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ぺん紹介 IX ロットリング バリアント

こんにちは。沙苗です。今日は先日立ち寄った文具店にて購入したロットリング、バリアントの紹介です。最近は現行品しか買ってこなかったので廃番のペンをちゃんと購入したのはかなり久しぶりです。

出会い

先程書いた通り都内の文具店にて購入しました。ロットリングやステッドラーの製図用万年筆は以前から気になってはいたのですが買う機会が無く今になっていました。実店舗にあったら購入するけどネットで買う程でもない、、、みたいなのって結構あるんですよね。

独々しい。

こちらはバリアントの製図用セットの空箱です。無料でいただく事ができました。

旧ロゴが印象的なパッケージ。

バリアント本体です。外箱はこれ以外にも種類があるようで全て紙製のものもあったようです。

シンプルな軸。

本体につける軸です。この他に双頭タイプの軸が知られています。上の空箱に印刷されているのは双頭タイプですね。

バリアントについて

唯一無二のシルエット。

1958年発売、1985年廃番のインク補充式製図用万年筆です。ロットリング社ではティンテンクリ(1928-1983)や旧ラピッドグラフ(1954-1960)の後継として発売され、その後にはバリオスクリプト(1961-1985)、フォリオグラフ(?-1985)、マイクロノーム(1968-1985)、イソグラフ(1978-)、新ラピッドグラフ(1983-)が発売されており、イソグラフ、ラピッドグラフは現行品です。イソはインク補充タイプ、ラピッドはカートリッジタイプで、それからも分かる通りイソグラフがバリアントの後継であり、一時はイソグラフがバリアントIIの名で売られていた事もありました。
旧ラピッドグラフはティンテンクリを製図用に改めたものでしたが、バリアントはさらに合理化が図られており、ニブをコンパスに付けて使用したりなど、あえてニブのみだったり軸のみで販売する事によって幅広い用途で使えるようになっています。
何回かマイナーチェンジがされていますがそれに関しては最後に記載した参考サイトを参照していただくと分かると思います。ちなみに私のものは本体は初期に近いもので軸は後期に近いものと思われます。
今となっては高級MP、BP、マルチペンの代表格の1つのようになったロットリングですが、かつての製図製図した独の雰囲気をまとうロットリングの息吹が感じられる一本です。

外見

クリップが無いため本体と軸を合わせた姿はもはや筆記具かどうかも分からないような見た目で独特な雰囲気があります。なんだかクリップを外したグラフペンシルみたいな感じです。とは言え、キャップに施された赤い輪っかからは一目でロットリング製のペンであると言う事が分かります。

分解した様子はこの様になっています。キャップ、ニブ、インクタンク、軸で分かれ、インクタンクに専用のインクを補充する仕組みです。 ニブ先は一般的な製図用万年筆と同様の形状となっています。ちなみに今回購入したものは1.0mmです。結構太めですよね。

キャップには彫り込みで1.0の表記があります。この様にこの他の表記も彫り込みのものが多く、丁寧な仕上げとなっています。

キャップに記された「VARIANT」の文字。この素っ気ないフォントがまた良いのです。

側面の表記は必要最低限の情報が書かれています。側面を正面にする場合本体が入っている面を下にする必要があります。

ご丁寧にヘブライ語のような言語でも書いてある。
間違えていたらごめんなさい。

付属した説明書です。左に描かれている分解図のようなイラストはあくまで使用時に必要なもので付属しているものではありません。なので軸は双頭のものとなっています。ちなみにバリアントの製造後期のものは軸も同封で販売されていたようですが。また、左上に書かれている製品名群にはマイクロノーム、バリアント、バリオスクリプトの名前があります。

この時代特有の独特な丁寧語が刺さる。

裏面を見てまず目につくのが赤字で書かれた「御自分での修理はぜひお止めていただきたいのです!」の文字。こう言われてしまってはこちらも自分で修理はよしておこうと思ってしまう書き方ですよね。

赤虫みたいな模様(?)がある

もう1枚付属していた紙。説明書の指示に従って下さい、といった趣旨が書かれている。

岩波文庫のパラフィン紙並みに日焼けをしたカバー。

全ての付属品。プラスチックのカバー、外箱、コーンキー、説明書2枚が入っていました。コーンキーというのはニブを外す際に使うパーツです。

書き味

いつもなら書き味についても書きますが今回購入したバリアントは普段使いはしない予定なので省略させていただきます。今後追加で同じものを手に入れる事ができた場合追記する可能性はあります。

おわりに

やっぱりロットリングはかっこいいですね。このバリアントのようにいかにも製図用な佇まいのロットリング製品は現在では数少なくなってきていると思いますので、この機会にこのような製品に出会えて幸いでした。また、最近は現行品に興味が向いていたため廃番文具には目を向けられていなかったのですが、久しぶりに廃番文具を手に入れてやっぱり廃番文具もいいなぁって感じました。また文具店巡りをしてみても良いなぁと思ってみたりして。でもいつになるかは分かりません。ちゃんと巡ったのはもう1年くらい前でその位からもう現行品にしか目が行っていなかったですね。ちなみに私は廃番文具の沼にはまって同時に文具の沼にはまったたちなので廃番文具には思い入れが結構あります。とはいえ皆さんが持っている様ないわゆるレアなものなんかは持っていませんが、好きな気持ちは負けてはいなかったとは思います。笑
もう季節は春ですね。冬はもう終わったのかな、、、?暖かい日差しが降り注ぐ午後の時間を外で過ごしていると春の"匂い"というものが感じられる時があります。何とも形容し難いのですがとても心地が良いのですよね。最近は春や秋がもはや無いと言われてしまうような日本の気候ですが、少しでもこのように春といった心地の良い季節を感じられると少し心も晴れ晴れするのではないでしょうか。では。また会いましょう。さようなら。

参考記事

以下の記事を参考にさせていただきました。

https://www.rotring.jp/heritage.html

25.3.25.Tue.
沙苗