ポンコツ監督
家を建てた。
普通なら
「新築おめでとうございます」の世界。
しかし私の人生は
そんな平和な世界ではない。
事件は、家が完成してから起きた。
監督が言った。
「旦那酒癖悪いでなー」 あんたには言われたくない
「旦那の同僚の嫁さん気が強い」 誰それ知らない
「旦那の会社見積もり高い」 施主にゆうな
「サウジアラビアばっかりですよね。」 ブッチン キレた音
私の中の侍が静かに刀を抜いた。
この人にまともな家は建てられない。
私は旦那の会社に行った。
社長に会った。
穏やかな人だった。
監督の話を聞いて、怒っていたと思う。
でも、表には出さなかった。
必死に抑えていた。
それが、大人というものだった。
支配人が男ならこんな感じ?
私は今、お客様。だったらこの後どうなるのか。
100倍返し。いやいやその後のお付き合いもあるだろう。
マンション買った時、平屋を建てた時
この10年であきらかに銀行員の態度が違った。
銀行とは、数字。ここで人の価値が変わる。
それは社長とその周りの人たちの
果てしない努力があってからこそと尊敬しかない。
しいて言えば、あの時だして頂いたコーヒー美味しい
カップ可愛い。 「これ頂いてもよろしいですか?」
言えなかった。
会社とはだされたコーヒーやお茶、器にセンスがあらわれる。
その姿を見て、私は思った。
会社のプライドとは、こういうものなんだ。
人の悪口ではなく、仕事で見せるもの。
そして私は動いた。
一級建築士、三人召喚。弁護士、司法書士、行政書士手配。
床下、屋根裏、断熱、換気
全部調査。
まるで、下町ロケット会議。
そして出てきた。
断熱材ザツすぎ、換気ムラ、気圧問題、換気口多すぎ問題。
換気システムが設計とあってない?はぁ?!!(◎_◎;)
いやダクトつけなきゃダメな商品だ!
床下にフン? 新築でこれはない!建築士により意見もさまざま。
「ご意見を文章にまとめてください」
行政書士登場。この方がまた凄かった。
まず、契約書にしっかり目を通す。
ここまでする行政書士はじめて見た。
この場所はまさに 今プロフェッショナルの世界。
結果
大規模修繕。
新築なのに。
でも
私は自分の怒りを知っていた。
家の事なんてどうでもいい。
監督の言葉。
守りたかったのは家じゃない技術者のプライド。
人を大事にしない人は
家も大事にできない。
そして後日聞いた。
その監督、やらかした。まさかの事。
パニック。被害額、、、
司会業も台本より人を見て言葉を作る。
家づくりも図面より先に、見るものがある。
それは人。
ただ一つだけポンコツに伝えたい。
職人をなめるな!
