お題で書きはじめるnote企画|「眠れない」
眠れないときって、羊を数えればいいって聞いた。
ずいぶん昔に。
けれど、それで眠れたためしはない。
眠れない時に薬を出しておきましょう。
寝る前1錠の錠剤を処方してもらう。
さて、眠れることは眠れたが起きられない。
起きてもぼうっとしていて眩暈もする。
それを半錠にしてもらった。
爽やかってほどでもないが、起きて目眩はなくなった。
退院して夫に手を繋いでもらって自分のベッドで休む。
錠剤を飲まずとも知らないうちに眠ったようだ。
良かったな、と夫は呟いた。
手を繋いでくれる人は居なくなった。
はじめは朝晩構わず泣き疲れて眠れるようになった。
今は、一晩中起きているように思う。
眠れない夜はnoteを書く
あれこれ考えてるうちにiPadを放り出して眠っていたらしい。
でもしっかり眠れた覚えはない。
声が聞こえて夫がドアを開けてきてくれた。
やっぱり優しい顔をして。
私はベッドに招き入れたがドアを閉めて居なくなった。
あれは夢だった?
曖昧な微睡のなかで思い出そうとするが
本当のところはわからない。
確かなことは、元気でニコニコ笑っている夫であった。
