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🎶 「分からなくても大丈夫」だった、はじめてのクラシック 🐾

1月24日の午後、サナとキキにはお留守番をお願いして、私はNHKホールへ向かいました。

生まれて初めてのクラシック・コンサートです。
クラシックは普段から聴いてはいるものの、知識はほぼ素人。正直、少し場違いなのでは……という不安もありました。

拍手の強さや熱の入り方が、その時々で違うことに、最初は気づけませんでした。
曲が終わるたび、同じ調子で手を叩いていた自分の横で、客席の空気だけが静かに変わっていく。

そして逆に、みんなが拍手をやめるときの、あの見事な切れの良さ。
まるで最後の音符まで、全員が一緒に聴き終えたかのようでした。

いつまでも拍っていたい気持ちを抑え、そっと手を止めました。

でも、そんな戸惑いよりも「この空間にいられる」嬉しさのほうが勝っていました。

最初のドビュッシー、牧神の午後への前奏曲。
音がふわりと立ち上がり、会場の空気そのものが変わっていく感覚に、思わず背もたれに身を預けます。

続くデュティユーのチェロ協奏曲では、上野通明さんの奏でるチェロの音が語りかけるように胸に届き、知らないはずの感情が静かに揺さぶられました。

そして、休憩を挟んでリムスキー=コルサコフ『サルタン皇帝の物語』。
色彩豊かで、まるで物語を音で読んでいるよう。
難しいことは分からなくても、場面が自然と浮かび、思わず心がほぐれていきます。

そして最後の火の鳥。心が震え、手に汗をかき、全身に鳥肌が立つほどの衝撃でした。

音楽を「聴いた」というより、身体ごと受け取った——そんな体験は初めてです。
一生忘れない時間になると思います。

演奏している人たちだけでなく、客席も含めて一つになったような一体感
その輪の端に、ほんの少し加われたことが嬉しい。

コンサートは終わりましたが、余韻はまだ続いています。
家ではサナとキキが、いつも通りの顔で待っているはず。

次はブラームス。今度は少し予習をして、またこの音の時間に会いに行きたいと思います。

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