新卒3年目の管理職が1日17時間働いても成果が出ない理由を紐解く
※2026年8月17日更新しました。
目標を立てた直後はやる気があっても、気づけば計画通りに進まなくなる。
毎日行動しているにもかかわらず、目標に近づいている実感を持てない。
目標に取り組む中で、同じ経験はないでしょうか。
計画が崩れると、意志が弱い、努力が足りないと考え、自分を責めてしまうことがあります。しかし、意志や努力量を増やす前に見直すべきなのは、目標と日々の行動のつながりです。
目標を立てた後、必要な行動まで決めたつもりでも、達成に必要な要素を分解できていない場合があります。必要な要素が曖昧なまま行動すると、日々の努力が成果につながっているか判断できません。計画どおりに進まない場合も、見直すべき箇所が分からず、行動量を増やす対応に偏りやすくなります。
目標を達成するためには、目標から必要な行動を逆算し、実行結果を基に計画を修正する必要があります。特に何を優先するか、進捗を何で判断するか、計画をどの時点で見直すかまで決めることで、努力を成果につなげやすくなります。
本記事では、目標設定、行動設計、検証、立て直しの順に、逆算思考の使い方を解説します。
本記事で得られること
・意志力だけに頼らず、行動を続けるための仕組み
・目標から必要な行動を逆算する手順
・進捗と成果を判断するための検証・評価基準
・計画通りに進まない場合の見直し方
本記事がおすすめの方
・計画通りに進まず、自分を責めてしまう方
・行動しても、成果に繋がっている実感を持てない方
・やるべき仕事が多く、優先順位を決められない方
・目標達成に必要な手順と判断基準を身につけたい方
昇格の先で直面した現実
私は新卒で入社した会社で、できるだけ早く成果を出し、昇格したいと考えていました。
そのため、会社の文化や評価基準を踏まえ、求められる成果と必要な行動を整理し、一つずつ実行しました。結果的に取り組みが評価され、入社後は昇格を重ねました。
数か月後、待遇は変わらないものの、管理職への昇格を推薦されました。希望していた昇格の機会だと考え、迷わず引き受けました。
しかし、管理職になってからは、現場業務とマネジメントを兼務し、相談できる相手がいない中で、増え続ける業務に対応しなければなりませんでした。
気づけば、1日17時間働く状態が半年以上続いていました。風邪をひいても、休めば未対応の仕事が増えるため、仕事を休めませんでした。
限界の中で気づいた「逆算の欠如」
半年ほど経った頃、私はインフルエンザにかかりました。
自分が休めば現場業務が滞ると考え、発熱した状態でも仕事を続けました。体調は悪化し、意識が朦朧とする状態になりました。
仕事を続けられない状態になって初めて、自分の働き方に疑問を持ちました。
なぜ、体調を悪化させてまで働き続けているのか。
振り返ると、管理職になった後も、目の前の仕事を処理することを優先し、役割の変化に合わせて目標と行動を見直していませんでした。
管理職として必要だったのは、すべての業務を自分で処理することではありません。チームとして達成すべき成果を明確にしたうえで、自分が担う仕事、メンバーに任せる仕事、実施時期を変更する仕事、実施しない仕事を判断することでした。進捗や業務量の変化に応じて、優先順位を定期的に見直す必要もありました。
しかし、当時の私には、仕事の優先順位を決める基準と、計画を見直す工程がありませんでした。全力で行動し続けた結果、目標達成に必要な行動よりも、目の前の仕事を終わらせることが優先されていました。
状況を立て直すため、私は何度も計画を作り直しました。しかし、計画を作り直しても、同じ状態から抜け出せませんでした。
原因は、目標から逆算しているつもりで、実際には、抱えている仕事をどう終わらせるかを基準に計画を立てていたことにありました。
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