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夜に恋するひまわりー風まかせ文芸部


優しい夜に包まれて、
星の瞬きのようにあなたは囁く。

穏やかな時間に瞳を閉じる。

ずっと、このぬくもりの中にいたいけど…
やがて朝が来る。

ちょっと強引な朝は眩しく、
私の手を引くように、熱く見つめる。

そんな迷いを見透かすように、太陽は言う。

ー君がどうしようもなく惹かれるのは、
僕らが結ばれる運命だから。
迷わず僕についておいでー

あなたの言葉に、
自分ではどうしようもなくなってしまう。

今日も私は、あなたへ背を伸ばしてしまった。

優しい夜を裏切って、
ただあなたを追った。

夜が訪れて悲しむ私に、あなたは囁いた。

ー焦がれるような光じゃなくても、
僕は君を優しく包むよ。
だって、君が僕を見なくても、
僕は君を見ていたいからー

あなたの言葉が嬉しくて、
私はあなたの気持ちに答えたいと思った。

訪れる眩しい光。
今日もあなたが私を迎えにくる。

「ごめんね…」

朝が来ても、私は顔を上げなかった。

ただ夜の腕の中で、
私はそっと微笑んだ。


お読みいただき、ありがとうございます。本作は風まかせ文芸部さんの企画に参加しております


ひまわりは、太陽の光を燦々と浴びて輝いています。
でも、もしもそのひまわりが、夜に恋をしていたら――
そんな想いを描いてみました。

ひまわりにできること、それは俯くことだけ。
月に寄せる想いは、切ない片思いのようでした。

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