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アンラーニングの重要性

こんにちは。
先日「ゆるストイック」という本を読んで非常に学びが多かったという話をさせていただいたかと思います。

佐藤航陽さんの『ゆるストイック』は、私にとってまさに生き方のバイブルになりつつあります。
この本で特に学びになったことを紹介し、自分自身に落とし込みながら、皆さまのお役に立てればと思っています。
今日はその中から「アンラーニング」の重要性についてお話しします。


😽染みついている価値観の洗い直し

新しい思考を取り入れるためには、まず過去の思い込みを手放す「アンラーニング(学習棄却)」が必要です。私自身もそうですが、多くの人は、長年慣れ親しんできた価値観を通じて新しいものを評価しがちです。けれども、それはあくまで「フィルターがかかった状態」で新しい物事を見ているにすぎず、ありのままに向き合ってはいません。

たとえば私も、早期退職をする以前は、「50代で早期退職すること」に興味を持ちつつも、従来のサラリーマン的な視点からしかその行動を捉えられていませんでした。そして今もなお、「普通に就職すべきだ」「しっかり働いて社会に参加すべきだ」といった常識から完全には抜け出せていないのが実情です。ただ、最近になってようやく、その思い込みから少しずつ解放されはじめました。

その転機となったのが、今年5月半ばに参加した「無職サミット」でした。「働かなくてはならない」という呪縛から距離をとることができ、「今の自分が置かれた状況や、これから得られるであろう条件を活かせば、必ずしも就職に頼らなくとも生きていけるのではないか」と、考え直すようになったのです。

もちろん、まだ完全に新しい視点をクリアに取り入れられたとは言えません。しかし、そうした変化を確かなものにするためには、「自分が日々取り入れる情報を意識的に変えていくこと」が重要だと感じています。

😽古くなった価値観の「アインストール」

私の中に残る古い価値観とは、やはり「資本主義的な考え方にとらわれ、物事を短期的な視点でしか見られなくなっている点」にあります。昨今の不況や、50代という再就職が困難とされる年齢的状況、そして日本社会における多くのインフルエンサーたち(noteユーザーにも多く見られます💦)が、そうした不安を煽る傾向にあることも相まって、私自身も時にその波に飲まれ、焦ってしまうことがあります。

「稼がなくてはならない」「リスキリングは必須」「スキルアップが重要」「常に成長すべき」──これらの主張は、確かに一理あります。けれども、それらに極端にとらわれすぎると、人間はいつしか「数字」と「評価」の奴隷になってしまう危うさもあるのです。

だからこそ、まずはこうした古い価値観を一度アンインストールし、「空き容量」を確保することが重要だと考えています。そして、自分の中に根強く残っている固定観念を、一度勇気を持って手放してみることも必要です。

私たちは、知らず知らずのうちに「親」「教師」「社会」「会社」「文化」といった環境から、様々な価値観を吸収してきました。しかし、過去の世代から受け継いだそれらの価値観は、すでに現代の状況にはそぐわなくなってきています。だからこそ、「当たり前」を疑うこと。その第一歩として、古い価値観をアンインストールする作業が欠かせないのです。

😽多くの価値観は単なる「道具」に過ぎない

かつて「当たり前」とされていた価値観については、『ゆるストイック』の中で6つ取り上げています。

1.公正世界仮設 2.被害者意識 3.自己責任論 4.セロリスク思考 5.ゼロ失敗思考 6.ロジカルシンキング信仰

ここでは6つの価値観の個別紹介は省略しますが、これらはかつて「当たり前」とされてきた一方で、現代においてはその有効性が揺らいでいるものばかりです。そして今なお、多くの人がこれらの古い価値観に縛られ、苦しんでいるのではないでしょうか。

もちろん、これらの価値観がすべて無意味だというわけではありません。状況によっては、いまなお有効に機能する場面もあるでしょう。しかし、問題はそれらを「絶対の真理」のように信じ込んでしまうことにあります。価値観とは本来、絶対的なものではなく、時代や立場によって変化するものです。だからこそ、それらを自らの思考や信念として固定化するのではなく、柔軟に使いこなす「道具」として捉える視点が重要になってきます。

そのためには、まず「なぜそれらの価値観が自分の中に根付いたのか」「どうして絶対的なものとして信じてきたのか」といった背景を振り返る必要があります。そうすることで、価値観との間に適切な距離が生まれ、冷静かつ客観的に見つめ直すことができるようになるのです。

現代において「常識」や「正しいこと」とされている多くは、過去の人々によって創り出され、社会の中で受け継がれてきた「発明品」にすぎません。時代が変われば、それらもまた見直されるべきものなのです。

😽ストア派の哲学の実践

ストア派の哲学には次の教えがあります。
それは、あくまでも「自分自身の意識や行動といった、自分の手の届く範囲に集中すべき」という点です。
自分自身が予測不可能で、コントロールできない要素に気を取られると、気持ちが不安定になり、行動力が低下すると言います。

私でいえば、先日受験した地方自治体の「会計任用制度職員」の募集ですが、これは定員が1名若しくは2名なのに、10数名も受験すれば、普通は受かるはずがありません。なのにこの試験に受かろうとして必死になった挙句落選して落ち込んでしまうのは、確かに受かる可能性がないとは言いませんが、その可能性は著しく低いため、自分ではコントロールがかなり難しい範疇だと思います。
であれば、そんなものに気を取られず、自分がやれる可能性のあるものに集中する。今の自分であれば、継続中のオンライン事務を何とか継続することに努力しつつも、単発バイトを増やし、最低限の収入を得てやり過ごす、といった感じです。

今の自分にできることを実践していく事で、自分の自己効力感を下げないようにすることが一番大事なのではないでしょうか?
自分が変えられない事は悩まず、「今できる事」に目を向けて行動していく事が大事だと再認識させられました。

次回は、『ゆるストイック』で取り上げられている「かつて当たり前とされた6つの価値観」について、それぞれを一つずつ掘り下げていきたいと思います。
それでは。