【note限定】オートスキル外伝:エルフの里アヴァロンの受難【短編小説】
note限定のオートスキル外伝【短編小説】です!
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※サムネイルは【あやえも研究所】から拝借しました
オートスキル外伝:エルフの里アヴァロンの受難【短編小説】
オートスキルで無双する日々の俺。
女神とエルフと聖女という美少女パーティと共に、俺は今、エルフの里アヴァロンに滞在していた。
だが最近、エルフの里アヴァロンの周辺では『ゴキスパイダー』なる、ゴキブリとクモが融合したモンスターが暴走しまくっていた。作物にまで被害が出ているし、許せん!
【ゴキスパイダー】
【詳細】
クモの能力を手に入れたゴキ。
鋼並みに丈夫な糸を吐く。
移動速度も速い。
「……ゴキスパイダー、なんて禍々しい」
しかも、見た目もグロい。ただえさえ、ゴキで嫌なフォルムをしているっていうのに、そこにクモ要素まで追加されちまったのだから……もうお手上げだ。
おかげでリースは気絶しているし、フォルなんか顔面真っ青にして震えていた。ガクブルだ。そして、さすがの女神であるメサイアも秒で戦闘拒否。みんな俺の背後に隠れ怯えていた。
ですよねー…。
「サトル、あんたの“オートスキル”でなんとかしなさいよ!」
「なんとかって……言われてもな」
敵がロケットのように素早すぎて火属性魔法スキル【煉獄】も、水属性魔法スキルである【ヒドゥンクレバス】も上手く命中しない。
こんなことは前代未聞――ていうか、敵が素早すぎるッ!
いくらなんでも移動速度が異常だ。
カサカサと集団で動き回りやがって気色が悪い。
早くなんとかしないとアヴァロンが巻き込まれて壊滅だ。
俺の“守りたい”という意思で自動攻撃をしてくれる【オートスキル】は、敵の殺気でも反応する結構万能なスキルだ。
メサイアが与えてくれた俺の唯一の能力。
これなら勝てるさ!
「あ……兄様っ! グロリアスブレッシングとグロリアスアジリティです!」
聖女であるフォルトゥナの支援魔法スキルが俺の全身を包む。
グロリアスブレッシングは全ステータスを底上げしてくれる。グロリアスアジリティは攻撃速度と移動速度を上昇させる。
ありがたい!
これで俺はまた強くなった。
――更に。
「オルクス!」
これはメサイアの補助スキル。
オートスキルの火力を『三倍』にするという!
「せんきゅ、メサイア!」
「はやくあの虫たちをなんとかしてちょうだい!」
「おう!」
俺は駆けだしていく。
しかし、敵は何百といる。俺に気づいた虫の群集がこちらに突撃してくる! キモい! キモすぎる!
だが、ここで逃げるわけもいかないだろう。
その瞬間――
ごうっと大きな炎が虫たちへ飛び出していく。
「煉獄!」
いや、それだけではない!
この火力はあまりに高すぎる。つまり――
「プロミネンス!」
そう、これはリースの、エルフ族の火属性魔法スキル!
そうか! 俺の煉獄に合わせて大魔法を放ってくれたんだな!
地獄の業火と太陽フレアが混じり合い、融合。爆発的な超大魔法となり、巨大な渦が虫たちを飲み込んだ。同時に大爆発の連鎖を繰り返し、徹底的な“駆除”を行った。
すごい、すごすぎる!
こんな合体技になるとは思わなかったぜ。
みんなの力を合わせれば勝てない敵はいない。
やがて、ゴキスパイダーたちは灰となり消えた!
討伐完了!
【報酬】
ゴキスパイダーの足×30個
謎の液体×10個
盾(未鑑定)×1個
「やったわね、サトル!」
「お疲れ様です、兄様!」
「さすがです、サトルさん!」
メサイア、フォル、リースそれぞれが褒め讃えてくれた。う~ん、気分最高だぜ!
更に、気づけば里の連中も大騒ぎ。
「おぉ!」「サトルがやってくれたぞ!」「オートスキルって凄いんだなぁ」「はじめて見たが、とんでもねぇ火力だな」「これで里は平和だ!」「助かったぁ」「もう周辺を歩いても平気なんですね!」「女神様や聖女様のおかげじゃ」「リースもよくやったぞ!」
いつの間にか見られていたようだな。
「よかったじゃない」
「ああ、メサイアが補助してくれたおかげだよ」
「わ、私はなにも……」
「顔が赤いぞ」
「う、うっさいっ」
ぷいっと背を向けるメサイアは、耳まで真っ赤だった。案外、照れているようだな。
こうして俺たちはエルフの里アヴァロンの治安を守っていくのであった。
短編:完
これにて短編は以上です。
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また詳しくは告知いたします。
