「やりたい!」その気持ちを少し待つ理由 ~双極性とセルフコントロール~
今回は双極性障害を持つ私が、とても大事だと感じている「やりたいことをセーブする力」について書いてみました。
似たようなことを書いたことは過去にもありますが
繰り返し意識していくことが大切だと思いますので
良かったら読んでみてくださいね。
双極性障害(昔は躁うつ病と呼ばれていました)は、気分が高揚する「躁状態」と、落ち込む「うつ状態」を行き来する病気です。
特に問題になるのが、躁状態のとき。
頭がすごくクリアになって、アイデアがポンポン浮かび、「私は何でもできる!」という感覚になります。
これは一見プラスに思えますが、医学的には「異常な高揚状態」で、判断力が鈍っていることが多いんです。
たとえば、車のアクセルをべた踏みしている状態だと想像してください。
スピードが出て気持ちいいけれど、ブレーキがきかなくなって事故を起こす危険がありますよね。
躁状態はまさにそれ。
私も経験がありますが、夜通し作業したり、大きな買い物を衝動的にしてしまったり、人間関係でも無理をして疲弊してしまうことがありました。
その後、気分が落ち込むと「あのとき、なんであんなことを…」と深く後悔してしまう。
だからこそ大切なのが、「やりたい!」と思ったときにいったん立ち止まる習慣です。
私は自分にこんな問いかけをします。
• これは本当に今すぐ必要?
• 明日も同じ気持ちでいられる?
• 信頼できる人に話してみた?
これをするだけで、暴走を防げることが増えました。
もうひとつのたとえを挙げるなら、双極性の私たちは「火」を持っているようなもの。
火は、料理をしたり暖をとったり、とても役に立ちます。
でも勢いが強すぎると家を燃やしてしまう危険もあります。
だからこそ、火加減(=セルフコントロール)がとても大事なんですよね。
専門的にも、双極性障害では「衝動コントロール」が課題だとされます。
薬物療法とともに、自分で気分の波に気づき、無理をしすぎない工夫をする「心理教育」もとても効果的です。
そしてもう一つ、私がよくぶつかるのが「やりたいのに、できないとき」の焦りです。
うつ状態や、体力が落ちているとき、気持ちは前向きなのに全然体がついてこない…。そういうとき、「私はダメだ」と責めたくなることもあります。
でも、これも双極性の特徴のひとつ。
エネルギーの波があるのは自然なことで、「今は休む時期なんだ」と割り切ることがとても大事です。
焦る気持ちはすごくよくわかるし、私も何度も悔しい思いをしてきました。
でも今は、「今できないことは、また元気なときに少しずつやればいい」と自分に声をかけるようにしています。
焦りは「本当はやりたい」という情熱の裏返し。
だから、その情熱を失わずに、自分のペースで進めばいいんですよね。
双極性とうまく付き合っていくために、今日もひとつ、「ちょっと待って」を。
そして、できないときは「焦らなくて大丈夫」を心がけていきましょうね。
最後まで読んで頂きありがとうございました😊
