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I'm So Tired──それでも明日は来るから

仕事用の椅子に液体化して、ただ時計を見つめる。
そうか、僕はもう12時間もここにいたのか。

何にも考えられない。
秒針と、その隣にかけられた社訓を、ただじっと見つめている。

可愛い部下が、パソコンに向かって何かを打ち込んでいる。
ふと心配になったのか、僕の方を見て声をかけてきた。
「大丈夫ですか?」

そのとき、ようやく意識が戻る。

「大丈夫大丈夫、ちょっと考え事してただけ」
と笑ってみせたけれど、それは嘘だった。
本当は何も考えてなかった。
いや、考えられなかった。
正直に言うと、僕の脳みそは完全にフリーズしていた。

今日は色々あって、長丁場だった。
僕の仕事は、放課後等デイサービスの管理者。
障害のある子どもたちのために、毎分毎秒、身を削っている。

何か問題を起こしてしまったり、上手くいかないことがあっても、子どもたちのせいじゃない。
むしろ、それをちゃんと受け止められない、支援してあげられない僕ら大人の側に責任がある。

僕は、子どもたちにとってヒーローだ。
彼らが何か困りごとを抱えれば、それを助ける。
でも——ヒーローも人間だ。
一日の半分もヒーローをしてたら、そりゃこうなる。

僕は冗談まじりに、隣で心配してくれた部下に言う。
「子どもたちの笑顔と未来のために、明日もやるんだよ」

でも、多分——本当は冗談じゃない。
エゴかもしれない。
それでも、少しでも助けになればと願って、この仕事を続けている。

愛社精神なんてものは、僕にはない。
ただ、目の前にいる子どもたちと向き合っているだけだ。

社訓に書かれていることは、正直、嘘ばかりだと思っている。
それでも、組織の一員である以上、上辺では従わなければならない。

それでも、やっぱり——
子どもたちのために、僕はここで仕事を続けたい。

うぅ〜ん……疲れた。

部下が帰って、ひとりになった事務所で、
Fugaziの「I'm So Tired」を流す。

もうあと1:58だけ、液体化してようと思う。

とにかく、お腹が空いた。

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