東京で世界グルメツアー③ イラン料理🇮🇷
東京で世界グルメツアーの第3弾🍴
今回はイラン料理を食べに行ってきました。
前回まではスーパー食通の素敵な友人2人とまわっておりましたが、今回から頼もしい仲間が1人増えて4人で行ってきました。



「レバノン産」のお酒が多くて「イラン産」がないなあと思ってたら、イランではお酒の製造・販売・飲酒が原則違法というのが背景にあるっぽい。

普通に美味しい。
メニューにあるレバノンのお酒「クサラック」とは何だろう?
と調べてみたら、レバノンのワイナリー「Château Ksara」が造るアラックというお酒の商品名だそう。
これは、ブドウ由来の蒸留酒を3回蒸留し、アニスを加えてつくられたもの。
ギリシャのお酒「ウゾ」と同じアニス系蒸留酒で、他にもトルコのラク、フランスのパスティスなど、アニス風味のお酒は地中海沿岸を中心に広く飲まれているらしい。
地中海沿岸で似たようなお酒が飲まれてるってのが興味深いな。

アニス系のお酒は水を加えると白く濁るのが特徴
頼んだ食事は速やかに続々とやってきました。

パセリたっぷり、玉ねぎ、トマト、ムギが入っている。
これ単体でも充分美味しいけど、これにヨーグルトソースとお肉を合わせてナンと一緒に食べると最高過ぎた✨️

他の料理と組み合わせて食べる。
濃厚でとっても美味しい!!

これも他の料理と組み合わせて食べるんだけど、今まで食べたことないのにめちゃうまい!
新しい仲間のお兄さんがあまりのうまさに「オレ今日ナス」「これはナス・オブ・ザ・イヤーだ」とおもむろに発言するほどのうまさ🍆

これがもうお肉とナンに合いすぎてヤバい🍖

ヨーグルトソースに合います。

牛肉とラムのミンチ、チキン、ラムの3種類。
ここまで頼んだごはんがものすごい勢いでやってきてあっという間にテーブルがいっぱいに。

お皿の上をキャンバスのように混ぜ合わせて自分好みの組合せを見つけるのも楽しい。

牛肉も入っている。追加で頼んだのにあっという間に来た。
「セロリシチュー」という名前だけ見てたら頼まなかったけど、これが頼んで大正解過ぎるほど美味しかった。
セロリの独特な匂いはほとんど感じなくて、くたくたの野菜と柔らかくほぐされた牛肉が素晴らしいハーモニーを醸し出してる。ミネストローネの味わいにも近い。

新メンバーは米の形にびっくり😂


セロリシチュー✕ヨーグルトは酸味のある同士であまり合わず。

美食友が「ラムラック(ラムチョップの塊肉バージョン)も切り分けた断面のとこがまた美味しいのよ」と教えてくれた。食べてみたい🤤

甘過ぎず、ほどよいクリーミー感でパクパク食べれてしまった。

サービスでいただきました❣️
普通に美味しい紅茶。砂糖は無し。
ココナッツアイスとチャイの組合せが最高❣️
どれもこれも美味しくてびっくりした。
「食べたことないのになんか美味しい」 という体験をばっちりできて大満足!!
最初、取り分けのお皿としてかなり大きいお皿が出てきたので
「さすがに1人一皿でこのでかい皿は大き過ぎないか?」
と思ってたけど、イラン料理を食べてみて大きさの意味が分かった。
今回食べたイラン料理は、混ぜ合わせて食べることでさらに魅力が増すものだった。
ナンにナスや豆のペースト、ヨーグルトソースと肉を組み合わせて食べたり、シチューとご飯とソースを組み合わせて食べたりと、組み合わせをつくるには確かに大皿は便利!
大皿のキャンバスの上で、それぞれの料理を組み合わせて、自分好みに最後の仕上げをする感じ。
食文化は、その国の昔からの風習や文化が凝縮されていて、昔から連綿と続いてきたなかでの最高傑作をこうして味わわせてもらってるんだなあとありがたく思う。
※タブーリ、フムス、ババガヌーシュなどは、イラン固有というより中東各地で広く食べられている料理だそう。
イラン料理レポはここまで。
今回はイラン料理を食べながら食にまつわる話で盛り上がったので、そちらも備忘的にまとめておきます。
南インド料理も混ぜて食べる
大皿の上で混ぜ合わせながら食べる美味しさに感動していたときに出た話。
南インド料理もライスとカレーなどを混ぜながら好きな組み合わせで食べるそう。
インドでは、伝統的にカーストの影響が強い地域では自分より低いカーストの人が作った料理は不浄とされており、誰が作ったのか分からないものは食べるのを避ける傾向にあるとのこと。
そういった文化的背景から目の前で混ぜて食べる料理が普及したという説もあるみたい。
白ナスと三浦野菜
ナスのペーストの美味しさに感激してるところで出た話。
ナスと塩胡椒だけで作った白ナスのスープがとっても美味しいらしい。水は入れずにナスの水分のみで作ったスープ!
ただ、残念ながら白ナスはスーパーではあまり見かけないので自分ではなかなか作れない。
私が時々援農しにいく三浦の農家さんが「白丸」という白ナスを作ってるのを見かけたよーと伝えると、三浦の大根はうますぎる、三浦の野菜はほんとすごい!と盛り上がり😂
ちなみに白ナスがスーパーに全然出ないのはなんで?と後日、農家友だちに聞いたら、白丸茄子は、白い果皮に擦れや傷が目立ちやすく、商品としてきれいな外観を保つのが難しいため売りづらいとのこと。
そんな白丸の苗を最近ゲットしたので大切に育てたいと思います🍆
お雑煮フィールドワーカー
今回ご一緒した食通のお友だちにお雑煮フィールドワーカーがいます。
なんと彼女は学生のときに、地方の友だちの実家にお正月期間にお邪魔して各地域のお雑煮をいただき、お雑煮フィールドワークをしていたことがあるほどのお雑煮好き😂
お雑煮にはだし、味付け、餅の形、具材などに強い地域差があるため、内容を聞くと、どの地域の系統かある程度分かるのだそう。
青菜の呼び方でも地域性が出るらしい。
地域性といえばすき焼きも東西で作り方違うよね、という話の流れで、昔「すき焼き占い」って流行ったよねえ、とみんなですき焼き占いをすることに。
すき焼きの具のどれに該当するかという占いで、私は「うどん」ですき焼きの重要度としては10%😂
すき焼き占いは意外と当たってるんだよーと言われ、うどんとしては微妙な気持ち🥹
食を楽しむ心は健康のバロメーター
ラムチョップの美味しさに
「肉汁のキラキラの中を泳ぎたい」
という発言が飛び出るほど美味しがってる人を横目に出たお話。
料理は五感を全部使って味わうもので、ジュワジュワというような音と湯気の演出も美味しさには重要なスパイスになる。
これを証明するかのように、旅館で働いた経験のある人によると、料理が最もおいしく見えるタイミングを考えて配膳する宿もあるそう。
事実、ステーキソースのジュワジュワ演出がないとちょっとテンション下がる🥩
そんな感じで美味しいごはんを食べながら食にまつわる話で盛り上がっていたら
「今日ここに来てからの40分の方が、朝起きてからここに来るまでの情報量より圧倒的に多い!食に対してここまで向き合って楽しんでることにもうびっくりよ!!」
と新メンバーのお兄さん大興奮。
これに対し食通の友が
「食はこの世で一番の万国共通の楽しみだよ!」
と力説し、さらに食の語りが止まらなくなる😋
おいしさは味覚だけでなく、経験、文化、記憶、見た目、香りなどの影響も受ける。
「神社にある手水鉢の水はとてもきれいな水だと無意識的に感じるけど、神社ではない場所にある知らない人の使ったひしゃくですくった水をそう思えるかというとそう思えないよね」
というように、口にするものへの認識は文化的な背景にかなり支配されてるよね、という話。
その次に、ご飯を美味しく食べられるとはどういうことかについても話題にあがった。
まず第一に、食事を楽しむためには心身のコンディションが整っていることが重要。
それを人とシェアできたらとっても幸せな気分になる。
逆に、ひどく嫌なことがあるとご飯が食べられなくなる。
食通の友は、美味しいもののために手間暇かける余裕がある時が、一番心身ともに健康なのだと自分の健康バロメーターにも使っているようだった。
コンビニ飯が続くと食欲や気力まで落ちるように感じるようで、自炊に戻すことが生活を立て直すきっかけになっているらしい。
身体の状況によっても食べたいものって変わるよねえと話してたときに、妊娠中のときにやたら食べたくなって食べてたものが、産まれてきた子どもの大好物だったという話になった。
上の子妊娠中のときは柑橘類を異常に食べまくっていて、下の子のときは肉を異常に食べまくってマックがとっても食べたくなってたんだけど、見事に子どもたちそれらが大好き。
他のお母さんからもよく聞く話らしく、赤ちゃんはまだ産まれてないのによく好きなものを母に食べさせることできるよね😂と感心しておりました。
運動と胃腸の関係
一緒にごはん食べた人のなかにはトライアスロンをしてる人が2人いて、トライアスロンを始めてから食の合う合わないがよくわかるようになったらしい👀
1人は、肉まん食べてから運動すると調子悪い、ずっと残ってる感じで、食べなくなったら調子よくなったらしい。
もう1人は、レース後、身体が食べたがるものが よくわかるとのこと。
頭で判断してゼリー飲料みたいなのを摂取すると回復が遅れてしまうらしい。
また、トライアスロン後の数日はめちゃくちゃお腹空くのが続くそうで、朝起きたらとってもお腹が空いていて、そのときに食べたいものを食べるのが幸せだそう。
そんな経験してみたい!
さつまいもと干し芋の奥深き世界
トライアスロンつながりでお芋の話へ。
トライアスロンしてる2人のうち1人は、トライアスロンの時に焼き芋を持っていくそうで、いろんな芋買って焼きだめして毎日カバンに入れてたほどの焼き芋好きだそう😂びっくり😂😂
焼き芋は焼いてしばらく置くと水分や糖がなじみ、食感や甘みの感じ方が変わるらしい。
レンジで加熱した後、保温効果ある陶器に放置しておくと出来立てより美味しくなってるよね!と盛り上がり🍠
サツマイモは「収穫後の適切な貯蔵」と「低温でじっくり加熱する間にデンプンが糖(麦芽糖など)に変わる」という二つの工程で甘さが引き出される。
私たちはこれを「焼き芋の二段階右折」と呼ぶことにした🍠
その後はさつまいもの歴史の話へ。
昔、薩摩藩がサツマイモの持ち出しを禁じたという話があり、石川県の五郎島金時などには「種芋をちょんまげ(髷)に隠して持ち帰った」という地域伝承があるそう😂そこまでして持ち帰りたいさつまいもへの愛🍠
また、享保の大飢饉(1732年)で西日本の稲作が深刻な被害を受けたとき、サツマイモが普及していた地域では被害や餓死者を抑える役割を果たしたそうで、それを知った江戸の人(徳川吉宗の命を受けた青木昆陽ら)が試作・普及に関わって全国に広がっていったそう。
その後、時代ごとの目的に応じた品種改良が行われ、2000年代以降(安納いもや2007年の「べにはるか」などを背景に)ねっとり系の焼き芋が全国に広がったらしい。
さつまいもの話からこんなところまで広げられる食通友すごすぎよ😂
さらに、さつまいもつながりで、茨城県ひたちなか市にある「ほしいも神社」の話へ。
ここには黄金色の鳥居があるそう(「ほしいもの」が手に入るようにとの語呂も込められた比較的新しい神社らしい)。
ちなみに、干し芋で有名な茨城県は農業産出額が全国上位(2024年は全国3位)の大産地で、干し芋、メロン、れんこんなど多様な農産物を生産する一大農産地。
平坦な土地、首都圏への近さ、比較的温暖な気候、多様な土壌などが優位性になってこの地位を確立しているそう。
静岡のクラウンメロンは一株一果に栄養を集中させる高付加価値型で知られるが、茨城では多様な品種と一株に二個栽培するような栽培方法で、幅広い価格帯のメロンを大量に生産しているのもマーケティング感覚あるよねーと茨城農家を大絶賛。
「茨城は他地域で生まれた品種も大規模に生産する力が強く、他産地にとっても手ごわい存在らしい」という話も食通友から聞いた。茨城農家はつよつよだ。
あと、干し芋は意外と身近で手に入る。
有楽町駅近くにある茨城のアンテナショップ「IBARAKI sense」に茨城県民のソウルフードである干し芋がたくさん売ってるらしく、食通友は旬の時期にはいつも干し芋を一キロ買うそう。
茨城のトライアスロン大会に参加するとやたら干し芋くれるのはそういうことか!とトライアスロンメンバーもご納得😂
食通友がこの店を訪問した時には、甘味や食感で干し芋を分類したマップ(ポジショニングマップ:あまみ⇔あっさり、ねっとり⇔ほくほく)が掲示されていたそう。
なんと、食通友はそのポジショニングマップを手に入れるまでは自分でマッピングしていたほどの干し芋好き😂😂😂
秋か冬くらいに、有楽町の交通会館の前あたりでテント張って干し芋まつりがあるらしく、みんなで行きたいね、てか、茨城ツアーやりたいねという話に落ち着きました。
今回はイラン料理の美味しさだけでなく、そこから食にまつわる色んな話に発展していったのがとっても楽しかった❣️
仲間が増えると話題がさらに広がって話が止まらない❣️
次はウズベキスタン料理の予定!
次回も楽しみ😋
