Photo by
tomekantyou1
月が欠けていくスピードのように
あなたと会ったあの日の事を今も
忘れないで心の一番綺麗な場所に
飾って見上げて手を触れる事すら
あなたの輝きが消えてしまう様で
震えて怯えて鍵をかけてしまった
その笑顔がいつまで胸を焦がすの
その指がどれだけ苦しめ続けるか
痛みがなくなればそれはこの恋の
確かな終わりだと気がついていた
あなたという存在に慣れしまって
特別な宝物でなくなることが怖い
だからあなたから逃げ出したまま
もうどのくらいたつのかも忘れた
思い出せない声が夢で呼びかける
見覚えのない瞳が私を追い詰める
夜中に目覚めてカーテンを開くと
下弦の月がうすく笑って見下ろす
好きだったのはいつまでだろうか
永遠にあなたを愛すると誓った日
その言葉も記憶の海で虚しく散る
愛や恋が消えていくにはどれだけ
時間が必要だったのかわからない
けれどそれはある日突然気づくの
月が欠けていくスピードのように
