「予算が足りない」と言われたとき、どう返すか。
打ち合わせの終わりに、あるいはメールで突然
「予算が足りないので、少し安くしてもらえませんか」
こう言われて、つい「わかりました」と下げてしまったことはないでしょうか。断るのも気が引けるし、関係を壊したくない。そう思いながら、気づけば毎回値下げしてしまっている。
でも、値下げ以外の返し方があります。
こう返します。
ご相談ありがとうございます。ご予算に合わせることは可能です。その分、対応内容や範囲を調整する形になりますので、条件を整理した上でご提案させてください。
なぜこう返すのか。
予算が下がると、必ずどこかが削られます。だから本当の問題は「安くするかどうか」ではなく、「何を削るかの設計」です。これは交渉ではなく、トレードオフの話です。
相手が「予算が足りない」と言うとき、2つのパターンがあります。
本当に予算がないケースと、値切れるか試しているケースです。どちらの場合も、「範囲の調整」という返し方で対応できます。
値下げではなく設計の話として返すことで、プロとしての立場を保てます。「安くします」と返すと価格で選ばれる人になりますが、「範囲を調整します」と返すと判断できる人として見られます。この差が、その後の関係性全体に影響します。
感情で返すと、その場しのぎになりやすいです。優しい人は、これがキツイし負担になる。でも設計で返すと、関係性ごと変わります。
値下げを断るのではなく、設計の話に変える。それだけで、この場面はずいぶん楽になります。
こうした場面への返し方を、現在100パターン以上収録しているのがHEDGEHOGです。読者の方からいただいた場面をもとに、随時追加しています。
