【読書感想文】『ヒポクラテスの誓い』を読んだ話
北海道在住の鶴木貞男@コンサポ登山社労士・行政書士です。
北海道小樽市にある「つるき社労士・行政書士事務所」で特定社会保険労務士、行政書士として活動しております。
先日、中山七里さんの小説『ヒポクラテスの誓い』を読みました。
(※ネタバレを気にされる方はご注意ください。)
中山七里さんは、どんでん返しのあるミステリー作品を数多く手掛ける人気作家です。医療ミステリーや法廷ミステリー、警察小説など幅広いジャンルを執筆されており、テンポの良いストーリー展開と最後まで読者を引き込む構成が魅力です。
今回読んだ『ヒポクラテスの誓い』は、法医学教室を舞台にした医療ミステリーです。研修医である主人公が法医学教室での研修を通じて、解剖医の仕事や医師としての使命、命と向き合うことの意味を学びながら、さまざまな事件の真相に迫っていく物語です。
主人公は、研修の一環として大学の法医学教室で研修を行うことになります。そこで教授や准教授と接する中で、解剖医という仕事の役割や、医師という職業に対する考え方を大きく変えられていきます。
最初は戸惑いながらも、法医学の奥深さや解剖医の使命に少しずつ共感し、その仕事にのめり込んでいく姿がとても印象的でした。
タイトルにもなっている「ヒポクラテスの誓い」という言葉は、私もこの作品で初めて知りました。古代ギリシャの医師・ヒポクラテスの名に由来するもので、医師として守るべき倫理や使命を誓う内容だそうです。
患者を差別しないことや、命を尊重する姿勢など、医療に携わる人の倫理観や責任の重さを表すものなのだと感じました。
私自身、以前に大学病院で何年か勤務していたことがあり、研修医や医師の方々と接する機会が多くありました。
そのため、病院の雰囲気や医療現場の描写にも違和感なく入り込むことができました。
一方で、解剖の場面はかなりリアルに描かれているため、最初は少し衝撃を受けました。
しかし、読み進めるうちに物語そのものに引き込まれ、気が付けば一気に読み終えてしまいました。
この作品はシリーズ第1作とのことなので、続編の『ヒポクラテスの憂鬱』もぜひ読んでみたいと思います。
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