あれ?亀?
会社で隣の席の圭吾さんが足を組む。
その裾から見える靴下が気になった。
僕「その靴下…あれ?亀?」
「ああ…観覧車に亀が乗ってるんです」
僕「…変わったデザインとセンスだね」
「いただいたんです」
僕「聞いてもいい?誰に?」
「上司の奥様からです」
僕「上司の奥様と何があったの!?
親密な関係!?」
「ええ…上司の誕生日を祝う会でプレゼント担当になりまして、奥様と一緒に選びました。
後日、そのお礼にいただきました」
僕「ええっ!
それって奥様は圭吾さんに好意を
抱いた可能性が、無きにしもあらずじゃん!」
「その贈り物は上司を通していただきました」
僕「あ…上司も知ってるんだ」
「私は上司に好意を持たれてますか?
奥様に持たれてますか?」
僕「うん…夫婦円満に一役買っただけみたい」
「私への好意は?」
僕「ホワイトデーにもらう
マシュマロくらいかな…」
靴下の亀は楽しそうな笑顔で
僕等を見ていた。
お読みいただいて、ありがとうございました。本作ははらとけいさんの企画に参加しております。
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