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hiiro_archive153
おばあちゃんとの思い出
おばあちゃんと言っても、近所に住む、お友達のおばあちゃん。
そのおばあちゃんが、老人ホームに入ることになったそう。
育休中、そのお家のデッキで、おばあちゃんと、よくお茶をさせて貰った。時々辻褄の合わないことも言っていたが、穏やかで、いつも子ども達に食べさせてってお菓子をくれる、可愛いおばあちゃんだった。
仕事に復帰してからは、ご近所で会うと手を振ったり、今日は寒いねなんて言い合う仲だった。
少しずつ認知症が進んでいて、
笑顔で手を振ってくれるのは変わらないけど、
もうすぐ、ホームに入られるそうだ。
育児が大変で、夜、寝られなかった日にもデッキで「大変だったね」と声を掛けて貰っていた。
そうすると心がスッと落ち着いた。
ここの所は認知症が進んでいて、ご家族はとても大変だったと思う。時々救急車も停まっていた。だから、家族も安心して過ごせる場所に住めるようになって良かった。
ホームに入られてもきっと可愛い、
穏やかな方なんだろうと想像する。
看護師にも、〇〇さんのところに行くと癒されるなと言われる存在。
色々なものを忘れてしまっても、
忘れてしまったからこそ、
その人の本質が残るのかもしれない。
あの日、ポカポカ陽気のデッキで、
赤ちゃんだった子ども達を見ながら
お話できたことは
とても幸せな時間だった。
今度ご家族の許可を得て、会いに行こう。
