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離して、話す|4児パパが行き着いた癇癪対処法


今回は、癇癪についての記事になります。
新年度、皆さんのご家庭の様子はいかがでしょうか。
学校や幼稚園などへの行き渋りは起きていませんか?
子ども達は色々ストレスを感じているかもしれませんので、ケアしてあげましょうね🍭🍨



「癇癪(かんしゃく)」

なかなか馴染みのない言葉かもしれませんが、子育てをする親御さんには付いて回る悩みの一つではないでしょうか。

癇癪とは、何かのきっかけで、大声で泣き叫んだり、暴れたりなど興奮を伴う行動を起こすこと(感情が爆発してコントロールが難しい状態)
子どもの癇癪には例えば以下のような行動があります。
・大声で泣き叫ぶ
・手足をバタバタさせて暴れる
・頭を壁などに打ち付ける
・物を投げる
・人に当たる



癇癪が起きると…

わが家では、ひとたび癇癪を起こると、
・ごはん、寝る時間が遅くなる
・他の子の相手ができなくなる
・部屋が散らかる
など、様々なことに波及するので、大きな家庭の問題として捉えています。
特に、外出先で起きてしまうと大変ですよね。
 
なぜそんなに怒っているのか、なぜ話を聞いてくれないのか、なぜまた同じことで…、なぜ昨日も言ったのに等々、ものすごくストレスがかかりますよね。(一番は、その子自身だと思いますが、今回は親目線)
 
私も以前は、いや、正直いまでも怒鳴って癇癪を抑え込もうとすることがあります。
でもそれは、自分の機嫌によることが大きかったりします。
私がこれまで何度も怒鳴ってきて、やっと分かったことでもあるのです。
だから今、悩んでいる親御さんの参考になればと思い、書いていきたいと思います。



離して、話す(≠話して、離す)

わが家では、癇癪を起こした子がいる場合、いつも原因となるモノから物理的に距離を離して、きちんと今回の癇癪の原因について話をするようにしています。

寝室であったり、時には外に出ることもありますが、原因となるモノが見えていると、溢れる感情が抑えられないことは多々ありますよね。
 
これは、一回に時間がかかるし、その子が遊ぶ時間も、他の子と遊ぶ時間も無くなります。

それでも、話をしていると、そんなことだったのか、と原因が思いもよらないところにあると気づくことがあります。

原因にたどり着き、自分の行為の何が悪かったのか、どうすれば良いのか、といった答えが出るまでには、とても時間がかかります

ですが、きちんと話をしたからこそ、心の奥底にある原因にたどり着けることもあります。

「話して、終わり」ではなく、子どもの心をほぐすためには、まず物理的にも心理的にも落ち着ける空間を作ることが大切。

その上で、じっくり、ゆっくり、子ども自身の言葉を待つ。

時間はかかりますが、“向き合った”事実が、子どもの中に少しずつ残っていくと信じています。



わが家で一番の癇癪持ち

長男は、癇癪持ちです。

下の子に付きっきりだと、どうしても「ちょっと待って」「あとでね」と言いがちですが、まだ8歳。甘えたいだろうし、甘えて欲しい!
なので、長男が親を独り占めできる、時間をなるべく作っています
(特別感を出してあげることで、少しでも安らぎを与えられるのであれば、それでよいかなと思っています。)
 
最近、以前より長男の癇癪の回数が減ってきたと思います。
 
放課後等デイ、発達に関するお医者さんの診断、お薬の効果がだいぶと出てきたのもあると思います。

一方、ムズムズ(わが家では怒りそうになる気持ちをムズムズという)したときに、自分で、離れたり、話したりできるようになってきたのも大きな要因だと思います。
 
癇癪は親の忍耐力を試される場面ですが、『子どもが安心して自分をさらけ出せる“対話の場”を作ってあげる』ことで、少しずつ変わっていけるのかもしれません。


私が子どもの発達障害について勉強したときに始めて選んだ書籍です。

発達障害なのかな?って考えるときの「気になるサイン」というのが図解入りでとても分かりやすかったです。Kindleでは無料で見ることができるのでぜひ!



離して話したら判明した原因

半年ほど前に長男と次男の兄弟の間で起きた出来事です。

あの日、長男が自分の行動を振返り、涙ながらに話してくれた学校での出来事。
この話がなければ、親としても「お兄ちゃんなんだから」と叱って終わっていたかもしれません。

でも、怒りの裏には「寂しさ」「悔しさ」「傷ついた気持ち」があり、それを聞けたことで、「次男への攻撃」でありながら、彼自身の“SOS”だったのだと気づかされました。

コトの概要
①    次男が買って置いていたお菓子を長男が食べ、1つだけ残してそのお菓子を次男の見える所に置きました。
②    上記①について話し合いを終えた直後、長男は次男が遊んでいるフィギュアを奪い取り、遊び始めました。
③    なぜか長男がギャーと叫び癇癪を起こし始めました。

親としては、次の疑問が浮かびます。
・なぜお菓子を1つ残したのか
・なぜ①について謝ったあと、他にもたくさんおもちゃがあるのに、次男が遊んでいるおもちゃをわざわざ取りにいくのか
 
私は2人を寝室に呼び、座ってもらい、ルールを2つ告げました。
私を見て、座ること
お互いに話さず、私に対して話すこと

2つ目については、お互いで話し合って解決するように促したこともありますが、途中で横やりを入れてしまうので、あまり上手くいきませんでした。

そこで、イギリスの議会では与野党の議員が議長に対して話をするということからヒントを得て試してみたものです。
🔗3:36~参照 

 今回、次男は遊びの時間を奪われた完全な被害者でした。
そのため、先に次男から話を聞き、「ありがとう、遊んでおいで」とその場から解放しました。
 
続いて長男の主張を聞き、何があったのかを確認していきます。
 

長男は次男の説明の大体を認めましたが、①の「なぜ1つ残したのか」について最初は「元々少なった」などの嘘をついていました。

「最後の1つを残したのは、悪いと思ったから?」同情的な答えを出してあげます。

「・・・(うなずく)」
「(次男)は残しておいて食べようとしていたんだよ。」
「だって隠さないで置いてあったんだもん」
「(次男)が買ってもらったものって知っていたでしょ。自分がされたら怒るでしょ?」
「・・・(うなずく)」 

続いて②のことについて聞きました。

「で、ママと話したのに、なんでまた(次男)が使ってるおもちゃ取りに行ったの?」
「だってそのおもちゃで遊びたかった」
「(次男)は勝手にお菓子を食べられたり、遊んでいるおもちゃを取られてどういう気持ちだと思う?」
「悲しい」
「そうだと思う。相手の気持ちは分かるんだね」
「・・・(うなずく)」
「じゃあなんで取ったの?」
「泥棒になっちゃうから」(泣き始める)
???「どういうことか分からないから教えて」
「学校で覚えちゃったから。(叫)みんながやってること覚えちゃったから」

話が脱線しました。
でもそれが次男に強く当たる原因の一つかもしれないので深堀りしてみます。

次男との揉め事とは別問題を告白してくれようとしているので、抱きしめました。

「みんなが何したの?」
「僕が「一緒に遊ぼ」って言ってもいつも無視したり走って逃げたりするの」
「みんなって誰?」
「〇君とか〇君とか」
「いつもなの?」
「時々」
「悲しかったの?」
「・・・(うなずく)」
「(長男)は、やり返したり、他の子にしてない?」
「してない」
「みんながやったことを覚えて、それを(次男)にやったの?」
「・・・(うなずく)」
「(長男)は学校でそれやられてどう思ったの?」
「悲しい」
「じゃあ(次男)はどう思うの?」
「悲しい」
「じゃあなんでやったの?悪いことって分かっているんでしょ?」
「学校でやられたことと同じことをやろうと思ったから」
「みんながやっているから、悪いと分かっていても(次男)にはやるの。?なんで?」
「弱いから」

少し脱線した話、今回の出来事に遠からず近からずの話が何度も続きました。
そこで、身近な例を挙げてみました。

「ドラえもんでさ、スネ夫っているでしょ?スネ夫はジャイアンに意地悪するの?」
「しない。」
「のび太には?」
「する」
「なんで?」
「弱いから」
「(長男)がスネ夫だとして〇君たちがジャイアンで、(次男)がのび太って関係に似てない?」
「うん(ニヤニヤ)」
「(長男)がしたことは弱い者いじめになっちゃうよ。(次男)はお菓子を食べたり、おもちゃを取られずに遊びたいのに、それができなかったんだよ。どうすればいい?」
「ごめんね(謝る)」
「そうだね。やっちゃったことは悪いことだけど、悪いことしちゃったんだったら謝ることしかできないよね」
「大きくなったら泥棒になっちゃうって言ってたけど、大人になって盗んだりしたらごめんねじゃなくて逮捕されちゃうかもよ。だから、小学生のうちに気づけてよかったね。」
悪いと思っていることでもやっちゃうことをまず止める。それでもやっちゃったら謝る。この2つを覚えておいてね」
「うん」

「今日(休みの日)、朝からずっとお兄ちゃんやってくれてありがとね。すごい助かったよ。疲れたでしょ?少し息抜きに外でも行こうか」
「うん」
「まず何しなきゃいけないんだっけ?」
「(次男)に謝ってくる」
「お菓子を勝手に食べたこととおもちゃを取ったことを2つ謝ってきてね」
「行ってくる」

今回の原因は、「食べたかった」、「遊びたかった」の先に学校でのできごとがあったようです。

きちんと話をしたからこそ、彼の心の奥底にある原因にたどり着けたと思っています。
 
これまで両親とも知らないできごとだったので、普段から聞き取りするなどしておかないと子どもながらにストレスをため込み、家で弱い立場の下の子たち相手に攻撃をしてしまうこともあるのだと勉強になりました。
 
離して、話してみること。
「なんでそうなったのか」を一緒に探るだけで、何かが変わるかもしれません。
そして、時には自分の感情もいたわってくださいね🍀
 

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