見出し画像

私が甲状腺ホルモンにトラブルがあると知ったきっかけ - 低血糖症

不妊治療に関係なさそうで実は重要なものの一つに、「甲状腺ホルモン値」があります。私が偶然甲状腺ホルモン値の異常に気づき、医療につながるまでの話をまとめます。

甲状腺ホルモンの前に血糖値の話が続きますので、興味のない方は目次から「甲状腺ホルモン値が高いと指摘を受ける」まで飛んでください。


私の体の不調の原因は「低血糖(症)」?

私の甲状腺ホルモン値が良くないと知ったきっかけは、血糖値のトラブルを知るために受診した内分泌科での検査でした。

私はいつも疲れやすく、体力が無く、あまりエネルギーがない人生を送っていたのですが、流石に人生を変えたいと思っている時、「反応性低血糖症」(機能性低血糖)というものを知りました。この状態を知ったのは、どうしても夜中に1回はトイレに起きてしまい眠りが浅くなってしまう問題を調べていた時、低血糖を紹介しているYouTube動画を見たのがきっかけです。

5:52ごろ、低血糖の3番目の症状として、夜中に起きてしまう、というものが紹介されています。

夜中に起きてしまうのは、夕食後に血糖値が上がりすぎて、血糖値を下げるために大量のインシュリンが分泌され、今度は低血糖になってしまう。その下がりすぎた血糖値をなんとか上げるために、体はアドレナリン等を分泌する。そうすると体は興奮状態(交感神経が優位になる)により、眠りが浅くなり起床してしまう、と説明されていました。

その後も書籍等で低血糖症を知れば知るほど、自分はこれではないのかという疑いを強くしていきました。

「リブレ」で血糖値を測定してみる

血糖値は普通病院にて血液検査を受けることでわかりますが、それ以外にも自宅で測る方法があります。その一つが、「リブレ」という機械を腕に装着し、2週間血糖値を測れるというものになります(正確には血糖値では無く、間質液の糖濃度です。血糖値と相関するので、目安となります)。

私がリブレを使っているときは「リブレ2」ではなく「リブレ」ですが、今ではアマゾンでは「リブレ2」しかないようなので、いつの間にか「リブレ2」が主流となっているのですね。機能はパワーアップしているのでしょうが、値段も若干上がっているのでちょっと切ないですね。

糖尿病の人には必須のアイテムで、YouTubeなどにもたくさん情報があります。

リブレを購入し装着して計測してみると、見事に食後に血糖値が急上昇、そして急降下しています。睡眠中には血糖値が標準の下限である70を切り、その後上昇しています。ネットで見る低血糖の典型的なグラフになっていました。

反応性低血糖(もしくは機能性低血糖)なのか検査をしに行く

ちなみに「低血糖症」は日本で病気として認められているものでは無く、あくまで状態を表すもので、これを治す治療法が保険診療で認められません。しかし、自費でブドウ糖負荷試験というものをすると、低血糖状態になっているか確かめられるということを知りました。

反応性低血糖 + 地域名で調べると、地元で反応性低血糖かどうかを調べられる病院を見つけられました。やはり保険外のため、検査代は2万円ほど、時間は5時間かかります。大掛かりですが、今までの人生の不調を回復させられるのであれば安い、と受けることを決めました。

内分泌科を受診

反応性低血糖の検査をしている病院を受診し、診察を受けました。今までの症状を話し、低血糖の疑いがあるので、すんなり糖負荷試験をすることになりました。日時を決めて後日訪れました。

検査の当日は、リブレも装着し、リアルタイムで血糖値の動きを知ることにしました。病院では下記の記事のような瓶に入った甘いサイダーのようなものを飲み、その後の血糖値を測り、血糖値変化を観察します。

飲む前、飲んで30分後、1時間後、1時間半後、2時間後…と通常は2時間までを測りますが、反応性低血糖かどうかの試験では、5時間後まで経過を見ます。なので私も5時間まで測ることになりました。

低血糖から回復せず、検査中止

私の血糖値は糖尿病レベルに下がり辛く、今度血糖値が下がり始めると下がりすぎ、糖を飲んでから3時間半後には50に達し、冷や汗が出て、震えが出ました。普段の生活では5時間食べないことはあまりないため、初めての状態になりました。4時間後にも50から回復しないため、検査が中止され、粉末状の糖分を摂り、低血糖状態からの回復を目指しました。

なんと私は今までに指摘されたことはありませんでしたが、糖負荷試験の結果的には立派な糖尿病の動きをしており、さらにはインシュリンがおそらく過剰に分泌され、血糖値が下がりすぎる状態になり、加えてそこから回復できないという、かなり血糖値コントロールの下手な体だということがわかりました。

ちなみにこの結果を踏まえ、病院から医療的な助言はありません。今後、空腹時血糖値、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)を定期的に測り、糖尿病ではないかを観察するしか手はありません。病院からは指導がないため、私は糖尿病から寛解した人の体験談をかき集め、BMI18.5であるのは糖尿病リスクが高いこと、運動や筋トレが血糖値を正常化させることを知り、ジムに通ったり、血糖値の上がりにくい食事を研究する毎日となりました。

結果的には血糖値コントロールに努めた結果、私は筋肉量を増やし、BMIは20を超えて、若い頃より体力が増えて健康的になりました。YouTubeで偶然見た動画のおかげで行動に移せ、自分の体の不調に気づくことができ、本当に良かったです。

しかし、一番の収穫は、甲状腺ホルモントラブルに気づけたことなのです(ここでようやく本題です)。

甲状腺ホルモン値が高いと指摘を受ける - バセドウ病疑い

反応性低血糖を疑い内分泌科を受診し、血糖値コントロールに問題があるとわかり、月に1回の通院が始まりました。私の空腹時血糖値とHbA1cは、相変わらず正常値です。私は糖負荷試験でのみ異常が出ます。空腹時血糖値とHbA1cが正常なために、主治医は特に問題は無いようなことを言っていました。

しかし、数ヶ月通って血糖値は正常であるものの、ここで甲状腺ホルモン値が高いという指摘を受けました。高いのはFT3というホルモンで、正常範囲の上限を若干はみ出しています。今のところはさほど問題は無いが、楽観視はできないようなので、引き続き月1回の通院を続けることになりました。

甲状腺ホルモンの指摘を受けてから3ヶ月後。その間の血糖値は非常に良い状態。ですが、甲状腺ホルモン値は悪化していました。とは言っても極端に高い値では無く、慢性的な疾患であるバセドウ病か、一時的な状態である無痛性甲状腺炎かのどちらかの可能性がある、と指摘を受けました。バセドウ病であれば積極的な治療が必要で、無痛性甲状腺炎であれば服用などの治療は必要なく、経過観察をして正常値に戻れば問題ない、とのことでした。

このころ私は婚活をしているときで、この甲状腺のトラブルは、妊娠のしやすさに非常に影響があると知り、かなりショックを受けました。また、甲状腺ホルモン値が高い場合は激しい運動を避けなくてはならず、大好きだったジム通いや運動を止めなくてはいけなく、ストレスが溜まる一方でした。

当時は息切れしやすかったり、動悸があるような気がしていましたが、その2年半後にも同じ状態になった時無症状だったので、当時は気のせいだったような気がしますが、真実は謎です。とにかく、最初は薬を飲まずに、無痛性甲状腺炎の可能性のもと、様子をみることになりました。

治療せずに甲状腺ホルモン値は安定した - 無痛性甲状腺炎

毎月の検査にて、甲状腺ホルモン値は次第によくなり、最初の以上が観察されてから5ヶ月後には正常な値になりました。それから3ヶ月連続正常であったことから、無痛性甲状腺であったこと、そして今後は毎月通わなくても良いと診断されました。

今後は半年に1回の通院ということになりましたが、私は症状もないのでさぼってしまい、次が1年後となってしましましたが、幸運なことに値は正常でした。その次は半年後に行き、またも正常でした。

問題は、その半年後。正常な値になってから2年と3ヶ月後、不妊治療を再開することになった直後でした。また値が上がり、不妊治療にストップがかかる値になってしまったのです。

まとめ

自分の体の不調は「低血糖」という症状からきているのではと疑い、検査を受けるために内分泌科を受診したことで、妊娠に大きく関係ある甲状腺ホルモンの値のトラブルを気づくまでをまとめました。

血糖値トラブルは関係ないのでは?と思われる方もいるかもしれませんが、確かに妊娠するまでの不妊治療ではあまり関係はなかったと思います。しかし、妊娠した状態では、血糖値コントロールに不調が出ることが多く、妊娠糖尿病になる方は少なくないので、もし似た不調がある方は、不妊治療中も血糖値について知ることは悪いことではないのでは、と自分の体験談をこまかくまとめてみました。

今となっては血糖値に自分が注目したおかげで、甲状腺のトラブルに気付けたことは本当にラッキーだったと思います。実際、妊活中に甲状腺ホルモン値に以上に気づき、服薬をしてホルモン値が正常になった後に自然妊娠をしたことが、甲状腺ホルモン値を正常に保つことが大事であった何よりの証拠なのではないかと思います。相関関係は明らかではありませんが。

次回は、不妊治療を再開することを決めた矢先に、再び甲状腺の値が悪くなり、再開を断念するまでをまとめます。


いいなと思ったら応援しよう!