1. あの日、息子に起きた異変…強度行動障害の始まりの日
こんにちは。
ミツコです。
今日は強度行動障害が始まるきっかけとなった出来事についてお話したいと思います。
「その日」以前
息子は強度行動障害なのですが、それは生まれつきではありません。

小2までは、
うわー、障害児育児大変!!
と思いながらも、学校も放デイも楽しそうに通っているし、週末は家族で楽しくお出かけもできるし、旅行も行ける。
まあ少しずつ本人のペースで成長していってくれたらいっか
というぐらいの気持ちで育てておりました。
大変なことと同じぐらい楽しいことも可愛くてたまらないことも、たくさんあったのです。
コロナ騒動が始まる
そんな生活が一変したのは、2020年4月のことです。
この年のことは皆さん覚えていらっしゃるのではないでしょうか。コロナ騒動が始まった年です。
息子にとって、それまでの当たり前の日常が大きく変化しました。
得体のしれない不安に社会全体が包まれ、大人でさえ恐怖を感じたのですから、知的障害があり、まだわずか8歳の息子にとってその恐ろしさはどれほどのものだったでしょうか。

新学年が始まり担任も介助員も変わり、ただでさえ慣れない雰囲気の中で
全員がマスクを着けている!
先生達は眉を吊り上げコロナの怖さを話す!
マスクや手洗いうがいを強制される!
生まれてからの8年で学んだ世の中についての知識全てを総動員しても、息子には何が起きているのか理解し納得することは難しかったでしょう。
ただただ不安と恐ろしさの中で手探りで居たのだと、今のわたしには分かります。
でも、当時は息子のそんな混乱を、深く理解することはできていませんでした。
あの時もっと、息子の気持ちに気づけていたら、もっと寄り添ってやれていたら…後悔は尽きません。
「その日」以降
そして、その日はやってきました。
新学年が始まって1週間が過ぎたころ、息子が初めて学校で他害行為をしたのです。
マスクを嫌がり混乱し癇癪を起こす息子をなだめようとした担任の腕を、引っ掻いてしまったのです。
どのようにどのぐらいの強さで引っ掻いたのかは聞いていませんが、息子にとっては恐らく、「自分をコントロールできず、先生に暴力をしてしまった」というとても辛い出来事として強く心に残ったのだと思われます。
定型の私たちにはにわかには信じられないのですが、その出来事は息子のトラウマになりました。
医学的なトラウマには定義があり、息子の経験はそれには当てはまらないかもしれませんが、結局のところ、脅威とは本人にしか分からないことなのではないでしょうか。
本人が大きな脅威を感じ、自分の存在そのものを揺るがすほどの衝撃を受けたのならば、それがとれだけ些細なことであっても、それは「トラウマ」なのではないかと思うのです。
自分で自分をコントロールできない恐怖。それはそうなってみなければきっと分からないことです。
想像してみてください。
周りがみんな敵に見え、自分に襲いかかってくるように感じ、勝手に手が動いて人を傷つけてしまう…。それはどれほど怖い体験でしょうか。
この自分自身への恐怖心こそが、強度行動障害の人の心の中に常に横たわっているのではないか、わたしはそう感じます。
さて、長くなってしまいました。
息子の心の中を想像しながら、強度行動障害とは一体何なのか、といったところを掘り下げてみたいのですが、それはとても難しいテーマですね。
少しずつ挑戦してみたいと思います。
次回は、「その日」以降、息子がどんな風に変わっていき、完全なひきこもりになっていったのかをお話したいと思います。
うん、たぶん書いてて辛くなるな…。
でも頑張って向き合ってみたいと思います!
ここまで読んで頂き、ありがとうございます!
