冬の登山を社労士試験に例えてみた話
北海道在住の鶴木貞男@コンサポ登山社労士・行政書士です。
北海道小樽市にある「つるき社労士・行政書士事務所」で特定社会保険労務士、行政書士として活動しております。
先日、地元小樽市にある、冬しか登れない熊岳(標高444メートル)にスノーシューで登ってきました。
その2日前に大雪が降っており、しかも土曜日の朝早くに入山したため、「まだ誰も登っていないのではないか。足跡のない、ふかふかの新雪が積もっているのではないか」と思いながら向かうと、まさにそのとおりでした。
登り始めると、スノーシューを履いていても基本は膝まで埋まり、深いところでは太ももまで埋まります。
そこを最初から最後まで、自分で道をつけながら進みました。
新雪を踏みしめ、かき分けながら進むことを「ラッセル」と言いますが、まさにフルラッセルです。
登り始めた時点で、「これが最後まで続くなら、めちゃめちゃきついぞ」とすぐに分かりました。
正直、スタートして間もなく「やめようかな」とも思いました。
ただ、せっかく来たこと、そして何より天気が最高に良かったこと。
さらに、森の奥のほうからたくさんの鳥の鳴き声が聞こえてきて、「ここで引き返したら後悔する」と思い、そのまま進むことにしました。
途中、何度も心が折れそうになり、「やっぱり戻ろうか」と思いましたが、それでも、少しずつ進み、ときどき休み、無理のない範囲で、でもきつさに耐えながら登り続け、なんとか山頂までたどり着きました。
そして、登りながら、ふと思ったのです。
「これ、社労士試験の合格と同じだな」と。
勉強を始めた頃は、「本当に受かるのだろうか」と思うほど、合格という目標はとてつもなく高く感じました。
最初の段階で、受験自体を諦めたくなったこともあったと思います。
でも、受験しなければ、そして勉強しなければ、合格は絶対にありません。
だから毎日、少しずつ勉強を続けました。
過去問を解いても、全然解けない。歯が立たない。
「これ、無理なんじゃないか」と思ったことも何度もあります。
それでも、そこでやめてしまえば、山頂=合格には絶対にたどり着きません。
毎日、ほんの少しでもいいから机に向かう。それを習慣にして続けました。
1回目の試験は不合格でした。
登山で言えば、実力不足で山頂まで行けなかったようなもので、まだ山の途中です。
そこで、次の登山=受験をやめるという選択肢もあったかもしれません。
それでも「合格したい」=「山頂まで行きたい」という思いがあったので、立ち止まらずに勉強を続けました。
よりしっかりと足元を踏み固めながら登り続けた結果、2回目の試験で合格することができました。
山頂=合格という山頂に、ようやく到着できたのです。
もう一つ、冬山登山と社労士試験に共通していることがあります。
夏山と違い、冬山は一面雪に覆われ、登山道がありません。
「だいたいこの辺かな」という感覚や、ヤマレコという地図アプリで他の方の足跡ルートを参考にすることはできます。
ただ、その日の山の状況、自分のコンディション、モチベーションなどを踏まえて、実際にどのルートで進むかは自分で決めなければなりません。
これも、社労士試験の勉強と同じです。
どんな勉強方法をとるのか。
1日何時間やるのか。
朝やるのか、夜やるのか。
どの科目から始めるのか。
過去問からやるのか、まずはインプットからやるのか。
どのルートで山頂を目指すかは、自分次第です。
冬山登山と、社労士試験合格という山頂への道のりが、本当にそっくりだなと思いました。
熊岳の山頂で、フルラッセルの末にたどり着いた達成感とともに、おいしいコーヒーを飲みながら、そんなことを考えていました。
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