【漢字テストは0点】ディスレクシアの息子が「できない」を受け入れるまで
小学2年生の1年間、息子の漢字テストは、ほとんど「0点」でした。
1年生の頃は、50点、60点、ときには80点近く取れる日もありました。
点数が上がるたびに、嬉しそうに見せてくれたあの笑顔を、私はよく覚えています。
でも、2年生になってからは、どんどん書けなくなるようになっていきました。
2年生の夏、支援センターに通いはじめた
2年生の夏から、息子は支援センターに通い始めました。
ディスレクシア(発達性読み書き障害)と診断を受け、本人の特性に合った学習を進める必要があるとわかったからです。
それ以降、漢字の学習は、学校のテストに合わせるのではなく、支援センターで進めるペースに切り替えました。
学校の漢字テストは無理に取り組まず、「白紙のまま提出」する日も多くなりました。
当然、テストの点数は「0点」になります。
でも、それは“できない”のではなく、“やり方を変えた”という選択でした。
自分で整理できるようになった心
最初の頃、息子は悔しそうでした。
2年生の初期の頃は「点数を取りたい」という気持ちが強かったからです。
けれど、時間が経つにつれて、こんなふうに言うようになりました。
「支援センターでやってるから、小学校のテストは仕方ないんだよ」
自分を納得させるように、折り合いをつけながら前に進もうとしていました。
点数をからかわれることもあった
ときどき、お友達に返されたテストを見られてからかわれることもあったそうです。
でも、そんなときは、別のお友達が先生にそっと伝えてくれたりもしました。
優しさにふれる経験が、息子を支えてくれたこともあったのだと思います。
「遅れてる」って、悪いことじゃない
「みんなより遅れてるけど、それは君の特性だよ。気にしなくていいんだよ」
そう何度も伝えました。
支援センターで少しずつ進めながら、自分のやり方でコツコツ取り組んでいけばいい――。
そして、小学校の先生にも理解していただいていたので、
「テストは書ける範囲でいいよ」
と、そっと見守ってくださっていました。
今も、漢字テストは0~10点。でも…
小学3年生になった今も、漢字テストの点数は0~10点。
でも、息子に聞きます。
「今日は何個書けた?」
「5個かけたよ」
「5個も!?すごいじゃん!」
点数じゃなくて、できたことを喜ぶ。
そんなやり取りが、今のわが家の漢字テストの風景です。
まとめ|「0点」は、強さのはじまりだった
2年生の頃、「0点」が日常になった漢字テスト。
それは決して、あきらめたわけではありません。
「できない自分」を受け入れて、「自分なりに努力する力」を育てていく。
そんな強さのスタートでもありました。
これからも、息子のペースで。
ゆっくり、じっくり、一歩ずつ進んでいきます。
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