踏まれている草。オオバコを調べたら、ちゃんと薬草でした
道端や畑のまわりで、よく見かけるオオバコ。
子供の頃は、
「踏まれてる草」くらいにしか思っていませんでした。
でも最近、薬草を勉強するようになってから、
身近な植物も前より気になるようになりました。
今まで見過ごしていた草にも、ちゃんと名前や役割がある。
そう思いながら見ていると、オオバコもなんだか気になる存在でした。
正直、こんなに普通に生えている草が、
昔から薬草として利用されてきた植物だと知った時は少し驚きました。

オオバコは、オオバコ科の多年草。
道端、畑の近く、人が歩く場所などによく生えています。
特徴的なのは、地面にぺたんと広がる葉。
そして、真ん中からすっと伸びる細い花穂。

踏まれても強く、
むしろ人が歩く場所によく生える植物として知られています。
昔から、
「そこで生きることに慣れている草」
という感じがします。
オオバコは、漢方では「車前草(しゃぜんそう)」とも呼ばれ、
古くから利用されてきたそうです。
特に、咳や痰、むくみなどのために使われてきた歴史があり、
種子は「車前子(しゃぜんし)」として知られています。
もちろん、
「薬草だから万能!」
というわけではありません。
薬にも相性や体質があるように、植物にも向き不向きがあります。
なので私は、
「昔の人はこういう植物を暮らしの中で使っていたんだな」
という視点で学ぶのが好きです。
ちなみにオオバコは、食べられる野草でもあるそうです。
若い葉は比較的やわらかく、
おひたしや天ぷら、お茶などに利用されることもあるそうです。
ただし、野草を使う時に一番大事なのは採取場所。
道路脇や農薬がかかっていそうな場所、
犬の散歩道などは避け、安全な場所のものを選ぶことが大切です。
そして、見分けに自信がない時は食べない。
ここは本当に大事だと思っています。
薬草を勉強するようになってから感じるのは、
昔の人は今よりずっと自然を近くで見て暮らしていたんだろうな、
ということ。
今まで気にも留めなかった草にも、ちゃんと名前と役割がある。

そう思うと、散歩中の足元まで少し面白く見えてきます。
オオバコ。
踏まれても、ちゃんとそこにいる草。
派手ではないけれど、静かに強い植物でした。
野草の利用は、採取場所・体質・植物の同定に十分注意し、不安がある場合は専門家へご相談ください。
ご覧くださりありがとうございます。
