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理解者が、一人でもいれば。

■『SASUKE』ベトナム版復活。
・最近のニュース、「TBSとVTVは戦略的アライアンスを発表、コンテンツビジネスなど促進・『SASUKE』ベトナム版を7年振り復活」。
・TBSホールディングス(東京都港区)は「9月7日、ハノイ市で行われたベトナム国営テレビ局(VTV)のテレビ放送開始55周年イベントに参加し、VTVとの戦略的アライアンスを発表」した。
・この提携は「TBSの代表的コンテンツである『SASUKE』のベトナム版・『SASUKE Vietnam』の7年ぶりの復活を皮切りに、両社の協力関係をさらに発展させるためのもの」となる。

■世界に向けた新たなコンテンツ展開。
・今後は「TBSコンテンツのベトナムでの放送・配信、TBSドラマのリメイク、VTV制作の『Vietnam Today』の日本での配信協力や新たなコンテンツの共同開発など、多岐にわたる分野での連携をさらに深めていく方針」だ。
・また「コンテンツビジネスにおける人材交流を促進するため、両社はセミナーやワークショップを通じた取り組みを共同で実施」する。
・TBSとVTVは「このアライアンスを通じて、両国の文化・エンターテインメント交流をさらに活性化させ、アジア全域、そして世界に向けた新たなコンテンツ展開を進めていく」。
・ベトナムと日本両国で報道されるニュースが、今後お互いの国で放送され始める。視聴者にとっては、一国の放送局の視点だけでなく、相手国の考え方、捉え方を理解する一助となることと期待している。

■柔らかい風が、日本に息吹き始める。
・余談、日本のニュースでベトナム人が犯罪をした報道が流れれば、「ベトナム=悪い国」と捉えてしまう傾向にあるだろう。しかし、ベトナムに訪れてみると、長くこの地で暮らしていれば、「悪い国」という感覚はなく、多くのベトナム人は毎日の暮らしを励み、より豊かになっていくことを願い、笑顔で日々を前進している。
・彼らが生まれ育ったベトナムで暮らし働けば、辛く悲しい時でも母国語で誰かに何かを、相談できる環境が近くにある。しかし日本で暮らすベトナム人はどうだろうか。世界で唯一無二の言葉、文化、礼儀作法を持つ日本で、国の家族と離れて暮らすことは、孤独感、辛さ、無力感、淋しさなどを抱えて生きているはずだ。それを職場やバイト先の日本人に上手く相談することは、感覚の違い、言語の壁などがあり、中々簡単なことではないだろう。
・もし彼らの近くに、ベトナムという国を頭や肌感覚で、理解してくれる同僚や上司がいたらどうだろうか。一朝一夕で日本をマスターすることは難しいが、日本人の理解ある仲間に恵まれたベトナム人は、「日本でも、やっていけるかもしれない」、「もう少し頑張れるかもしれない」、と前進していけるだろう。
・それは、私がベトナムで暮らし始めたときに感じていたことだ。ベトナム語も読めず話せず、ベトナム人の友だちも、日本の仲間もいない、何もない状態で暮らしていた。でもそのうちカフェでベトナム人に挨拶し、友だちになり、バイクの後ろに乗り、食事に連れて行ってもらったりした。言葉の壁でまともな会話なんて出来ない、それでも自然と互いに笑い合っていた。そんな仲間がいてくれたことで、この地でやっていけるのだろうか、という不安や孤独感は薄れ始めていったーーー本報道には、コンテンツ交流が両国理解へのフックとなり、そのうちにより柔らかい風が、日本に息吹き始めていく可能性を感じている。

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