【天体ショー】12月は双子座流星群。
流れ星と家族の時間
毎年、この季節になると気になるものがある。
流れ星だ。
子どもの頃から宇宙が好きだった。夜空を見上げては、
「あの星の向こうには何があるんだろう」と想像を膨らませていた。
だから今でも、1月、8月、12月になると空が気になる。
流星群の季節だからだ。
まだ娘が小学生だった頃、真夜中に庭へ出て一緒に流れ星を見たことがある。
深夜0時ごろだっただろうか。
寒さに震えながら空を見上げ、
「流れた!」と喜び合った思い出は、今でも鮮明に残っている。
あれから20年以上が過ぎた。
先日、久しぶりに娘を誘ってみた。
娘の旦那さんも一緒だ。
家内を含めて4人で流星群を見に行った。
感動した。
もう一度、家族で夜空を見上げたい。
そんな願いを、ずっと心のどこかで持っていたからだ。
その小さな夢が、ようやくかなった。
さて、日本には「三大流星群」と呼ばれる有名な流星群がある。
1月のしぶんぎ座流星群。
8月のペルセウス流星群。
12月のふたご座流星群。
ほかにも獅子座流星群など有名なものはあるが、
私は特にこの三つに注目している。
そもそも流れ星とは何だろう。
太陽系では、太陽の周りを地球をはじめとする惑星たちが回っている。
さらに、その外側を彗星たちが大きな楕円軌道で回っている。
彗星は旅を続ける途中で、
小さな石や氷の粒を宇宙空間にまき散らしていく。
そのチリの帯の中を地球が通過すると、
チリは猛烈な速度で大気に飛び込み、燃え尽きる。
その光が、私たちには「流れ星」として見える。
流れ星に願い事をする文化が生まれたのも、
あの一瞬の輝きが特別だからなのだろう。
また、流れ星が現れる方向によって名前が変わる。
地球から見て獅子座の方向から流れてくるように見えれば獅子座流星群。ペルセウス座の方向ならペルセウス流星群。
しぶんぎ座の方向ならしぶんぎ座流星群となる。
地球は太陽の周りを一年かけて公転している。
そのため、季節によって通過するチリの帯が変わる。
1月の流星群と8月の流星群が違うのは、
地球が別の場所を通過しているからだ。
宇宙のスケールで考えると壮大な話なのだが、
私たちが見るのは夜空を横切る一筋の光である。
だから面白い。
残念ながら、次の流星群は娘とは一緒に見られそうにない。
先日、友人にこう伝えた。
「12月14日ごろ、ふたご座流星群があるよ」
13日の深夜から14日の明け方。
そして14日の深夜から15日の明け方。
そのあたりが見頃になる。
「息子さんと一緒に見られたらいいね」
そう話しながら、ふと思った。
昔は私が娘と見上げていた夜空を、
今度は別の親子が見上げるかもしれない。
流れ星は一瞬で消える。
けれど、その瞬間を誰かと共有した記憶は、
意外なほど長く残るものだ。
今年も、たくさんの人が夜空を見上げるだろう。
どうか晴れますように。
そして、一つでも多くの願いが流れ星に届きますように。
