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ショートショート「芸歴20年、毛根だけ先に引退した」

大阪の難波。地下のライブハウスで漫才をしてる。

いわゆる地下芸人の俺(セクシー田中)は芸歴20年のお笑い芸人である。

気持ちは前進しているのに後退を続ける生え際w。

美容師には「セットしやすくなりましたね。」と余命宣告を告げられる。

相方のタッキーは「もうハゲキャラでいけや。」という。

セクシー田中「俺は一人の人間やぞ。」

タッキー「芸人は半分キャラや。いいか。芸人は夢を追いかけて、夜中までバイトをして、朝までネタをかき、ストレスでたばこを吸って、気が付いたら毛根が独立するねん。」

セクシー田中はシカトした。

セクシー田中はTikTokを開き、スマホの画面に映った「こっちのけんと」に目が留まった。

彼は親しみやすく、生きづらさを感じる歌詞。

なんか時代変わったな。セクシー田中は共感できるストーリーをネタで書くことを考えた。


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