ハッピーライティングマラソン7あなたが20代に読んで、感動した本はなんですか?
【ハッピーライティングマラソン7回目のお題】
「あなたが20代に読んで、感動した本はなんですか?」
『ノルウェーの森』
社会現象ともなった一冊。
バブル絶頂期へ向かう、社会全体が「行け、行け」の時代です。
緑と赤の上下巻で一気に売り出した。どこの本屋さんにも平積みでした。
まるで、クリスマスでした。
華やかな表紙とは違い、物語は心に傷を抱えた若者たちの話でした。
悩み苦しむ中、光が見えたと思うと引き戻され、また少し前へ進む。
運命に翻弄される感じがしていたとおもいます。
私の感覚からすれば、もう嫌になっちゃって、投げちゃうと思うんです。
悩んでばかりいないで、さっさっと頭で決めてしまう。心を置いていく気がしますが、主人公は流していく。
そのどちらでもない状態を我慢しているわけではなく、投げやりにせず、自分の心、もしかすると、無意識にゆだねている。
すごいなーと思います。どちらかに決めた方が楽なのに、そうしない選択あるんですね。
待っていれば、いつかは自分が選んでくれる。
本人は気づいていないかもしれませんが、自分を信じているのだと思います。
白黒つけすぎず、自分の中の何かに預けてる。
自分を信じて、自分の声が聞こえてくるまで、待つ。
なかなかできません。できると、いいなと思います。
『ノルウェーの森』を読んだ20代の私は、その生き方に驚きました。
そして今になって、少しだけ分かる気がしています。
