『週刊 ゆきおとこ』 第62号
第 62号 2026/3/9 刊 ▲ 雪男の記事一覧
― ディキンソン 『形式だけの感情』 より
足が 機械のように歩き回る
地上の?
空気の? それとも
無関心の木の路
クォーツが 石さながらに満足する
■ 連載企画 ― 負けの神様
~ トモダチロボット
ヒロシの右腕が アームになった
子供用だが 銀色に輝くパーツがかっこいい
みせてもらった
肘からさきが マジックハンドのようにすらりと伸びていて
その先に 5本のフィンガーが装備されている
まだ慣れていないらしく 物がうまくつかめない という
エンピツは 人間にぎりをするのではなく
アダプターをつけて そこへエンピツを差し込んで字を書く
箸もしかり
ボクらはさっそく ジャンケンをして遊んだ
医者曰く ジャンケンが一番リハビリに効くらしい
全部 ボクが勝った
ヒロシはまだ グーしか出せない
ヒロシのハンドが 悔しそうに カシャカシャ と鳴った
****
ここから先は
8,195字
¥ 150
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?
