Vol.3_Apple Watch × Bevelで、自分の身体を可視化してみることにした
最近、「自分の身体の状態を、もう少しちゃんと把握できないだろうか」と考えるようになった。
疲れている。
今日は調子がいい。
肩が重い。
よく眠れなかった。
肌の調子が悪い。
普段、こうした身体の変化はほとんど感覚で捉えている。
一方で、Apple Watchを毎日つけていると、睡眠や心拍数、HRV、活動量など、かなり多くのデータが自動的に蓄積されている。
せっかくこれだけデータがあるなら、もう少し「自分の身体を理解する」ために使えないだろうか。
そこで今回、Apple Watchのデータを活用してコンディションを可視化するアプリ「Bevel」を使い、自分の身体を記録してみることにした。
Apple Watchをつけているのに、ほとんど活用できていなかった
Apple Watchは以前から使っていた。
歩数を見る。
運動を記録する。
たまに睡眠時間を見る。
ただ、正直それくらいだった。
心拍数やHRVなども蓄積されているが、
「で、この数字をどう使えばいいのか?」
がよく分からない。
Apple Watchには大量のデータがある。
でも、「データがあること」と「自分の身体を理解できること」は別だった。
そこで、Apple Watchに溜まっているデータを、もう少し分かりやすく解釈してくれるサービスを探し始めた。
ウェアラブルを調べてみると、かなり選択肢がある
調べてみると、身体のコンディションを可視化するサービスはすでにかなり存在している。
代表的なのが Oura Ring。
指輪型のデバイスを装着し、睡眠・活動・身体の準備状態などをスコア化する。OuraではSleep、Activity、Readinessという3つの主要スコアを軸に身体の状態を把握できる。
もう一つ有名なのが WHOOP。
ディスプレイのない専用デバイスを常時装着し、Sleep、Strain、Recovery、Stressなどを軸にコンディションを分析するサービスだ。
そしてApple Watchユーザー向けには Athlytic のようなアプリもある。
Apple WatchのデータからRecovery、Exertion、Sleep Qualityなどを算出し、日々のトレーニングや回復状態を分かりやすくしてくれる。
つまり、
「ウェアラブルで身体の状態を可視化する」
という体験自体は、すでに一つの大きなカテゴリーになっている。
その中で、なぜBevelを選んだのか
そこで今回試してみることにしたのが、Apple Watchなどのウェアラブルデータをもとに、睡眠・回復・身体への負荷などを可視化できるヘルスケアアプリ「Bevel」だ。
公式サイト:https://www.bevel.health/
理由はかなりシンプルで、
今持っているApple Watchをそのまま活用できて、かつ“運動だけではなく身体全体のコンディション”を見られそうだったから。
BevelはApple Healthと連携し、Sleep、Recovery、Strainなどをまとめて可視化する。現在はStressやNutrition、Journalなどにも機能を広げている。
自分の場合、アスリートのようにトレーニング効率を極限まで高めたいわけではない。
知りたいのは、
「ちゃんと回復できているのか」
「仕事で疲れているとき、身体には何が起きているのか」
「睡眠・運動・ストレスで自分の調子はどう変わるのか」
といった、もっと日常的なコンディションだ。
その意味でBevelの思想が、自分の目的には合いそうだった。
そしてもう一つ大きかったのが、
新しいデバイスを買う必要がないこと。
Oura RingやWHOOPもかなり気になる。
ただ、今回はまず、
「すでに毎日身につけているApple Watchだけで、どこまで自分の身体を理解できるのか」
を試してみたかった。
だから最初の実験としてBevelを選んだ。
ちなみにApple Watchを活用するという意味ではAthlyticもかなり近い。
ここは今後、実際に使いながら比較してみても面白そうだと思っている。
Bevelで「身体の回復状態」を見てみる
BevelではRecovery、Sleep、Strainという指標が互いに関連する形で設計されている。
ざっくり言えば、
活動によって身体に負荷がかかる。
睡眠によって回復する。
その結果として、翌日にどのくらい身体が準備できているかを見る。
という考え方だ。
Apple Watchに入っていたバラバラの数字が、
「今日は身体を休ませた方がいいのか、それとも動けそうなのか」
という一段上の情報になる。
ここが個人的には面白い。
ただし、表示されるスコアをそのまま「健康状態」と捉えるつもりはない。
あくまで、自分の身体について考える材料の一つとして使ってみる。
数字だけではなく、自分の感覚も記録する
そして今回、一番試してみたいのはここ。
身体の状態はApple Watchだけでは分からない。
例えば、
「Recoveryは高いけど、今日はものすごく疲れている」
という日もあるかもしれない。
逆に、
「睡眠時間は短いけど、意外と調子がいい」
という日もありそうだ。
そこでBevelのデータに加えて、
疲労感
集中力
肩や首の重さ
ストレス感
肌の調子
なども簡単に記録することにした。
自分はもともと肌のコンディションにも波があるので、睡眠や疲労などとどんな関係があるのかも少し気になっている。
つまり見たいのは、
「ウェアラブルが示す身体」と「自分が感じている身体」はどこまで一致するのか。
ということだ。
今回試してみたいこと
特に見てみたいのは3つ。
1. 自分の「疲れている」とデータは一致するのか
RecoveryやHRVが低い日は、本当に疲労感も強いのか。
逆に、数字は悪くないのに身体が重い日はあるのか。
まずはこのズレを見たい。
2. 生活習慣によって身体はどう変わるのか
例えば、
睡眠
運動
飲酒
ストレッチ
仕事の忙しさ
など。
普段何となく感じている、
「昨日飲んだから今日は調子が悪い」
「運動すると身体が軽くなる」
といった感覚が、本当にデータにも表れるのか。
3. 身体をケアすると何か変化はあるのか
もう一つ試してみたいのが、身体のメンテナンスとの関係。
妻が整体・鍼灸のサロンをやっていることもあり、身体のケアについて考える機会は多い。
ストレッチをした日。
整体を受けた日。
運動した日。
そうした日の翌日に、
睡眠やRecovery、主観的な身体の軽さに違いが出るのか。
もちろん、一人の記録なので何かの効果を証明することはできない。
それでも、
「自分の身体にとって、何が調子を整える要因なのか」
を知るヒントにはなるかもしれない。
まずは1ヶ月、自分の身体を記録してみる
まずは1ヶ月。
Apple Watch × Bevelのデータと、自分の主観的なコンディションを毎日記録してみようと思う。
そして、
「睡眠と疲労感は本当に関係しているのか」
「HRVと仕事のストレスには関係があるのか」
「運動した翌日は本当に調子がいいのか」
「身体をケアした日は何か変化があるのか」
といったことを少しずつ見ていく。
結果が面白ければ、このnoteでも定期的に公開していきたい。
Oura、WHOOP、Apple Watch。
ウェアラブルによって、自分の身体からデータを取ること自体はかなり簡単になってきた。
次に面白くなるのは、
「大量に取れるようになったデータを、自分の生活にどう生かすか」
なのかもしれない。
まずは自分の身体を使って、その可能性を試してみようと思う。
