季節の交差点ー風まかせ文芸部
鈍色に光る昼下がり、足元から
カサリという音に気付く。
落ちた枯れ葉が季節を物語る。
ほんの少し前まで暑い陽射しに、
肌が痛みを感じていたのに。
いつの間にか涼しい風が
頬を撫でていた。
去り行く季節と
訪れる季節が重なり、
交差していく。
僕達の気持ちも重なっていると思って
いたけれど、いつの間にかすれ違い、
距離は離れていたんだね。
季節の小さな交代に気付くこともなく…
もうすぐ、僕はこの地を離れる。
小さな変化に気づけるように、
四季の囁きに耳を澄ますよ。
いつかまた僕達の影が重なった日には
どうか君が笑顔でありますように
お読みいただいて、ありがとうございました。本作は風まかせ文芸部さんの企画に参加しております。
季節も夏から秋を迎え、
トンボが増え、枯れ葉の落ちる音が聞こえるようになりました。
日本の四季は私達の心の移ろいを鏡のように、映してくれると感じます。
いつかの切なさも、季節を巡る日々の中で
優しく輝くことを願います
