どのように生きたいか。
■多くの企業が中高年を積極的採用。
・最近のニュース、「ホーチミンでの人材確保は困難な状況が続き、多くの企業が中高年を積極的に採用する傾向にあり」。
・ある企業の代表は「若さは魅力の1つであるが、我々にとって最優先事項ではない」と経験と品質を重視する経営姿勢を明確にしている。
・ホーチミン市就業支援センターによると「かつては35歳未満の求職者を対象とする求人が主流であったが、現在では製造業、物流業、サービス業を中心に約半数の企業が年齢制限を撤廃」している。
■中高年の強み。
・若年層が柔軟な働き方を志向する一方「企業は安定した労働力確保のために中高年層への門戸を広げざるを得ない状況にある」。
・人材サービス大手マンパワーグループ・ベトナムは「中高年層は技術革新への対応に課題を抱えることもあるが、その経験と安定性は企業にとって大きな強みである」と指摘。特に「製造や物流の現場では、50歳以上の採用も珍しいことではなくなっている」という。
■働くことは大切、それ以上に大切なこと。
・余談、私は長くベトナムで働いており、職種にもよるだろうが、共に働くベトナム人たちは大抵私より年下の若年層がバリバリと働いていて、5、60歳代の男性が遮二無二仕事をしている光景はあまり見かけない。5、60歳代でもまだ元気な人も多く、彼らが活躍できる環境が更に広がるためには企業、政府、労働者自身のマインドセットの変革が求められている。
・一朝一夕で解決出来る課題ではないが、労働者にとって就職における選択肢の幅が広がり、扉がより大きく開かれていく事は大変に喜ばしいニュースである。一方5、60歳代の労働者は自らの定年というゴールを見据え「どのように生きていきたいのか」と自問自答すること、そして定年後の歩き方を模索することも働く以上に大切なことと感じ、本報道内容は私自身にそう考えさせてくれる。
