🎨なぜ西洋絵画の子どもは「小さいおじさん」なの?
昨日は、国際会計士の松原仁美さんのイベントに参加させていただき、なんと、作家・公認会計士の田中靖浩先生の解説付きで、西洋美術館での展覧会を楽しみました!
イギリスでは、12歳の時から、アートを学び、美大への進学も考えて時期もあり、久しぶりにアートのお話をたくさん聞けて幸せな時間を過ごしました!ちなみに、わたしが今回見に行ったのはこちらの展覧会。
そこで、ご一緒していた方から、「なんで、西洋絵画って子どもの顔が子どもっぽくないの?」と何気なく質問していただき、その昔の記憶を辿ってみました。そして、わたしがご説明できたのは、こんなお話。
西洋では、子どもは、子どもではなく「小さな大人」として考えられていたから、西洋絵画の子どもが大人びていたんじゃないかな。
で、そのご説明だけでも「なるほど!」と頷いていただけたのですが、実は、わたし「国際歴史学部卒」なので、「わたしの情報あっていた?」と調べたくなりました。
そして、結果、わかったことは、西洋絵画の絵が大人っぽいのは、「意図的に」大人っぽく描かれていたから、と確認できたので、忘れちゃう前に今日、記事を書いています。
それでは、レッツゴー!
🎨なぜ西洋絵画の子どもは「小さいおじさん」なの?
西洋絵画を見ていて、「えっ、この赤ちゃん…おじさんじゃん?」と驚いたこと、ありませんか?
実はこれ、ただの画力の問題ではなく、ちゃんとした「背景」があったのです。
🕍 絵を依頼していたのは「教会」
中世の時代、絵を描く仕事(=コミッション)を出していたのはほとんどが教会。
つまり、描くテーマの多くは聖書やキリスト教の物語。
とくに「子ども」を描く場合、それはほぼ100%、イエス・キリストの幼少期のこと。
👼 イエスは「生まれながらにして完璧な存在」
イエス・キリストはただの赤ちゃんではなく、神の子であり、生まれながらにして完全で完璧な存在と考えられていました。
だから…
✨「無垢な赤ちゃん」ではなく、
🧙♂️「小さな大人(ホムンクルス)」のように描かれたのです。
この考え方が、当時の他の子どもの描写にも影響していたんですね。
⏳ 子どもは7歳で「大人扱い」
さらに当時の西洋社会では、7歳になると “Age of Reason” (理性の年齢) として、もう「子ども」ではなく「大人」として扱われ始めます。
イギリスの家庭を思い出すと、7歳の子と親が一人前の人として向き合って会話している光景、確かにあった気がします。
🌸 ルネサンスで、子どもが「かわいく」なった!
ルネサンス期になると、世の中の価値観が変化します。
人間の美しさを大切にする風潮
教会だけでなく、個人の依頼者(パトロン) が登場
裕福な家庭の「かわいい子ども」を、ちゃんと可愛く描いてほしい!
こうして、ようやく絵画の中にリアルで愛らしい子どもたちが登場しはじめるのです。
👀 絵から知る、文化のちがい
日本では「子どもは子どもらしく」扱われることが多いけれど、
西洋では「子ども=未熟な大人」として早くから扱われる文化がある。
こうした違いが、絵画にも表れているというのは、なんとも面白いですよね。
🧠 もっと知りたい人へ
参考になった英語の動画はこちら:
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