【スタートアップ!占い師】休憩〜障害者でも占い師になれますか〜
知っている人は知っておりますが、私は介護福祉士の資格を持っています。
福祉……特に障害関係とのお付き合いは、資格を取る前からありまして。幼少期から統合失調症の叔父と同居。親戚には身体障害者がおり、福祉の資格をとる短大時代には学校に通うために一時的に同居しておりました。
そして、現在は発達障害(神経発達症という名前に変わっていますが、呼び方が定着している「発達障害」で話を進めていきます)を持つ子供を育てております。
そういった経験もあって、他の占い師さんよりは福祉や障害に理解のある方だと思っています。
今回は、過去に子供にタロットを教えていたときに、気がついたことも含めて、このお題についてお話していきます。
「障害者でも占い師になれるのでしょうか。」
わかりきった結論ですが、人によります。
仕事をするために支援が必要なら、支援者も必要です。
まず。占いを仕事にするためには、
■他人を占う占いの方法を習得できている
■占いの結果が正しく伝えられる(受け取った結果の情報を歪めることなく伝えられる)
■仕事を拡める力がある
■お金の管理ができる(確定申告・住民税納税を含む)
ざっくりとですが、この4つをクリアしなければいけません。
このうちの。
■仕事を拡める力がある
■お金の管理ができる(確定申告・住民税納税を含む)
この2つは、頼らないで一人でできる人もいるでしょう。一人で出来なくても、支援がいればある程度クリアができると思います。
誰かに支援してもらう場合は、SNSの運用代理やサイト管理を外注する、家族や成年後見人に金銭管理をお願いする、などで解決できます。
(なお、ヘルパーは金銭管理はできません。福祉のプチ知識、ひとつ覚えましたね)
問題は、
■他人を占う占いの方法を習得できている
■占いの結果を伝えられる(受け取った結果の情報を歪めることなく伝えられる)
この2つなのです。
どのような占い道具(※)を使っても、この2つが身についていないと、占い師として仕事をすることができません。
※障害者が占う際に使う占い道具についてですが……。
占い道具のほとんどは視覚を頼るものになっています。視覚障害者が、通常の使い方(=視覚に頼り切るやり方)通りに行うのは難しいでしょう。
視覚障害者が道具を使った占いをするなら、サイコロの目やルーン文字の刻み、点字を打ったカードでいけると思います。
知的障害者なら、ルノルマンカードやルーンなどのシンプルな占術を採用すれば、他の占いよりも学習のハードルが下がるので身につきやすいでしょう。手がきかない身体障害者なら、パソコンやタブレットの活用しての占いが可能です(親戚の身障者が、口に割り箸をつけてパソコンのキーボードを打ってたのを思い出しました。今は音声サービスで、パソコンやタブレット動かせるはずです。時代が進化したなぁ)。
■他人を占う占いの方法を習得できている
■占いの結果を伝えられる(受け取った結果の情報を歪めることなく伝えられる)
これはどちらも、
・学習面での困りごと(本が読めない、動画が見れない、論理的な思考が難しい、記憶力が弱い、など)
・認知の困りごと(目から入ってきた情報を脳が正しく受け取れない、ワーキングメモリーが足りない、など)
・コミュニケーションの困りごと(意思疎通が難しい、緊張してしまい話ができない、相手の話し言葉を間違って受け取ってしまう、伝え方に難がある、一方的に話す、など)
のクリアが必須となります。
これは、身体障害、知的障害、精神障害・発達障害、どれにもあてはまることです。
ちなみに子供にタロットを教えていて気がついたことですが。
タロットのようなカード占いって、カードを見る(視覚)→カードを認知する→※カードの絵や意味からイメージする→イメージから「カードを伝えていることは何か」をあるだけの知識の中から当てはまるものを引き出す→引き出した知識を言葉としてまとめる→まとめた言葉を口語にして伝える(もしくは文字に起こす)までがワンセットなんです。
この道筋のどこかでエラーが起きると、カード占いは成立しなくなります。
命占いでは、この太字の部分が、
データを見る(視覚)→そこに載っている星(星の場所・配置・角度など)を認知する→星の意味・場所・角度などから「このときはこうなりやすいよね」をイメージする→そのイメージを集約したり、さらに「この結果を伝えていることは何か」と星や場所・角度などに意味付けをして、その意味付けに、頭にあるだけの知識の中から当てはまる知識をあてる→あてた知識を言葉としてまとめる→まとめた言葉を口語にして伝える(もしくは文字に起こす)
になりますし、相占いでは、
相(形)を見る(視覚)→相を認知する→相の場所・角度などから「このときはこうなりやすいよね」という知識や今までの鑑定の経験を引っ張り出す→知識のかけあわせから、「これは運気があがりやすい・さがりやすい」「今はこんな状態」「過去はこんな状態」「このままだとこうなる」と予測する→
予測したことを言葉としてまとめる→まとめた言葉を口語にして伝える(もしくは文字に起こす)
となります。
この何処かが抜け落ちてはいけません。この「(障害による)占いのエラーをどう回避するのか」も、「障害者が占いができるか」「障害者も占い師として仕事ができるのか」どうかのポイントになります。
そして、「精神疾患の人は占い師になるのに向いていない」という話をよく聞きます。精神疾患は、双極性障害やパニック障害などですね。発達障害の二次障害も含みます。
これは幻覚や妄想、疾患特有の気分の浮き沈みや思い込みと占いの結果が混ざってしまい、正しい結果を導き出すことができない、という理由から、そのような話になっています。確かに、疾患の程度が重度であれば、相手を振り回すだけではなく、自分も病んでしまうのでおすすめはできません。
ですが、軽度の疾患で上手に病気とお付き合いできていて、定期的に自分を客観的に見つめている人であれば、バリバリ本業とまではいかなくても、短時間の就労は可能ではないのでしょうか(病気との兼ね合い、働く時間はお医者さんとの話し合いが必須かなと思いますが)。
占い師としての就労は、筋力を使った作業はないものの、人を相手にした仕事故に、体力(持久力)・精神(気力)ともに消耗が激しいのです。自分の体と心にあわせた働き方を考える必要があるでしょう。
自分の障害を理解できている分、仕事としての強みになることもあります。「障害は持ってるけど占い師になりたい!」のであれば、学習面もコミュニケーション面も、認知の障害も、うまく乗り越えていってほしいです。
(占いの学習や伝え方にツールや工夫が必要な場合もあると思います。学習が身につきやすい方法や、相手に結果を伝えやすい方法がそれぞれ違うので、自分にあったやり方が見つかるといいですね。
また、発達障害の方は、人にもよりますが、成人後も学習・認知・コミュニケーション能力は緩やかに育つと思いますし、気長に勉強すれば仕事にすることも可能だと思っています。)
趣味で一人占いをやるなら、それらの障害を気にせずに楽しんで占っても構わないと思います。人にやってあげるときは、言葉の責任が伴うので、十二分に注意してください。
精神・発達障害の話も出たから、HSPの方の話も交えようかなと思いましたが、それはまた今度に。
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