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【コラム】消費支出減少

 こういうニュースが表面に出てきたということは、実際の消費者の買い控えというのはかなり進んでいるということで、これはごくごく自然な行動であって、これが拡大していくと結果的に景気が冷え込んで、更にものが売れなくなり、物価は下落することになる。
 これでいいのだと思う。
 景気悪化、景気後退、この原因は調子に乗って便乗値上げを続けるインチキ企業と、国民の所得を上げることよりも増税を優先しようとするデタラメ財源論を振り回す日本政府にあるわけなので、景気後退に陥って企業の業績は下がってしまえばいいと思うし、脱却を目指していると口先でいいながら完全なデフレに逆戻りして政府は信用を失墜してしまえば良いと思う。
 何度もコラムに書いているが、現時点ですでに一時の異常な円安進行は止まっていて、FRBの利下げ方針によってこれからも円高に振れるのは間違いなく、更にインチキ企業が馬鹿の一つ覚えのように唱えるコストプッシュにしてもその筆頭である原油価格はコロナ前の水準にまで下落している。
 コストを上げる主要因の円安と原油高はもうすでに終わっているにも関わらずインチキ企業は相変わらず「コスト高」を言い続けて、それを「仕方ない」と諦める庶民も情弱としか言いようがない。

 買わなければ下がる、利用しなければ下がるし、消費者を騙していた悪徳企業は破滅するということだ。それでいい。

 また、この報道の終わりの方に書いてあるように、10月の実質賃金が上昇したという裏には10月にボーナスを払う企業があることから押し上げられている部分もあるわけで、もし本当に消費者が実感として収入が増えていると思っているなら、消費支出は絶対に増加しているはずなのである。

 こういうごまかしや嘘八百で固められた日本経済なので、このままだと早晩、景気後退局面に入ると思っているし、いっそのことそうなってしまったほうが、現状よりも庶民の生活は楽になると思う。だって物価が下がるんだから。

 今、外国産米の需要が爆上がりしていて、商社も入札ができないような状況があるらしい。
 こういうおかしな、作為的なインフレ誘導はこうして必ず破綻する。
 日本米の売れ行きは落ち、米相場は下落する。

 あと、来年の本決算の結果をよく確認することだ。
 コストを還元しないと先がないようなことを言っている企業共の決算は間違いなく過去最高益になる。そしてそれを全て従業員や株主に還元するかといえばそうではない。役員報酬の上昇や内部留保が優先され、残りっカスが少しだけ賃上げに回されることになる。これは昔からずっと続いていることで、この企業の考え方が変わらない限り、日本の経済が欧米に追いつくことはない。
 こんなことで市場に資金が回るはずがなく、消費が増えるはずもない。

 このまま企業体質、日本政府の方針に変化がないとすれば、来年以降、日本は景気後退局面に入る。

 それはそれとして。
 12月8日はジョン・レノンの命日。


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