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人間ドック街道

 私は自分が住んでいる東京・東久留米市から小平市にかけての小金井街道を勝手に「人間ドック街道」と名付けている。かかりつけの様々な診療科目のクリニックが通りに並んでいて、順番に診てもらえば、さながらドックを終えた感があるからだ。
 この「人間ドック街道」の先生方に先日、命を救っていただいた。
 こめかみあたりから顎にかけて、シクシク、ズキンといった感じで痛みがひどくなり、普段お世話になっている耳鼻咽喉科に出向いたところ、「うちの範疇ではないと思うが、念のため」と言ってMRIとCTの検査を勧められた。
 結果を見た先生、「これは歯科の診断を受けるべき」。
 直ちに定期検診を受けている歯科医院に駆け込むと、一目で「口腔外科ですぐに診てもらった方がいい」。
近隣の基幹病院の専門医に先生自ら電話をし、症状の説明をしてくれた。
 私はそのまま基幹病院に直行し、緊急入院、緊急手術となった。
 歯の隙間から細菌が入って下顎部で炎症が広がり、一日遅れれば気道が詰まって窒息死するところだったという。
「人間ドック街道」の先生方の連携のおかげで、これまでにもいくつかの厄介な病気が見つかり、治療につなげている。
 脳神経外科のクリニックから紹介された循環器科の先生には心肥大を見つけてもらい、その原因の一つとみられる無呼吸症候群の治療を始めることができた。
 人生初めての入院、手術で世話になった基幹病院の人たちの献身的な対応も含め、地元の医療体制の充実ぶりを有り難く思う日々だ。

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