伝統文様には、なぜ意味があるのか?
例えば、椿は日本原産の常緑樹です。「木」と「春」という漢字を組み合わせた、文字通り春の訪れを告げる花木のひとつです。

古代より悪霊を払う神聖なる木として神事に欠かせない神木でした。
現在でも社寺の敷地内には、必ずと言って良いほど、植えられていますね。そのため、全国には「椿寺」と呼ばれる名刹、古刹が多数あります。
しかし、江戸時代には武士と遊女には不吉な花としていみ嫌われました。
理由は今更なのでここでは述べませんが、いつの世にも、物事の陰陽、善悪、明暗、正負、美醜のマイナス要素に着目し、強調してしまう人達はいるものです。
神様はこれら、陰、悪、暗、負、醜を必要なものとして私達に示してくださいました。
本来は人間が考えるような悪い意味ではないのです。
だから、椿文様は吉祥文様なのです。
そして、全ての伝統文様は吉祥文様(又は吉兆か厄除)です。
改めて考えてみましょう。
「伝統文様にはなぜ意味があるのか?」
そして・・・・・・・「伝統文様にはなぜ 良い意味しかないのか?」
この「なぜ?」の答えこそが、神様からのメッセージなのです。
現代は思考停止でも生きていける恐ろしい時代です。
常に「なぜ」を心に持ち続けなければ私達の脳は退化します。
AIの出現はさらにそれを加速させ、思考力を人間から奪い続けます。
このままでは、人間はスマホから送られてくる命令を待つだけのロボットになってしまいます。
そして、そのことが常態化すると、私達は日本の先人達の叡智を受け継ぐことも、それを次世代に繋ぐこともできなくなります。
その先に、どのような未来があるかは、高名な占い師でなくても見えます。
「なぜ」のその先にある「読み解く力」と「込める力」を子供達に伝えなければ日本は日本では無くなってしまいます。
伝統デザイン研究家
和文化デザイン思考講師
コンセプター
https://www.jogan-kimono-design-school.com/
成願義夫
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