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世代差の話だと思ったら、好きとの距離感の話だった(48歳の独り言)


この前、20代くらいの子とNARUTOの話をしていて

「NARUTOって穢土転生をやったあたりから、ちょっとグダグダしてつまらなくなったよね」

みたいなことを言った。

そしたら、その子がちょっと落ち込んだように見えた。

「あれ? なんか悪いこと言ったかな」

と思った。

最初は、これって世代差なのかなと思った。

一回り、12歳くらい違うと、子どもの頃に見ていたアニメも漫画もゲームも結構違う。

20代にとってのNARUTOって、自分たちの世代にとってのガンダムとか幽遊白書みたいなものなのかもしれない。

子どもの頃からずっと見ていた作品を「後半つまらないよね」と言われたら、青春時代まで否定されたような感じになるのかな、と。

ただ、よく考えたら自分はあまりそうならない。

否定されてもよくない?

自分はガンダムが大好きだけど、

「昔のガンダムって絵柄が古くて見づらいよね」

と言われても、

「まあ古いからね」

くらいにしか思わない。

幽遊白書も大好きだけど、

「後半グダグダじゃん」
「絵も雑になってくじゃん」

と言われても、

「うん、まあそうだね(笑)」

で終わる。

別に腹も立たない。

むしろ「あの良さが分からないのか。かわいそうに」くらいに思っている(笑)。


気づいてしまった

自分はどうも、

「作品としてどう評価するか」

「自分が好きかどうか」

をかなり分離して考えているらしい。

好きな作品だからといって、欠点まで擁護する必要はない。

逆に欠点がいくらあっても、それとは関係なく好きなものは好き。

「完成度が高いから好き」というわけでもないんだと思う。

ちなみにNARUTOについても、作品そのものが嫌いなわけでは全然ない。

むしろ穢土転生が本格的に出てくる前までは、かなり面白かったと思っている。

だからこそ、

「ここからなんかグダグダしてきたな」

と感じた。

最初から嫌いな作品をけなしていたわけではなくて、面白く読んでいた作品の中で、自分には面白くなくなった地点があった、というだけの話だった。

……まあ、これは言い訳みたいなものだけど(笑)。

自分が良くてもほかの人は・・・

ただ、自分の中ではこういう作品批評と「好き嫌い」は普通に共存する。

「後半はグダグダしている。でも幽遊白書は大好き」

で何の矛盾もない。 

だから無意識に、他の人もそうなんだと思っていた。

でも、そうじゃない人もいるんだろう。

好きな作品と、

子どもの頃の思い出とか、
青春時代とか、
自分の感性とか、
その頃の友達とか、

そういうものがかなり近いところでつながっている人もいる。

そういう人の場合、

「この作品つまらなくなったよね」

という単なる作品批評が、

「自分が好きだったものを否定された」

みたいに聞こえることもあるのかもしれない。

言い方を変えてみる

考えてみると、

「俺は穢土転生あたりからちょっとダレたんだよね」

と言うのと、

「穢土転生あたりからグダグダしてつまらなくなったよね」

と言うのでは、確かに少し違う。

前者は、

「俺はこう感じた」

だけど、

後者は、

「当然あなたもそう思うよね」

というニュアンスが少し入る。

自分はそこをほとんど気にしていなかった。

今回の件、最初は「一回り違うと文化が違うからかな」と思ったけど、たぶん世代差だけの問題ではなさそうだ。

むしろ、

「好きな作品と自分との距離」

が人によってかなり違う、という話なのかもしれない。

自分は作品と自分がかなり離れている。

だから好きな作品を批評されても、自分自身を批評された感じがしない。

でも、そうじゃない人もいる。

そこは少し考えたほうがいいなと思った。

別に作品批評をやめるつもりはないし、好き嫌いを遠慮する必要もない。

ただ、

「自分には平気な言い方だから、相手も平気だろう」

とは限らない。

それくらいは覚えておこうと思う。

まあ、それでも幽遊白書の後半を

「グダグダだし絵も雑だよね」

と言われたら、

「そうだよ。でも面白いんだよ」

と返すと思うけど(笑)。


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