ALPHAZによる推し活カフェのクラウドファンディングについて考える
<2026年4月25日 追記>
ここ数日、当記事を見つけてくださる方がいるようです。
SNS上に、当記事の一部をスクリーンショットで切り取って投稿している方を数名見かけましたが、そういった行為はお控えください。
当記事は、全文を読んでいただく想定で、私の考えをなるべく誤解を生まないよう伝えるべく熟考・執筆いたしました。切り取りにより、私の意思と異なる伝わり方をして欲しくありません。
当記事のURLを共有いただく形であれば問題ございません。
何卒よろしくお願いします。
ALPHAZ(アルファズ)とは、XGという7人組HIPHOP/R&Bグループのファンネーム及びファンダム名です。
本記事の内容は、ALPHAZの中で2026年2月に話題になった件についての私見であり、本記事のタイトルにピンときた方向けになります。
部外者が掘り起こすことではないですが、数日この件について思考が止まらず、現在進行中なので一度言語化を試みます。
本件に対して批判的な目線(非難はしません)で書きますが、否定的や中立的に見ている方だけでなく、肯定的な意見を持つ方にも読んでもらえたらなと思っています。
XGと自分について
前提として、自分のことを少し。
2024年4月にVALORANTというゲームのeスポーツ大会で「UNDEFEATED」がテーマソングになったことがきっかけでXGを知る
過去動画を漁りまくり、活動を追い、ドハマりする
2000sの洋楽をよく聴いていたのでXGの音楽は馴染みやすかった
特定のアーティストの熱心なファンにはなりにくい。XGも例に漏れず、ALPHAZとは自称できないライトなファン
東京ドーム公演参加、マクドナルドCMや1stワールドツアーの展示会参加
アイドルのファンになった経験はなく、その文化は勉強中
ライトなファンといえど、今一番すきなアーティストは?と聞かれたらXGと答えます。曲もダンスも映像等の世界観も好きです。
ただ、知れば知るほどALPHAZの文化やXGALXのスタンスに合わないと感じる部分があり、今は少し距離を取っている状況です。
今回のクラウドファンディングの件は、まさに距離を取りたくなる要因の一つだと感じました。個人の行動に対してではなく、ファンダムに対してです。
概要・経緯
自分が調べた範囲で経緯を下記します。
なるべく事実ベースで書きますが、鵜呑みにはせず、気になる部分はご自身で調べてください。晒し行為になるのは本意ではないので、スクショやリンクは貼りません。
あるALPHAZの方(以下Aさん)が、2月6日-8日のXGのライブ会場付近および会場内にてソンムルを配布する。全員配布用ソンムルは「GALA」のMVにでてくる宇宙人のイラストが印刷されたお面。裏面には、Aさんが開業予定の推し活カフェに関するクラウドファンディングサイトのQRコードが記載されていた。
AさんがALPHAZとして活動しているXアカウント(フォロワー数7,000人弱)にて「ALPHAZのみんなへ」という形で、推し活カフェの案内とクラウドファンディングの支援を呼びかける。Aさんのプロジェクト協力者やブロガー、動画クリエイター等のALPHAZが引用する形で呼びかけ、拡散される。
クラウドファンディングサイトでは、推し活×宇宙をテーマにしたコミュニケーション型カフェ実現の支援を募集している。AさんがALPHAZでありXGやALPHAZに救われた旨、曲名になった「IYKYK」というスラング、「LEFT RIGHT」のMVにでてきた窓席と似たブースの画像、センイル広告を流す旨などを記載。リターン品は「07×宇宙×狼」というモチーフを組み合わせたグッズとなっている。
2月9日時点でプロジェクト支援総額は100万円に到達する。
XGを利用した集金・商売ではないか、と指摘の声が集まる。Aさんへ疑問を投げかけた方へのリプライにて「XGは無関係」だと弁明。
AさんのXアカウントにおけるプロジェクト支援の呼びかけポストが削除される。2月12日時点でクラウドファンディングサイト内でXGに関連する文言は削除される。リターン品は変更なし。
2月15日にAさんのXアカウントにて、プロジェクトに関するお知らせがポストされる。発信方法に関する反省と、支援者へプロジェクトの補足説明がなされる。
2月19日時点、プロジェクト支援者200人、支援総額166万円に到達。
なにが問題なのか考える
法律的な問題は専門家ではない為、わかりません。
ただ、著作権やパブリシティ権といった権利の侵害は親告罪なので、権利者が訴訟しない限り罪に問われないはず。本件において法的問題になることはほぼないと推測します(XGの熱心なファンであり、ファンダムで大きなコミュニティを築いている人物を訴訟するのは、ファン離れ誘発のリスクを孕む為)。
ライブ会場内外での宣伝行為については、警告等あるかもしれません。
法的に問題にならなければOKなのか?
私はそうは思いません。
例えば転売行為は合法なことが多いですが、モラルやマナーの観点で受け入れがたいですよね。
私は、以下の3点が特に受け入れがたいと感じました。
※ここからは主観が強くなります。
(1)XGのファングッズだという名目で、裏面にカフェのクラウドファンディング支援募集を記載し、会場内外で配布した
Aさんは「GALA」のMVにでてくるXGオリジナルデザインの宇宙人を模したお面を作り、他の自作グッズと併せてソンムルとして配布しました。
非公式であってもXGに関するグッズが欲しくて受け取った方が多いと思いますが、お面=カフェのクラウドファンディング支援募集のチラシを受け取ったことにもなります。
「ライブ目的で集まった人々をターゲットに、ライブ主催者やその会場を管理する権利者に無断で宣伝行為を行った」と表現すると、問題があると思いませんか。
しかもXGに関するグッズという付加価値をつけて、人を呼び寄せての配布です。
ソンムル兼チラシの製作費をカフェ事業の広告宣伝費として計上しているのではないかとすら邪推してしまいます。
少し話が脱線しますが、ソンムルについて。
XGALXがソンムル文化に寛容な姿勢なのは知っています。
自分で描いたイラストで作ったグッズや手芸品、お菓子のようなソンムル交換は素敵だと思いますが、公式グッズと誤認するようなもの(XGメンバーの公式写真や公式ロゴを印刷したグッズ)を不特定多数に配布するのは個人的には反対です。
公式グッズと競合する可能性があるからです。
実際、ライブ記念に公式グッズを並んで買わなくても、公式グッズみたいなソンムルを無料で貰えるからいいか~って人もいるのではないでしょうか。
また、まるで自作かのようにデータ利用するのは、公式の写真やロゴができるまでに携わったクリエイターに敬意がないなと私は感じます。
私がK-POPアイドル文化に疎く、価値観が合わないだけかもしれませんが…。
受け取る方も今一度考えてほしいです。
XGALXがガイドラインを明示してくれたらいいのに、とも正直思います。
(2)XGを連想させるグッズを金銭支援のリターン品とした
Aさんの会社は、推し活カフェの金銭支援に対して「07×宇宙×狼」の組み合わせでデザインしたグッズをリターン品とされています。
「07」や「狼」というモチーフは既存IPと重なる要素ではない、と説明されています。
確かに単体ではそうだと思いますが、「07×宇宙×狼」という組み合わせはXGがコンセプトとして大事に育んできたもので、ファンならXGを連想するはずです。法的に権利を持っているかは置いておいて、それをファンであるAさんが「無関係」と明言したことにやるせない気持ちになりました。
XGを愛しているのは重々承知の上、悪気なくXGのコンセプトを軽視していると感じました。
(3)クラウドファンディングに200人以上が支援している
(1)(2)の状況を踏まえて、支援金を払った人が200人以上います。
ALPHAZ内で影響力のあるブロガーや動画クリエイター等も応援する形で紹介しました。
Aさんやそのお仲間の人望があってこそ、カフェを盛り上げたい気持ちももちろんでしょうが、リターン品の「07×宇宙×狼」モチーフグッズを購入したとも言えます。
特定のファンダムに限定しないカフェだそうですが、一連の状況から、ALPHAZの集まる場所という認識で支援した方も多そうです。実際、支援者のメッセージで「ALPHAZです」と書いている方は多数見受けられました。
ファンダムでAさんのような行動をする人が現れること自体はわからなくもないのですが、ALPHAZというファンダムには自浄作用がないのかなと残念に思います(これは本件に限らず、今までの積み重ねでも思っていたことです)。
Aさんを攻撃したり、炎上させる必要はありません。
一人一人が自分で考え、仲の良い方はリスクを指摘し、そうでない方は支援しない選択をするだけで事態は大きくならなかったと思います。
それとも、じっくり考えた上で素直にプロジェクトを応援しているんでしょうか。
顔の見えるALPHAZの応援の裏で、XGの世界観を創るクリエイターへの敬意が抜けていませんか。
自分ならどう対処するかを考える
そもそもこういったプロジェクトを企画しないのですが、仮に進行してしまい、数多く指摘を受けた後でどう対処するかを考えてみます。
Aさんの現在の対応状況では私が納得していない為、「どう対処していたら納得できたか」を考える、とも言い換えられます。
(1)XGに関連付けて宣伝したことが不適切だったと認める
2月15日のAさんからのお知らせでは、「発信方法の至らなさ」により「本来意図していない形で伝わった」とし、プロジェクト自体は「特定のファンダム限定ではない」と言及がありました。
指摘を受けた後は入念に「XGとは無関係」のスタンスをとっています。
プロジェクトの説明でXGに関する文言を削除したとしても、SNS上でのALPHAZへの呼びかけを削除したとしても、「GALA」の宇宙人のお面の裏にクラウドファンディングの案内を載せて配布したというのは逃れようもない事実で、物的証拠が残っています。
故意にXGやファンダムを利用したとは誰も思ってないと思うので、浅慮による不適切な発信だったことを認め、謝罪するのが得策ではと考えます。
(2)リターン品のデザインを変更する。できなければクラウドファンディングを中止する
リターン品のデザインも「XGとは無関係」というのは苦しいと思います。
デザインを変更するか、規約上できなければ全件返金対応すべきと思います。
店舗の開業自体は資金調達済とのことですし、プロジェクトは支援1件以上で実行確約のものなので、後戻りできないという訳ではない…と想像します。
上記(1)(2)を纏めると、「特定のアーティストと結びつけたプロジェクト内容及び広報活動であった非を認め、まだ結びついている部分は取り除く」ですかね。
このまま突き進むよりも信用を取り戻して再出発した方が、長期的に見てより良い場所になるのではと考えます。
今後このままリターン品が支援者に届き、ALPHAZが盛り上がる場所になってSNSで見かけることになるかもしれませんが、その度に私はモヤモヤを感じるでしょう。
XGのファンでいることが嫌になるかもしれません。
黙視しているALPHAZにも、そういう方は少なからずいると思います。
最後に
長々と書いてしまいました。
まだまだ伝えきれない点もありますが、ここまで読んでくださった方がいらっしゃるなら、感謝申し上げます。
ライトなファンのくせに/当事者でもないくせに何様なの?暇なの?と言われたら、返す言葉もありません。
偏った考えで、偉そうな物言いだったかもしれません…
大きな舞台を目指すXGにとって、ALPHAZの力は必要だと思います。
盲目的にXGやALPHAZ仲間を擁護して、意見が合わないファンやファンになりそうな人をはじき出すファンダムではなくなって欲しいと願います。
また、XGの世界を創るクリエイター達にもう少し目を向けて尊重して欲しいです。
XGの今後の活動を応援しています!
