海外から再発見される「着物の本質」と「魅力」
近年、「海外の着物愛好家が静かに、しかし確実に増えている」
私はその変化を実感しています。
「なぜ、着物を着る外国人が増えているのだろうか?」
この素朴な疑問の答えを探るため、私は時折、海外の着物愛好家のSNSやホームページに目を通しています。
先日、海外の着物専門サイトに掲載された記事の中に、非常に興味深い視点を見つけましたので、要約してお伝えします。
そこに書かれていたのは、実に示唆に富む内容でした。
ヨーロッパの人々は、着物の美しさを評価するだけでなく、着物を単なる「エキゾチックな民族衣装」としてではなく、極めて持続可能な衣服システムとして再評価し始めているというのです。
例えば・・・
着物の直線裁断は布地の無駄を最小限に抑える合理設計であり、現代のゼロ・ウェイスト思想に通じる。
さらに天然繊維の着物は、長期使用と生分解性(地球にやさしい)を両立している。
そして、仕立て直しや世代継承の文化は、ファストファッションとは対極にある循環型の衣服思想である……という指摘です。
つまり、彼らは今、私たち日本人が当たり前と思ってきた着物の構造そのものに、未来型の価値を見出し始めているのです。
これは、近年欧米で注目を集めている「金継ぎ」や「刺し子」が評価されている理由とも、どこか通じるものがあります。


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