Claude APIをターミナルから叩く公式CLI「ant」完全ガイド——インストールから自律エージェント構築まで全手順
Claude APIを使うとき、毎回curlで長いJSONを手書きしていないだろうか。あるいはAPI確認のためだけにPythonスクリプトを書いていないだろうか。Anthropicが公式CLI「ant」を公開した。これを入れると、Claude APIの全リソースがシェルのサブコマンドになる。
本記事は「antが発表された」というニュースではない。公式ドキュメントとGitHubリポジトリを実際に検証し、インストールから自律エージェント構築までの全手順を再現可能な形でまとめたガイドだ。
antとは何か
antは、Claude Developer Platform(旧Anthropic API)の公式コマンドラインツールだ。すべてのAPIリソースがサブコマンドとして公開されている。
curlでAPIを叩くのと比べた優位性は明確だ。
手書きJSONが不要 — リクエストボディを型付きフラグやYAMLパイプで組み立てられる
ファイルを直接埋め込める — @パスの参照でファイル内容を文字列フィールドに流し込める
JSONツール不要で結果を抽出 — --transformクエリでレスポンスから必要なフィールドだけ取り出せる(jq不要)
ページネーション自動 — リスト系エンドポイントは自動でページを送る
Claude Codeが標準で使える — Claude Codeはantの使い方を最初から理解している
実在確認(CCIの検証)
CCIは「使える」と判定する前に必ず実在を確認する。今回の確認結果:
GitHubリポジトリ → github.com/anthropics/anthropic-cli(Anthropic公式organization)
公式ドキュメント → platform.claude.com/docs/en/api/sdks/cli
配布経路 → Homebrew / curl(Linux)/ Go の3経路。npm・pipにはない(ここを誤解して「存在しない」と判断する人が出る可能性がある)
リリース日 → 2026年4月8日(Managed Agents APIと同時公開)
最新バージョン → v1.7.0(2026年5月6日リリース。GitHubリリースページで随時確認すること)
ソース → @claudedevs公式アカウントの発表(いいね4,364)
判定: ✅ verified(公式ツール・実在確認済み)
なお本記事のコマンドはすべて公式ドキュメントから正確に転記している。
インストール(無料で試せる最初の一歩)
3つの経路がある。自分の環境に合うものを選ぶ。
macOS(Homebrew):
brew install anthropics/tap/ant
Linux / WSL(curl):
VERSION=1.7.0 # GitHubリリースページで最新版を確認すること(2026年5月時点でv1.7.0)
OS=$(uname -s | tr '[:upper:]' '[:lower:]')
ARCH=$(uname -m | sed -e 's/x86_64/amd64/' -e 's/aarch64/arm64/')
curl -fsSL "https://github.com/anthropics/anthropic-cli/releases/download/v${VERSION}/ant_${VERSION}_${OS}_${ARCH}.tar.gz" \
| sudo tar -xz -C /usr/local/bin ant
Go(ソースから・全OS共通):
go install github.com/anthropics/anthropic-cli/cmd/ant@latest
インストール確認:
ant --version
ここまでは無料で誰でも試せる。ant --versionが動けば導入成功だ。
有料パートでは、認証の3方式・最初のAPIリクエスト・出力の整形・リクエストボディの渡し方・自律エージェント(Managed Agents)をYAMLで版管理しながら構築する全手順・Claude Codeからの活用・スクリプティングパターンまでを、実コマンド付きで解説する。
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