昨夜の奇妙な夢㊴~夢の世界で起きたことを、できるだけ正確に書いてみる~
夢の内容:
オフィス空間が2つのエリアに分かれていて、それぞれのエリアにキャビネがいくつか配置してある。
どこのキャビネにも、書類フォルダが雑多に保管されている。
フォルダの色も大きさも、全てバラバラで、中には黄ばんでいるとても古い書類フォルダもあり、キャビネから飛びだしている。
一目見て、うんざりするような光景だ。
私は手前のキャビネを数名の人々と整理することになっている。
自分の担当のキャビネの前で、順番にフォルダを抜き出して整理していく。
表紙だけでなく、中身も黄ばんでいて、中には書類が切れていたり、クリアファイルにきちんと入っていなかったりしている。
「一体だれが保管したんだろうか?」と、うんざりしながら整理を進める。
1段、また1段とすすめ、別の列に行こうとした瞬間に、急に何か感じて、終了した列に戻り1つの重要な機密事項フォルダを見直してみると、自分が整理した書類ががすっぽりと抜けている・・・
「なんで?さっき整理してきちんと保管したのに・・・」
まわりの整理済フォルダも全て確認したが、対象の書類がみつからない。
かなり重要な書類なので後で誰かしらが必要になるのは必然で、焦る・・・
その時、Aちゃん(小学時代の同級生)が近くで整理しているのが視野にはいり、彼女へ相談する。
横のデスクには、私達を管理している黒いスーツを着た女性が座っているので、彼女に聞こえないように事情をAちゃんに話す。
突然、同じエリアで整理している男性(中国人俳優のウー・レイ似ている)に話しかけられる。

彼は、あきらかに、他の淡々と整理をしているメンバーとは違うエネルギーを発しており、生きている感がとてもある。
突然、別の光景へ・・・
木造の古い家の中にいる。
「ここで働く準備は出来たか?」と、年配の男性に聞かれている。
「おばあちゃんの家のような感じですね!」と、私は訳の分からない返事を男性にしている。
私は、ここでも先のウー・レイ似の男性と、以前の職場の営業のRさんと、他、数名の人々でこの古い家の掃除をすることになっている。
古いキャビネにはかなり昔の書類が無造作に保管されていて「これらの書類はこの位置で本当にいいのでしょうか?」とRさんへ尋ねる私に、
「うん、大丈夫、そこで問題ないよ~!」と営業さんらしく、大雑把に答えている。
「あれ、この書類、少し、抜けてるな~」と言いながら、明るく言うRさんは、社内で昔からいるメンバーの1人で書類の中身を十分把握されている数少ないメンバーの一人だった。
そのうち、ごみ処理運搬トラックが到着したようで、ウー・レイ似の男性ともう一人の男性が対応しに建物の外に出る。
2人が処理しない物を戻しに、私達のいる場所へ戻ってきたときに
「何か、私が出来ることあれば行くけど、一緒にいった方がいい?」と
ウー・レイ似の子に聞くと、彼はニヤニヤしながら「来てください」と答えている。
その後、彼らと外へ行き、私は処理しない方が良い物の中から、プラスチックの小さなパレットと細い絵筆を取り出し、水で洗っている。
いったい、これらは、どこに保管すればいいのだろう・・・?と建物に戻りながら考えていた。
結局、「共有分」という札を張り付けた段ボールを作成してその中にパレットと筆を保管した。


夢の解釈:
重要書類が消える⇒心の中の大事なものが見えなくなる不安
Aちゃん(同級生)に相談⇒安心できる過去の自分への回帰であり、過去の自分に助けを求めていて、Aちゃんを意味しているわけではない
ウー・レイ似の男性=新しいエネルギー・新しい人生の象徴で彼だけが他の人と違うエネルギーを発していることから、新しい風が吹き始めており、
彼が夢の中で ニヤニヤしながら「来てください」と言うのは、新しい人生の方向性へ導いている。
古い木造の家⇒心の奥の古い記憶の倉庫で過去の記憶や幼少期の感情をあらわし、心の奥の古い感情を整理しようとしている。
Rさんの大雑把な返答⇒他人の価値観に合わせてきた自分を意味し、本当は細かく丁寧に整理したいのだが、周囲は「大丈夫、大丈夫」と軽く扱っていて、この構図は、人生で何度も繰り返されてきたもの。
パレットと筆を洗う⇒パレットは「創造性」、 筆は「表現力」 水で洗うことは「浄化・再生」を意味し、自分の中の創造性が再び、動き出している。
共有部分⇒自分の才能を誰かと共有する準備が出来ている
絵画紹介:
今回の絵画は、ジョルジョ・デ・キリコの『通りの神秘と憂鬱』で1914年に制作されました。

Melancholy and Mystery of a Street (1914)
第1次世界大戦が勃発した直後の作品でキリコが当時、感じていた不安が作品内にも表されているといわれています。
作品のモデルとなったのは、2006年に冬季オリンピックが開催されたイタリアのトリノという場所。
この地域では「ポルチコ」と呼ばれる、雨の日でも快適に散策できるよう設計されている長いアーケードが存在しており、現在でも観光名所として有名です。
この絵を一目見た時に感じたのは、複雑なVanishing Point(消失点)が
作品内に複数存在すること。
Vanishing Point(消失点)というのは、
例えば、都内のビルのキャンバスの左右に、二つを描いた際に、それぞれのビルの一番上の線をそのまま直線で伸ばしていくと、どこか1点で必ず交わるという原理で、そのポイントがVanishing Point(消失点)となります。
(上記で理解不能な際は線路の2つのレールを思い浮かべてみてください)
作品内の二つの消失点の構造
左側の白い建物 アーチが連なる長い壁面が、画面奥の左寄りに向かって収束しています。 → 消失点①:画面左奥(遠くの空の方向)
右側の暗い建物 こちらは手前から右奥へ向かってわずかに斜めに伸びており、 → 消失点②:画面右奥(影の方向)
二つの消失点は、現実と夢、意識と無意識の境界を象徴しているとも解釈可能。
この不安定な遠近法は、デ・キリコが追求した「形而上学的な不安」を視覚化している。
少女が遊ぶ明るい通りと、暗い建物の影の奥に潜む見えない存在。
そして・・・
右側の建物の上に描かれている影の存在。
本来、影を作る物体があるはずなのに作品内にそれが、描かれていない。
これは、キリコが用いる形なき存在(invisible presence) の象徴で
「存在しないものの存在感」を描いている。
存在しないものの存在は下記のような感じかなと思っています♬
①姿の見えない存在の気配
②不安・予兆・見えない脅威
③時間の停止と静けさ
④観る者の想像力を揺さぶるための装置
みなさんは、どのように影の存在は、何を意味すると感じますか?
個人的には④が強めですが、①から④すべてかな~と感じています。
見た夢の記事をシュルレアリスト達の作品と共に紹介:
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