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地方の展覧会にいく。|大地の芸術祭 #1

お世話になっております、sabor(サボロー)と申します。
無職になり時間を手に入れた人間が、やりたいことをやっていく様子を記録していくnoteです。今回はやりたいことリストの「地方の展覧会に行く」をやってみました。

地方の展覧会に行く

会社員時代には都内の展覧会ばかり訪れていたので、地方にも足を運びたい。そんな想いを無職になって叶えていきます。

今回訪れたのは、世界最大級の国際芸術祭「大地の芸術祭」。日本有数の豪雪地帯である新潟県の越後妻有地域で、3年に1度開催されるトリエンナーレです。

豪雪、米作り、農業、里山、そして大地。
廃校や古民家を利用した作品や、里山の地形のなかに突如現れる自然に内包された作品の数々が鑑賞・体験できます。

saborは、新潟に親戚の家があるため、ほぼ毎年訪れる土地でもあります。幼い頃から、大地の芸術祭が盛り上がっていく変遷も見守ってきました。それも踏まえて今年訪れた作品と感想をいくつか忘備録として掲載させていただきます。

▼鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館

十日町エリアにある「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」は、「大地の芸術祭 2009」で作られた、空間絵本美術館。十日町市の鉢集落の中央に残る旧真田小学校の木造校舎が利用された美術館です。

#学校はカラッポにならない

入館してすぐの体育館。色褪せない鮮明な思い出が可愛らしくも少し不穏。

校内で展開される作品、空間絵本「学校はカラッポにならない」は、廃校になった小学校の最後の生徒たちと思い出を食べるオバケがモチーフ。物語とともに校舎の中を進んでいきます。

建物内に張り巡らされた木は静脈のようで、その上には木の実がびっしりと並んでいる。

カラフルなモチーフからは想像がつかない、人がいなくなったあとも思い出だけがこの場所に残り生き続けていることの一種の悍ましさのようなものも感じました。

かつてこの小学校に通っていた3人の生徒たち。
校内の全域に張り巡らされている。

幼い頃に訪れたのとまた違う印象でかなり衝撃を受けたため、別記事にて感想の詳細を記録しようと思います。平面も立体も出来る作家の強みと、物語はひとつの世界なのだと感じさせる狂気を感じる展示でした。

外にも別作品があり人懐こい山羊がいる、たくさん遊んでもらった。

▼奴奈川キャンパス

まつだい駅を中心にした一帯、松代エリア。「農舞台」や松代城付近の主要作品は前回の芸術祭の際に訪れたため、今年から新設された作品を巡りました。2014年3月に閉校した奴奈川小学校を舞台に展開された「子ども五感体験美術館」。全身で楽しむアート作品が揃います。

#南極ビエンナーレ – フラム号2

2017年に開催された南極ビエンナーレについて。
未来の生活を想像させる空間をキャンパスの一室に設えた展示。

#レミニッセンス(おぼろげな記憶) - ターニャ・バダニナ

学校に残る標本や実験道具など展示され、博物館のような雰囲気。
透けた実験器具の光が美しい。廊下にも展示が続く。

#木湯 - 鞍掛純一+日本大学藝術学部彫刻コース有志

木球に浸かれる「木湯(もくゆ)」
実際に入ってみると不思議な感覚、木のぶつかり合う音も響く。
「木」と遊ぶ空間。木のスピーカーや牛乳瓶など銭湯グッズも木で表現されていた。

#Saiyah #2.10 - 瀬山葉子

光が反射しながら進んでいく、幻想的な作品。
手持ち用のミラーを持ち込んで、光の変化を体験できる。
光の角度が変わると、空間の雰囲気もガラッと変わる。
手持ちミラーの反射。
美しい光の折り重なりに、サグラダファミリアを思い出した。

#除雪式奴奈川姫 - 関口光太郎

越後妻有の「奴奈川姫伝説」と除雪をモチーフにした作品。
新聞紙の雪の中に鑑賞者も入れる。子供がたくさん遊んでいた。
新聞紙を使って自由に工作ができる。

どの作品でもヒヤヒヤするぐらい全力で遊んでいる子供たちがいて、しっかりと「全身で楽しむアート作品」になっている校舎でした。
実は母校である日芸の各学科の生徒たちの手伝った作品もあり、学生時代に関われたら面白かったのかなあと哀愁を感じました。

▼華園 - 中国ハウス

空き家を改修し、2016年に生まれた中国作家の展示や制作の拠点「華園」。今年は、古民家から泡が出現する作品が新しく展示されました。

#五百筆 - ウー・ケンアン(鄔建安)

開放的な吹き抜け空間の壁を筆跡がびっしりと埋め尽くす

#野辺の泡 - マ・ヤンソン

古民家に出現する「泡」。
建物の中から、半透明なフィルムで覆われた泡の内部に入ることができる。
中に蜂が閉じ込められていた。天気によって見え方が変わりそう。

次回へ続きます。

文字数が多くなってきたため、今回はここまで。作品を巡ったのは2日間なのですが、とても多くの数を鑑賞したため印象に残ったものをピックアップしながら、数回に分けてお届けしようと思います。

今年の「大地の芸術祭」は終了していますが、その年だけの作品や常設の作品、年間を通して展示をしている作品もあります。saborの鑑賞記録として残しておりますが、ぜひ、芸術祭の雰囲気を感じていただき、次回見たい作品の参考にしていただければと思います。

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