4時限目ー昼休みの人魚簡易裁判
小野は缶コーヒーを口に運ぶ。
「人魚が裁かれる専用裁判所ですか?」
加藤はおにぎりを食べる。
「人魚の街にある裁判所かな〜?」
相澤は黒板を眺める。
「人魚の犯す罪って…なんだ?」
江崎はゴミ箱へ紙くずを投げ入れる。
「人間の落とした物を窃盗じゃね?スマホとか」
小野「所有権は海ですか?」
加藤「海の所有権なら…その領土の国?」
江崎「契約中だから、俺のでしょ?」
宇野は腕を組む。
「人間はどこに訴えるんだよ」
相澤「まずはライフセーバーに相談して、探してもらうんじゃないか?」
井田が立つ。
「先生〜議題が曖昧過ぎて読み解けません!」
先生「落書きだな。議題をお題みたいにするなよ、5時限目始まるぞ」
黒板に書かれた「人魚裁判所」は綺麗に消された。
お読みいただいて、ありがとうございました。本作はたらはかにさんの企画に参加しております。
