしろ最近では、夢で過ごす時間が短いと感じるようになってしまい、上のプランへの移行を検討していたのである。今よりももっと、甘く濃密な時間を長くしたいと、更なる欲を抱いていたのだった。
(私は正人に会えたらいいんだ。この幸せを手放すくらいなら、現実の時間なんていらない)
愛美は自身に言い聞かせながら、正人のSNSを開いた。しばらくは彼の画像を見るのも辛かったのだが、夢の中で正人と会っているうちに、現実の彼の様子も追いかけるようになっていた。いつも当たり障りのない投稿しかしていなかった正人だったが、一番最近のものは少し様子が違っていた。
『なんか最近、目覚め悪すぎ。異常に眠くて起きらんない…悪夢でも見てる気分。』
「疲れてるのかな…大丈夫だよ正人。夢の中で会えたら、私がたくさん、たくさん癒してあげるからね」
画像の正人を指先でそっと撫でながら、愛美は呟く。夢の中で自分が正人を癒せたら、きっと満足してくれるだろう。やはり、今の時間では短すぎると愛美は確信した。
【REM】の日額プランは、600秒単位でアップしていき、最大が3,600秒―つまり1時間である。愛美が現在契約しているのは最安値の600秒、一つ上のプランは1,200秒となっていた
「正人…もっと一緒にいようね」
アップグレードのボタンをタップし、愛美は微笑む。スマートウォッチのデジタルカウンターが『決済完了。覚醒時間マイナス1,200秒』を告げた。
1,200秒の対価は、素晴らしく甘美でありながら、確実に愛美の生活を蝕んでいた。
正人と濃密な時間を長く過ごすたび、現実世界での時間が目に見えて削られていく。退屈な会議も、同僚たちとの楽しいランチタイムも、愛美には一切記憶が残らない。気付けば一日の半分近くがスキップされ、夢を見る時間になっているのである。
しかし、愛美は悲嘆に暮れるどころか、ますます夢に溺れるようになった。忍耐と辛抱しかない現実とは異なり、夢ではただ幸せな時を享受しているだけで、誰にも咎められることはない。いつしか現実ではまともな会話をすることもほとんどなくなり、正人と言葉を交わすことに時間を費やしていった。
「原田さん、やる気あるの?ただ座っているだけなんて迷惑なんだけど」
上司が嫌みたっぷりに叱責しても、愛美には響かない。頭の中は正人との夢に支配されているため、虫の羽音か、あるいは【REM】の通知音のようなノイズが混じっているくらいにしか認識していないのだ。
時折「邪魔をしないで」と言わんばかりに、上司を睨みつけることもあった。
そんな生活が続くわけもなく、ついに愛美はクビを宣告された。上司がグチグチと文句を垂れているのを、愛美は虚ろな瞳で見つめていた。さすがに悲しんでいる…のではない。これでずっと正人と過ごせるという、完全に歪んだ思考が愛美を現実世界から遠ざけていたのだった。
そしてやがて、夢の中の正人にも変化が現れ始めた。
いつも笑顔だった彼の表情が、ザザ、と歪む瞬間があった。それは耐え難いほどの苦痛に見舞われており、顔色も悪くなっている。しかも時折、愛美を睨みつけるようなノイズが混じることもあった。
僅かな覚醒の時間で、愛美は正人のSNSをチェックする。やはり現実での疲労が凄まじいらしく、助けを求めるような文言も見られるようになっていた。更新頻度も落ちており、確実に疲弊しているのが見て取れた。
「正人かわいそう…現実でも疲れてるから、夢でもあんなに辛そうなんだ。私が夢の中で引き留めてあげないと、正人が壊れちゃう」
愛美は精いっぱいの愛情を注ごうと、迷いなくグレードアップの契約更新を行った。
それは最高ランクの3,600秒、最も甘美で最も長い夢を見られる、まさに幸福の絶頂を約束されたプランであった。
それには飽き足らず、愛美は夢から目覚めるたびに個別課金を行うようになった。まぶたを開けてはスマホを手に取り、3,600秒を決済する。しまいにはスマホを握りしめたまま眠り、起きて即決済の繰り返しとなっていた。
手首につけられずに放置されているスマートウォッチには、最早決済完了のカウンター通知は表示されていなかった。代わりに光っているのは、赤黒い不気味な明朝体のメッセージであった。
『原田愛美の覚醒時間 残り864:00:00』
愛美がベッドの上からまともに動かなくなってから、一ヵ月以上が経過していた。
部屋の中は埃が雪のように溜まり、空気が重く澱んでいる。愛美に時間感覚は残されておらず、廃人同然となっていた。今が何月何日で、昼か夜かもわからない。頬は痩せこけ、髪はぼさぼさとなっていたが、スマホを睨む瞳だけは異様にギラギラと輝いていた。
「課金…課金、しなきゃ」
譫言を繰り返しながら、ガサガサの指先で『追加課金』のボタンをタップした。【REM】はいつものように『ありがとうございます。』とメッセージを返してくる。愛美の口元には笑みが浮かび、ことりと眠りへと落ちた。
ピピ、とスマートウォッチが電子音を告げる。
『原田愛美の覚醒時間 残り00:00:00』
愛美が立っていたのは、正人との愛の巣のリビングだった。
だが、そこに日差しはなく、窓から見える空は砂嵐のような灰色に染まっていた。景色も荒廃した街が広がっており、およそ幸福とは言い難い雰囲気となっている。
「え…なに、どういうこと…?」
愛美の口から、困惑の言葉が漏れる。フローリングは異様に冷たく、まるで氷の大地を踏みしめているかのような感覚が襲う。
戸惑う愛美の背後から聞き慣れた声がした。
「愛美」
「!正人…!」
そこには、正人が立っていた。
灰色の世界の中で、ただ一人だけ、彼は色を持っている。愛美は目に涙をいっぱいに溜め、抱きしめてもらおうと彼に駆け寄った。
だが――
「近寄んな」
ナイフのような鋭い声と共に、正人は強い力で愛美を突き飛ばした。悲鳴を上げる間もなく、愛美は床に倒れこむ。勢いでスリッパが脱げ、ますます愛美の身体を冷やしていく。
「ま、正人…?」
「ふざけんなよ愛美。お前のせいで、俺がどんだけ大変な目に遭ったかわかってんのか?寝ても寝れた気になれないし、毎日毎日お前との悪夢でガチガチに縛られてさ、俺の起きている時間までごっそり奪われて……俺のこと殺す気かよ!」
凍り付いている愛美の髪を掴み、ぐいと引き寄せる。正人は鬼の形相で愛美を睨みつけた。
「お前のそういうとこが、ホントに嫌いなんだよ。だから別れたってこと、わかってねえのか?夢の中でまで俺に会いたいって言うんなら…いいよ、気が済むまで一緒にいてやる。ただし、ずっと罵倒してやるけどな」
正人の言葉に、愛美はぼろぼろと涙をこぼし、絶叫した。そして、強く願った。

『夢なら、醒めて』
同じ頃。愛美の自室から遠く離れた、マンションの一室。
ソファに倒れこんでいた正人は、はっと目を覚ました。勢いよく身体を起こし、周囲をきょろきょろと見回した。そこは何の変哲もない、住み慣れた自身のリビングであった。
「……あれ、俺寝てたのか?すげースッキリしてんだけど」
頭をかきながら、わからないといった表情で首をひねる。片手にはスマホを握っており、SNSの自身のアカウントが開きっぱなしになっていた。
「正人、どうしたの」
ぺたぺたとフローリングを歩く足音が聞こえ、正人はそちらに目を向けた。そこに立っていたのは、正人の同居人である馨だった。ぽかんとしている正人を見て、不思議そうに尋ねてくる。
「いや…ちょっとうたたねして起きただけ」
「うたたね?最近全然寝れないとか言ってたじゃん、ようやく寝れたんだ」
「寝れない?俺そんなこと言ってたか?」
「ここんとこずーっとだよ、インスタとかでも愚痴ってたし」
インスタと聞いた正人は、自身のスマホをを思い出し、画面をタップする。アカウントを遡ってみると、確かに異常に眠れないといった投稿をしていた。しかし、正人の脳内からはその記憶が綺麗さっぱり消えていた。
「ホントだ、俺こんなことになってたのか…でも今は全然大丈夫だ、むしろその分寝たってくらいに気分がいい」
「よかったね、無事に治って。じゃあ、せっかくだしデートでも行こうよ」
「お、いいな。迷惑かけた分、俺が奢ってやるよ」
リビングに、楽し気な笑い声が二つ響く。正人はスマホを伏せ、馨の肩を抱き寄せた。
埃だらけの愛美の部屋。
ベッドの上で横たわったまま、愛美は動かない。肺だけは微かに上下しているが、安らかな寝顔のまま一向に目覚める気配はない。
ピロン、と場違いな電子音が響き、スマホのブルーライトが淡く輝いた。
『【REM】をご利用いただきまして、誠にありがとうございました。
あなたが我々に提供してくれた18億7488万秒――およそ『六十年間』におよぶ現実の時間は、より良いサービス向上へと還元させていただきます。それでは、永遠に良い夢を。』
メッセージが消えると共に、アプリのアイコンが徐々に透明になっていく。最後はふっと煙のように消え、再び愛美の部屋に静寂が満ちた。

夢の対価は、目覚め。―ドリーム・サブスク【REM】― 完
結びに
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。
まったく救いのない話ですみません本当に。
ただ、書いている本人は非常に楽しかったです←
改めて、館長のあかりさん、並びに審査員の皆様。
素敵な企画をありがとうございました!
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