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【基本のキ】バイアステープの簡単な付け方 カーブver.徹底解説

短時間で既製品のような仕上がりになる、便利なバイアステープ。しかし、きれいに仕上げるのは難しいですよね。

そんなバイアステープを、裁縫初心者でも簡単に、かつ短時間で付けられるコツはあるのでしょうか。

今回は、とくに上手く付けるのが難しい、カーブに沿ったバイアステープの付け方を解説します。この記事を読んで、ぜひ簡単に綺麗な作品を作ってみてください。


1.【基本】バイアステープの付け方

今回は市販のバイアステープを使った基本の付け方を紹介します。

バイアステープは、細い四つ折りの布が型紙に巻かれた状態で販売されています。袋から取り出してまず確認して欲しいのが「バイアステープの向き」です。

四つ折りを開かずにそのまま表と裏を確認してみると、開いている方に若干の段差があることがわかるかと思います。この若干の段差こそ、バイアステープをきれいに付けるうえで重要なポイントなのです。

段差の長い方側が「裏」、短い方側が「表」です。ではここから、手縫いとミシンの2パターンの付け方の解説をします。

◆基本編

ここでは、手縫いとミシン縫いのそれぞれのメリットと手順を解説します。

<手縫いで付ける場合(半返し縫いとまつり縫い)>
【メリット】
手縫いでバイアステープを付けると、ミシン目のようなステッチが見えません。洋服の襟ぐりなど、カジュアルな印象を抑えたいときに適した方法です。

【手順】 
1.バイアステープと本体をまち針で留める
まず、市販のバイアステープの四つ折りを開きます。本体(表地)の布端にバイアステープの段差が短い方を中表になるように合わせて置き、まち針で留めて固定します。

2.半返し縫いで縫い留める
布端から近いバイアステープの織り目の上を、半返し縫いで縫い留めます。半返し縫いは前のひと目の半分を返しながら縫い進めるため、強度がアップするという特徴があります。

3.布端を包んで折り返す
バイアステープで包みたい箇所まで縫い進めたら、バイアステープの折りを戻して布端を包み、再度まち針で固定します。この時、縫った織り目をアイロンでしっかりと折り直すと、よりきれいな仕上がりになります。

4.裏側をまつり縫いで仕上げる
裏に返し、まだ縫われていない側のバイアステープをまつり縫いで縫い留めます。この時、バイアステープの山折りの線上と本体をすくうように縫うと、表面に縫い目が出にくくなります。

5.仕上げのアイロン
仕上げに全体をアイロンをしっかりかけ、よれやたるみを整えれば完成です。

<ミシンで付ける場合>
【メリット】
ミシンで縫製することで、強度が高まります。とくに、頻繁に洗濯をするランチョンマットの縁など、耐久性が求められる箇所にバイアステープを付ける際に効果的です。

【手順】 
1.バイアステープの折りを開く
バイアステープを袋から取り出し、四つ折りになっているテープの折りを開きます。

2.布に固定する
バイアステープを付けたい本体布(表面)の布端に中表に重ね、まち針でしっかりと固定します。

3.ミシンで縫い付ける
布端から一番近い折り目のラインを目安に、ミシンで丁寧に縫い進めます。

4.バイアステープを戻してアイロンがけ
縫い終えたらバイアステープの折りをもとに戻し、布端を包むように形を整え、アイロンでしっかりと押さえます。
 
5.おとしミシンで仕上げる
バイアステープの縁(きわ)を、おとしミシンで縫い進めて仕上げます。

※おとしミシンとは、布のきわにミシンの針を落とし、縫い目が目立たないように縫う技法のことです。見た目が美しく、仕上がりの強度も高くなります。

◆洋服編
ここから、カーブ部分へのバイアステープの付け方をご紹介します。

まず、基本の付け方と同様に、本体布の端とバイアステープの短い方の端を重ね、バイアステープの折りを開いた状態でまち針で仮留めします。

この時、カーブに沿って仮留めをしていくと、バイアステープの反対側の布端に「ナミナミ」とした余りが出る場合がありますが、この段階では気にしなくて大丈夫です。

仮止めができたら、布端に一番近い折り目のラインに沿ってミシンをかけて縫い進めていきます。縫い終わったら、縫い付けたバイアステープの折り目を、「ナミナミ」をつぶすように、外側から内側へ流すように細かく区切りながらアイロンで丁寧に戻します。

アイロンで折り目を整えたら、バイアステープで布端を包み、まち針で再度仮留めします。最後に、基本編と同様に、縫い付けていない側のバイアステープを「おとしミシン」または「まつり縫い」で縫い留めれば完成です。

2.バイアステープをうまくつけるコツ

バイアステープの基本的な付け方をご紹介してきましたが、ここではさらにうまく付けるコツをご紹介します。

◆バイアステープの繋げ方

バイアステープで布端をきれいにくるんで縫う方法は理解できたものの、「布の外周をぐるっと一周囲みたいときの処理は、どうすればよいのか」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

実際、私自身も正しい始末の仕方を知るまでは、完全自己流。しかも手縫いで、なんとかつなぎ目が目立たないようにごまかしていました。

ここでは、外周を一周囲む際のバイアステープの繋げ方を解説します。

◆重ねて繋げる
重ねて繋げる方法は基本的かつ簡単なので、初心者の方はまずこちらをマスターしましょう。

1.バイアステープの折りを開く
バイアステープの四つ折りを広げ、縫いはじめの端を、アイロンで5mmほど折り曲げておきます。

2.バイアステープと本体を縫う
折り山から2cmほど開けて、バイアステープと本体布を縫い始めます。

3.1周繋げる
1周囲み終わったら、バイアステープを2cm重ね、縫いはじめと繋げます。この時、バイアステープは重ねて縫い目は重ねないのは、ズレた縫い目が目立つことを避けるためです。

4.バイアステープをもとに戻す
上に重なったバイアステープの上の角を切り落としたあとに折り目を戻し、基本の付け方同様折り戻したバイアステープのきわを縫い留めます。角を切り落とすことで、折りを戻した時に下になったバイアステープの角が出ることを防げます。

◆斜めに繋げる
斜めに繋げる方法は、重ねて繋げる方法より工程が増えるので、やや上級向けです。しかし、バイアステープの重なりがないので繋ぎ目をより目立たなくできます。

1.縫いはじめの端を切り落とす
バイアステープの折りを広げ、角から45度になるように端を斜めに切り落とします。

2.アイロン処理
縫いはじめの端を、アイロンで5mmほど折り曲げておきます。

3.バイアステープと本体布を縫う
アイロンでつけた折りを開き、その折り目から本体布とバイアステープを縫い留めます。

4.縫い終わりのバイアステープの角を切り落とす
縫いはじめと同じ形を、縫い終わりにも作ります。縫いはじめにちょうどぴったりつくように、ミシンを止めます(手縫いでも同様)。この時、縫い目が重ならないようにします。

縫い始めに余ったバイアステープは、縫いはじめと同じく5mm残して斜めにカットしてください。

5.繋ぎ目の処理をする
縫い終わり側のバイアステープの端も、アイロンで折ります。斜めの布端を折ってアイロンをあてると、バイアステープの上端と下端に余分な縫代が余って飛び出すので、バイアステープの端に合わせてそれぞれカットします。

6.バイアステープをもとに戻す
バイアステープの折りを戻して、基本の付け方同様に折り戻したバイアステープの端のきわを縫い留めます。

◆バイアステープの性質を理解する

バイアステープの「バイアス」とは、「斜め」という意味です。

バイアステープは布を斜めにカットして作られているので、布端がほつれにくく、また伸縮性にも富んでいます。そのため、カーブでも合わせやすいつくりとなっています。

3.バイアステープをつけるときの注意点

バイアステープを付けるときについついやってしまいがちな失敗は、折り戻したバイアステープの布端を縫い落としてしまうことです。

とくにカーブで起こることが多く、見栄えも悪くなってしまいます。慣れないうちは、慎重に裏と表を何度も確認しながらゆっくりと進めるようにしましょう。

4.バイアステープを付ける際によくある質問

バイアステープのつけ方をしっかり知っていくと、さまざまな疑問がわいてくるのではないでしょうか。よくある質問として、2つの疑問をピックアップして解説します。

◆バイアステープはどのように選ぶべきか?

バイアステープにはいろいろな種類がありますが、最初にすることは、用途を決めることと、本体布とバイアステープの素材を合わせることです。市販のバイアステープを買いに行くと、たくさんの種類があるため、決めた用途に合わせて選ぶようにしましょう。

また、バイアステープは伸びやすいと言いつつも、本体布と伸びやすさが異なると、うまくつけられない原因になります。本体布が綿なら綿を、ポリエステルならポリエステル素材のバイアステープを選びましょう。

ちょうど良い素材や色がない時は、本体布でバイアステープを作るのもおすすめです。本体布のたて方向から45度の角度になるように必要な幅をまっすぐ切り取り、四つ折りにアイロンで折り目を付けて完成です。

◆角とカーブをきれいに仕上げるには?

バイアステープをきれいに付けるコツは、アイロンできれいに折り目を戻すことです。とくに角やカーブは、縫いながら合わせていくというよりも、アイロンでしっかり付けた跡を固定するために縫うイメージで仕上げましょう。

5.バイアステープの付け方をマスターして素敵な作品作りを

作品のクオリティをぐっとあげてくれるバイアステープ。一見難しそうに感じるかもしれませんが、この方法でじっくり丁寧に付けていけば、きれいに仕上げられます。

また、市販のバイアステープは種類も豊富なので、使う予定がなくても手芸屋さんにいってみるのもおすすめです。知らなかったバイアステープの用途を知ることで、今後の作品作りに活かせるかもしれません。


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